ファイナルレビュー “ つばさ ”

 2009-09-29
「つばさ」がはじまってから毎週、毎月書いてきたレビューも最後になりました。

見事に賛否両論に別れた「つばさ」でしたが、公式サイトの掲示板には、今も熱烈な支持者からの書き込みと続編の要望が絶えることなく続いています。

公式サイトは総集編の日まで残りそうですから、そこまで延々3か月間書き込みが続きそうな勢いです。

もちろん批判的な書き込みもありますが、いずれにせよあの低視聴率、ブログ等での批判の嵐の中、公式掲示板を開設されたのは、制作側の「つばさ」という作品に対する信念と愛情と視聴者の意見を真摯に聞きたいという真面目な姿勢のゆえだと思い、まずそのことに敬意を表したいと思います。

可もなく不可もなく、とりたてて反響がない朝ドラよりは、よほど出演者にとっても視聴者にとっても歯ごたえがあったと思いますし、多部ちゃんが主演するにはふさわしいドラマだったと思います。


「つばさ」のような長丁場は、多部ちゃんの以前からのファンにとっては、マイナーでレアな彼女がいいみたいなところがあって、毎日多部ちゃんを観て、良きにつけ悪しきにつけ一喜一憂するということに疲れるというか・・・、私でも過剰摂取で消化不良気味になったこともありました。

でも、こんなことは二度とない贅沢なことで、本当にありがたいことでした。


映画や民放の連ドラとは違って、やはりNHKの朝ドラと大河というのは、そのステータス、注目度、露出度などにおいて別格ですから、最初はふつうではない期待と不安を持って観始めたというのが正直なところです。

多部ちゃんも当初は別にいままでと変わりないでしょって言っていたのが、撮影がはじまってからはいろんな面での大変さを味わうことになったようですね。


結果としては、朝ドラ史上最低視聴率であったことが発表されましたが、これは私は勲章だと思っています。まあ、勝負には勝ったけど、試合には負けたということですかね・・・、でも後藤プロデューサーの完遂しましたという毅然としたコメントは良かったです。

結果を恐れずあれだけのトライアルをしたのですから、上を向いて歩いていきましょう(笑

そして、その中心で闘った多部ちゃんについて言えば、ドラマの評価が分かれるのと反比例して、その評価を高め、期待した以上に彼女の持ってるものを出し、さらに新たな引き出しを体得し、演技に対する一層の意欲を持ったと思われるのが大収穫でした。


作品は、最初から賛否両論になることは予想していましたが、それは主に話しの流れ、見せ方の部分に関することで、作品の根底に流れる主張・想いに関しては、最後まで観た方には十分に共感できたのではないでしょうか。

私は最初から最後まで、楽しく面白く観ましたが、欲を言えばストーリーはそのままでいいので、見せ方の部分で、もうちょっとハチャメチャにして欲しかったかなってとこですね。

でも、それは作品の言わんとする本質とは別の部分ですから、結果としては95点をあげたいと思います。

特に、主な登場人物の丁寧な描き方、映像へのこだわり、リピート演出の効果、さまざまな伏線の張り巡らし方とその回収は見事でした。


否定的な意見の中で、リアリティでものをおっしゃる方は、前提となる加乃子の子供を置いての家出のことを批判されてる方が多いですが、これはこの物語の土台となる部分ですから、変えようがないですね。

現実にそういう方や、そういう想いを持っている方も世の中いるわけですからお話しの設定としてなんら問題ないと思います。

そういう見方をされる方が「つばさ」が楽しめないのはしょうがないですね。

NHKだからそういう設定は許さんというのは、筋違いの間違った言い分だと思います。


あと加乃子中心の話しで、つばさが目立たない、ヒロインがどっちなんだかわからない、という批判も結構ありましたが、それは従来のヒロインが中心となって目立ち、活躍する朝ドラをイメージしているからですね。

「つばさ」の根底に流れる家族の絆、人と人とのつながりの大切さ、生きていく上で誰もが経験する苦悩、争うのではなくて助け合うことの必要性などを描くために、主要人物それぞれを丁寧に描いていく必要があるわけで、特に物語の起点となる加乃子はしっかり描くことが重要で、それがあってはじめて周りの人物が活きてくるわけですから、なんら問題ないと思います。

つばさはそのシチュエーションの中で、ある意味狂言回しとして、家とぽてととそれらに関わる人々と、程よいポジショニングで存在して、人と人をつなげる役割をはたしてきたわけで、朝ドラのヒロインのひとつのあり方を示しましたね。


