オーランドー初日:多部ちゃんに萌え萌え

 2017-09-27
Deep Purplinです。『オーランドー』初日、行ってきました。

オーランドーとして唯一人1役のみを演じる多部ちゃんが、ときに愛らしく、ときに凛々しく、ときに可愛く、ときに神々しく、ときに美しくとフル回転で、とにかく萌え萌えでした。

オーランドーが男性から女性に変わるシーンは、映画や過去の舞台でそれなりの表現・演出があったらしいですが、シーツ1枚を身体に巻いて多部ちゃんとしては十分な露出で魅せてくれました。

小日向さんと小芝さんも、固定した役でいる時間はそう長くなく、池田さん、戸次さん、野間口さんとともに「コーラス」にも回り、とにかく多部ちゃんが世界の中心にいる舞台です。

直前のフォトコールで公開されているビジュアルからもわかるように、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しい舞台です。エリザベス1世とのキスシーンでは、しっかりキスマークをつけられます。

第1部(女性になるまで)55分、休憩20分、第2部60分という構成ですが、多部ちゃん度が高いので、多部ちゃんが出ていない場面も多いもっと長時間の舞台以上に多部ちゃんを堪能できる贅沢な作品です。

つくりとしては、ト書きを「コーラス」だけでなく、登場人物自身も述べるなど、全体として速いテンポで説明的に目まぐるしく進んでいきます。その展開の速い一つ一つのエピソードも宙ぶらりんな感じで終わるときもあり、また世紀を跳び越えた時間経過の場面で、オーランドー以外の人物もそのままの関係を保ち続けているかのように思えるところもあったりして、頭の中で整理しようとすると追いつかないので、細部のつながりは気にしないで、観劇中はとにかく目の前の舞台で起きていることに集中したほうが楽しめると思います。

客席から見て舞台の左手(下手)にピアノがあるため、舞台の縁まで寄って時間をかけた演技は上手側のほうが多かったように思います。

前から5列目の上手側の席だったので、間近で多部ちゃんを堪能できました。座席の高さも舞台上にあぐらをかいて座って見ているぐらいの感じだったので、とても臨場感がありました。

次回は、yamarineさん、ハリソン君さんとも久しぶりにお会いしての観劇で楽しみです。

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燦然と輝く歌姫多部ちゃん―『あやしい彼女』試写会

 2016-03-14
Deep Purplinです。3月11日の試写会に行ってきました。

笑いあり涙あり、そして何よりも「天性の歌声」の多部ちゃんのマジでハンパない歌が満載の爽快なエンタテイメント作品でした。

基本的に韓国版を踏襲しているので、韓国版を観たことがあれば話の展開は特に驚くことやハラハラすることもないですが、20歳の多部ちゃんが73歳の地を丸出しで喋るギャップが、この映画の可笑しみの重要な要素なので、十二分に楽しめます。普通の設定の作品では、こういう話し方はしないわけですから、とても新鮮でした。

何を話すのかがわかっている落語を繰り返し聴いても笑えるのは言い回しや声の調子によるところが大きいわけで、多部ちゃんのコメディ演技もそうしたセンスが飛び抜けていますから、何度観ても楽しめる作品になっていると思います。

ただ多部ちゃんの演技は全編、中身が73歳なので、ケレン味の演技ばかりと感じる方もいらっしゃるかもしれませんし、まんま踏襲したリメイクという作品性に引っかかる方もいらっしゃるかもしれません。

多部ちゃん教信者の私としては、教祖様がどの作品でも「楽しんでいただけたら」と言うのですから、楽しめる部分で目いっぱい楽しむというのがスタンスです。そうであるからこそ多部ちゃんの出番が多いほど必然的に満足度は高いわけで、基本的に多部ちゃん中心のこの映画は大大大満足でした。

懸念されていた歌の方は、まさに「天性の歌声」でした。私は多部ちゃんの役者としての声に完璧にノックアウトされていますから、もともと多部ちゃんの歌声も心地良く聴いていましたが、これまでの作品では、自信をもって歌い切っていないところがあり、曲に歌わされているように感じていました。

今回は、役のうえで「歌は聴く人の気持ちを震わせなければならないんだ」といった具合の台詞があるぐらいですから、本人の「さまよいながら歌っていましたけど...本編では堂々と歌っております」の言葉どおり、曲を完全に自分のものにして心震わせる歌を聴く者に届けています。

