“ 無視が賞賛に ”

 2011-04-02
『デカワンコ』ほど前評判と、はじまってからの作品の評価が変わった作品はかつてあったのでしょうか。

かなりのドラマ通の方でも驚いているようでしたから、かなりレアなことだったのだろうと思います。


その大きな要因はコミックが原作ということでもあり、刑事なのにフリフリの服を着て、嗅覚で犯人を捜すというところでもありますね。

本格的な刑事ドラマが多い中で、そんなナンセンスなということで、バカにされた方がたくさんいただろうと思います。


ところが、そのあり得ない発想を逆手にとって、手段はプロファイルだって心理捜査だって嗅覚だって変わりないじゃないと開き直ったところから物語を紡いでいったことによって、見事に鉱脈を当てましたね。

これは普通の感覚での発想では、なかなか出来ないことでしょうね。


遠慮しないで徹底して遊ぶけれど、人間関係、仲間意識などはしっかり描くという発想が、観る者のハートに響くサムシングを創りだすことにつながったのだと思います。


そしてそんな発想を導き出し、期待以上のパフォーマンスで応えた多部ちゃんがいたからこそ、ほとんど非の打ち所のない快作が生まれたのだと思います。

これだけの作品はそなかなか生まれるものではないですね。


マネをしようたって、しようがないですしね。


だから、1年後ぐらいにはいろんな意味で進化したタベワンコを観てみたいものだと思います。



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“ 一粒で3回おいしい!! ”

 2011-03-31
『デカワンコ』が画期的だったのは、ほとんどマイナス・ポイントがなく、気持ちよく楽しめたという点です。

その要因として、いろんな面白さがたっぷり詰まっているということがあります。


少なくとも、一粒で3回はおいしかったということです(笑


特においしいのは、第1にはワンコのカッコウとその雰囲気とは真逆の一生懸命さですね。

カッコウは、ダメな人には受け入れ難かったかも知れませんが、いろんな感想を読む限り、結構好評だったと思います。

私でも、多部ちゃんがあのゴスロリのカッコウって、って懸念をしてたのですが、前髪をパッツンして、もうロリィタになりきったのがカワイくてカワイくて、ベースがいいっていうのは強いなって思いました(笑


で、ヤル気満々で一生懸命だけど、時々空回りするところと見た目とのギャップに大笑いをし、ワンコに感情移入してしまうのでしょうね。

そんなワンコが13係のみんなに徐々に受け入れられていくことにカタルシスを感じるのだと思います。


二つ目は、小ネタやギャグや決まり文句ですね。

ワンコの「ヤッパリ!!」、「・・・のニオイがします」が特に印象に残りますが、コマの「デーク」絡みの「ウッセーこのヤロー!」、ボスの「なんじゃこりゃー!」などなどのセリフ。

そして、ヤナの頭突き、デュークの英語なまり、シゲとコマにいじられるヤナなどなど、他にもあったと思いますが、13係のやり取りはとにかく観てるものを引き込みました。


三つ目が、サウンドです。

サントラのところでも書きましたが、各シーンにピッタリのサウンドが流れ、ドラマの高揚感をこれ以上ないというほど見事にかき立てていました。

そして、ケッサクなのが、サウンドがズッコケルところです。

そのサウンドのズッコケ方と演技のシンクロが実にうまくハマっていて、快感でしたね。


以上のような特徴的なアプローチがデカワンコのストロング・ポイントになっていて、それをベースとして、刑事ドラマや人間ドラマが組み立ててありますので、ハマる人にはサイコーですが、そうじゃない人には拒絶反応も、という個性が際立っている作品でした。


だから、多部ちゃんのように個性的なキャラを持っているからこそイキイキと乗りまくったわけで、まさに彼女にしか出来ないピッタリの役だったということが言えると思います。


そして、そんな多部ちゃんを愛する私たちにとっても、おいしいおいしい作品でした(笑




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“ 『デカワンコ』 LAST FILE 視聴率 ”

 2011-03-28
最終回の視聴率は、なんと 15.8%でした。

伴さんが理想としては、って言っていた15%の大台についにラストで乗せました。


13%でスタートしたのが、最後に15%台をたたくっていうのは、ワンコのギャグではぐらかしながらも、秘めた熱い想いが観てる人の心に伝わっていったということだと思います。

何も考えなくてもいいから楽しいとか、おちゃらけ、面白さが強調されてますが、ワンコの成長、13係との信頼、ミハイルとの絆、犯人への配慮などに散りばめられた人情物語は、大げさに言えば、“寅さん”なんかにも通低する熱いものも感じました。