特に自分にとっては、歌がうまいとわかっている人ではなく、あの多部ちゃんがこれだけしっかりと歌えているということで余計に感動を呼んだように思います。

劇中で映画のテーマ曲も歌うのですが、「あれっ、この歌、多部ちゃんじゃなかったはずだけど...気づかずにいた?」と焦ってしまうほどの出来でした。

試写会の会場だった一ツ橋ホールはあまりスクリーンが大きくなく、前の席の人の頭も邪魔だったので、大きなスクリーンで観るのが今から楽しみです。






以下、ネタバレ的要素がありますので、ご注意ください。






中ほどの歌謡ショーの生放送のシーンの『悲しくてやりきれない』は本当に圧巻で、歌に合わせてセピア色で流れる回想シーンと多部ちゃんの心をつかむ歌がシンクロし、歌が進むにつれ、多部ちゃんの目に浮かんだ涙が、頬を伝わりだし、ついにはとめどなく涙を流し続けながら哀感たっぷりに歌いあげるという演出で、こちらもハンカチを取り出し涙ボロボロでした。ここで作品が終わってもおかしくないぐらいにもっていかれました。(隣のおじさんもボロボロ泣いてました。)

これだけの山場をつくってしまって、あとの流れも韓国版でだいたいわかっているので、尻すぼみに感じてしまうんじゃないかとちょっと危惧したのですが、後半もしっかり楽しめました。

このあたりは韓国版より登場人物を少なくしてシンプルにしたこと、特に韓国版では息子だったのを小林さんの娘に変えたことが効いていると思いました。

特に韓国版よりも多部ちゃんの歌うシーンの盛り上がりとサプライズで、エンドロールを終えたときのカタルシスと爽快感は完全に多部版に軍配が上がります。

それと多部ちゃんが出てくるまでは、よくありそうな展開の上に、ワクワクするような明るい話でないとはいえテンポが悪く、凡庸以下な感じを漂わせるのですが、恐らくこれは意図的なもので、多部ちゃんにスイッチしてからはテンポアップし、いっぺんに雰囲気が明るくなって世界が変わったかのようになり、そこからはジェットコースターです。

最初の方で多部ちゃんが役とは関係のないナレーション(韓国版の冒頭のナレーションにあたるもの)をするのですが、これが驚くほど硬くて棒読み調で、あれれれれっと思ったのですが、あとから考えてみると、そういう意図的な演出でもない限り、あんな読み方はしないだろうと思いました。

こうなったらもう多部ちゃんの歌の入ったサントラを是非出してほしいですね。

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見応えあり!『深夜食堂』

 2015-02-02
Deep Purplinです。
(ちょっと書き足しをしました。)

日付が変わってしまいましたが、今日のいちばん遅い時間に観てきました。
遅い時間だったのでガラガラでしたが、何とパンフレット売り切れですた。
しかも入荷時期未定とのこと。2日間でそれなりにお客さんは入っているのでしょうね。

テレビ版は30分(実質25分程度)なので、話のケリのつき方が軽すぎるように感じられて、
ドラマとしてはそれほどハマってはいなかったのですが、
映画版は120分ぐらいの長さがあるので、しっかりしたつくりになっていて見応えがありました。

多部ちゃんは素晴らしい演技の連続です。忍さんもコメントされているように
あの作品のオマージュ?みたいなシーンも満載で楽しめます。

原作のコミックは今週号を見たぐらいなのですが、あっさりしたつくりで、
原作ベースのテレビ版がそういうつくりなのも仕方ないのですが、
映画版はオリジナルのエピソードで、特に多部ちゃんが出る第2話は
みちるちゃんの心理描写のために彼女の日常だけを追うシーンがたっぷりあり、
スペシャルなゲストとしてフィーチャーされていて、
テレビ版とはまったく違うフォーマットに感じられました。
多部ちゃんという役者を起用した強みを生かし切っていると思います。
(第1話はテレビ版に似た感じで、第3話はテレビ版とフォーマットは似ているけれども
かなり重い話を時間をかけて描いてます。)

感覚的には、3つのエピソードの長さは30分、50分、40分ぐらいの配分で
多部ちゃんのエピソードがメインになっています。
3話均等割りだと物足りなく感じるだろうなということを
いちばん懸念していたのですが、杞憂に終わってくれました。

一度目は何も知らずに観たほうが新鮮だと思いますので
中身については特に書きません。とにかく素晴らしい演技の多部ちゃんの
あんなシーンやこんなシーンまで観られますw

想像をはたらかせてニオイも感じるようにするといいかなw

多部ちゃんに会いに何回か足を運びたくなる作品でした。

追伸:
60代のおかんさん、どうもありがとうございました。
お礼が遅れてすみません。

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『キレイ』千秋楽速報

 2014-12-31
Deep Purplinです。
千秋楽、熱狂のうちに無事終わりました。

大阪公演もありますが、私にとってはこれでこの歌、この台詞は最後という気持ちで聴いていると、
オープニングやラストではジワーッと熱いものがこみ上げてきました。

ラストの「私を犠牲にして行きなさい!」は、先日座った席(H列)で床から身体に振動が伝わって
文字通り打ち震えたのですが、今日の席(M列)では足先から頭のてっぺんに電撃のように
揺れのパルスが突き抜けていき、ゾクゾクする瞬間を味わいました。

カーテンコールで声がひっくり返るハプニングは(残念ながら?)ありませんでしたが、
3回目と4回目は次のように、多部ちゃんらしい肩すかしというか、実に可愛らしく楽しいものでした。

 〽三度も呼ばれて うふふー ふーう ふーんー

 〽うーふふふ ふーふふふー ふふふー ふーう ふーんー

最後のカーテンコール後、奥に引っ込んでから多部ちゃんが一人だけ残って、
奥ゆかしくぺこりぺこりとお辞儀をしていた姿が、とても清々しく愛くるしかったです。

以上、取り急ぎ速報ということで。
全体の感想は、明日、年賀状と残っている仕事を片付けてから書こうと思います。

追記:
tdoiさんから落陽さんをご紹介いただきました。例の暗がりのキスのシーンで、
挨拶をしたばかりの見覚えのある後姿の方が、多部ちゃんのハグのあるジャスト
その席に座っていて、何という幸運!と、長きにわたって応援を続けている方を
神様は見ていたのだなと思ったのですが...

小池君がいつもキスする前方の列が女性ばかりだったのか、多部ちゃんは
通路の反対側あたりの方にハグをし、件の方に小池君がキスをしてしまい
目が点になってしまいましたが、やっぱりそうだったのですね。心中お察しします。

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演劇って素晴らしい!―『わたしを離さないで』再び

 2014-05-03
Deep Purplinです。

昨日、今日(日付が変わったので正確には一昨日、昨日ですが)と『わたしを離さないで』をyamarineさんと観てきました。

この2回とも休憩時間が5分ずつ短縮され、所要時間は3時間45分でした。今後もこれでいくのではないでしょうか。

今日は本当にブラボー、演劇って素晴らしいと実感しました。3回目なのでストレートではないお話もいろいろとつながってきたこともありますが、活字の小説を読んだだけでは得られない生身の人間の演技の迫力によってもたらされる感動に打ち震えました。自分が感情移入できる役者の舞台を観ることの醍醐味を味わいました。

開幕から数日がたち緊張が解けたのか、今日は多部ちゃんにもセリフのミスがあり(第一幕で三浦君の「何を見てるの」に「地図」と言うべきところをそれまで会話をしていた相手である「鈴に」と答えてしまう珍プレーでしたが、三浦君も「ふーん、鈴」と受けてくれ、多部ちゃんも間をおいてから地図を指して「宝岬」と続けて難なきを得ましたが、引きずってしまったのか第二幕でもセリフのフライング)、私も慣れてきたのか第一幕、第二幕でちょっとウトウトしかけるシーンもあったのですが、最後に大逆転でした。

以下、ネタバレではありませんが、どこに泣かせるシーンがあるとかいったことも書いてありますので、知りたくない方はパスしてください。



今日はラスト前の泣かせるクライマックスシーン、そのあとに時間を巻き戻しての一瞬の幸せな時間のラストシーン、そしてカーテンコールとずっと涙ポロポロでした。

ラスト前のクライマックスシーンでは多部ちゃんが立ち尽くして涙するのですが、初日の左サイドの席からは背中しか見えず、そのことがわかりませんでした。左サイドの席はこの点が難で、脳内補完が必要です。

昨日はそれを真横から目にし、今日はそれをより正面かみら見ているうちに、我々大人がつくっている社会は、若者にどんな生きがいを与え、それに報いるものを用意しているのか、人を代わりのきく駒として扱ってはいないか、そんな思いがドドーッと押し寄せてきて、幸せな一瞬の思い出のラストシーンも、とても儚いものに感じられて、昨日までと違い、そこからまた涙がこみ上げてきたのでした。

うーん、演劇って素晴らしい! あと2回どんな感覚を味わえるのか楽しみです。

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