柴又も出てきましたしね(笑


それが少しでも伝わった人は離れなかったから、低い時でも12%を切ることがなかったのですね。

とっつきやすい甘いコーティングで食べやすくしておいて、中身は本格的な味わいもあるという確信犯の制作サイドに喝采です(笑


『隣人』や『サクラ』のような連続モノのドロドロしたドラマが、最終回で視聴率を大きくアップするのはわかりますが、ワンコのような基本1話完結のコメディ・テイストの作品が最終回で大きくジャンプ・アップするのは異例だと思います。

まさにそれこそが、『デカワンコ』の実力ですね。


ファンの私でも、あそこまでの多部ちゃんの思いっきりの顔芸は予想していなかったですから、ましてや他の作品で見た人やはじめて見る人にとっては、まさに「えぇ~~」って驚く演技だったと思います。

あそこまでの表情をさらけ出すことが、彼女の裏表のなさや人間味を感じさせて、多くの人の心をつかんだのは必然だったのでしょうね。


彼女はいつもと変わらず、ベストの演技をしようと思っているだけだと思いますが、そういうことを自己規制してしまっている若手女優が多いなかで、視聴者にショックを与え、驚嘆し、それがシンパシーに変わっていったのだと思います。

生まれたての赤ちゃんのようにカワイイ顔してね(笑


そんな多部ちゃんとキャストの方々とスタッフの方々との緻密で熱い三重奏の結果としての、15.8%にカンパイです!!



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“ 『デカワンコ』はゲテモノか ”

 2011-03-27
ドラマ『デカワンコ』については、犬のように嗅覚の利く女刑事、しかもフリフリのカッコウなんて、ありえねぇ~、って思っていた人が多いと思います。


でも最終回が終わって1日経って、あらためて『デカワンコ』のスゴサをかみしめています。

何がスゴイかって、奇想天外な話なのに原作、脚本、演出すべて、チョー真面目に細部にこだわって創っていることですが、特にさえていたのは、『太陽にほえろ!』など過去の優れた刑事ドラマへのオマージュを徹底して貫いたことだと思います。


特に音響面の効果はバツグンでした。

小西さんの起用はクリーンヒットですね。


ドラマの底辺に流れる基調を、オマージュによって安定させておいて、そこにワンコというトリッキーなキャラを乗せたのが、相乗効果的に面白みを増したのではないかと思います。


例えれば、ワンコはワンディッシュにもんじゃと盛りそばとチャーハンを乗せたようなもの。

それぞれは美味しいけど、見た目はう~ん、混ぜて食べるのは、ちょっと・・・w

でも、ベースの味付けがデリシャスなので、どうやって食べても美味しい。


そこへ、ピリッと存在感のあるトッピングや新鮮なサラダや濃厚なスープやシャレたデザートがイケてるから大衆食だけど、とってもイカした料理になっているのでした。

ですからゲテモノどころか、スーパー・デリシャス・フードになったのだと思います。


そして、そんなイカしたメインディッシュになったのは、言うまでもなく多部ちゃんの力です。

といっても、一品だけ目立つのではなく、他の食材との絶妙な絡み、間を取ったからこそですね。


だから、多部ちゃんが絡むと、すべてのキャラが引き立っていました。

リードされてるように見せて、実質リードしていたのは多部ちゃんですね。

そういう絶妙の芝居のかけ引きを、若干22歳の多部ちゃんが余裕をもってやったというところが、『デカワンコ』をイキイキとした物語に導いたのだと思います。


他のキャストの方は、数人を除いて百戦錬磨のベテランが多く、どのようにでも芝居が出来ますが、それも主役のポテンシャル、振り切り方次第ですから、多部ちゃんであることによって、どんどん全員が乗っていったのだろうと思います。


多部ちゃんには、将来、仲間さんの『ごくせん』や「トリック』のようなクオリティの高いコメディの代表作をやって欲しいなって以前から願っていましたが、こんなに早くそれに相応しい作品を創るとは、本当に恐るべし、です。


これは、ラッキーとかではなく、まさに彼女が呼び込んだ実力です。やっぱり!!



では、恒例のファッション・チェックです。


今回は、部屋着もしっかり見せてくれて、どれもチョーかわいくて、多部ちゃんPVとしても存分に楽しめました。


《 フェイバリット・ファッション 》

1.バルーン調のレースの重ね白黒のワンピース、リボンのついた黒いカチューシャ

2.赤紫のバラ柄のジャンスカに黒いライダーズ、リボンのついた赤い帽子

3.白地にメリーゴーラウンド柄のジャンスカに白いポンチョ、キャンディがついた黒い帽子



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