その分、多部ちゃんの演技も単純ではなくて、悩むことが多かったでしょうが・・・、そんな難しい役を彼女に与えてくれた後藤プロほかスタッフの方に感謝したいと思います。

いずれにしても、そんなエポックメイキングな朝ドラのヒロインに彼女が抜擢されたことはお芝居の神様の配剤ではないでしょうか。

作品によって要求されるヒロイン像は違っていて構わないと思いますので、そういう意味で多部ちゃんの苦労がこれからの朝ドラにも活かされていくものと思います。


「つばさ」は、単にお話しが面白いという視点を超えた、トンでいて、ひねりがあって、一筋縄ではいかない朝ドラへのトライアルで、NHKもやるなあという評価を業界筋に知らしめたのではないかと思います。

その主役を務めたのが、多部ちゃんだということが、大変に誇らしいとともに満足もしました。

まあちょっと残念なのは、多部ちゃんのいいところもイッパイあったのに、多部ちゃんを応援している方のサポートが少なかったことですね。


多部ちゃんは、他の若手の女優とは違う存在感をいままで持っていたのが、朝ドラに出て、他の先輩と同じような存在になってしまうのか、あるいはどこまでも異質で特異な女優として輝いていくのか、心配をしていましたが、杞憂でしたね。

彼女は彼女、ますます孤高の存在であることを天下に知らしめたのは、どんなにヨイショされようが、どんなに褒められようが、それは人が言うこと、過ぎたことで、自分はやるべき仕事にベストを尽くすだけ、すぐに次のステージに向けて、まっさらなキャンパスにいままでと違う新しい画を描くことに集中するんだという姿勢が常にあるからでしょう。

ミュージシャンで言えば、ビッグヒットを放つとそれによく似た作品を続けて出す人がいますが、そういうのは才能の限界とアーティストの姿勢が知れます・・・、大衆受けはするかもしれませんが、そういう並みなイメージとは違う本物のアーティストの姿勢が多部ちゃんに感じられて頼もしいです。


いろんな意味で、演じる者にとって困難を要した「つばさ」における葛藤と達成感が、彼女の持ってる資質と特性を確信にいたらせたという意味において、「つばさ」は彼女の女優人生において分岐点となる重要な作品になったと思います。

もうこれだけの作品を演じきったのですから、過去は振り返らないで、新しい多部未華子をどんどん見せていってほしいと思います。


そして、今の時代、NHKでなければなしえなかったチャレンジングなドラマをありがとうございました。後藤さん、戸田山さん、今井さん、西谷さん、住友さん、佐内さん、アンジェラさん、スタッフおよび協力いただいたみなさん・・・、本当にありがとうございました。




< オールタイム ベスト >


☆ つばさ大賞   

    第26週  第155話



☆ 多部ちゃんの演技 ベスト 20


特1.第155話  つばさとラジオの男とのお互いが見えなくなってしまうせつない別れの場面

1.第154話   振袖姿のつばさに白無垢の加乃子が「お世話になりました」と礼を言い、その後抱き合う場面

2.第100話   せんじゅ君を背負ったまま真瀬に泣きたい時は泣けと言われ泣き崩れる場面

3.第30話   試験放送のDJで翔太に語りかける場面

4.第95話   福田川で風に吹き飛ばされ川に落ち、おぼれる場面

5.第3話    加乃子との台所でのバトルの場面

6.第43話   こえどに取材に行き、ロールキャベツを一口で食べてしまいその後、お酒を飲みひっくり返ってしまう場面

7.第54話   千波の童話の続きをDJブースから放送する場面

8.第46話   竹雄とこえどで飲み、おちょこを少しずつ空けながらも醒めている場面

9.第28話   雨の中の翔太が去っていくシーンの「まって翔太」の場面

10.第149話  ぽてとの屋上で真瀬と翔太の会話を聞き、「私も迷ってるの」とひとり語る場面

11.第69話  竹雄が別れの歌ばかりを選んでいるのをたしなめ、その後加乃子に「人生それぞれ」と歌う場面

12.第143話  ぽてとの屋上でラジオの男と話しをしていてそこに真瀬が来て慌てる場面

13.第147話  真瀬がテレビで城之内の悪口を言うのを止めようと心配する場面

14.第152話  台所で知秋に「どうして直接お母さんに話しをしないのか」と言われる場面

15.第78話  泰典の家の前からぽてとの中継をし、佑子との仲を取り持つ場面

16.第125話  土手で竹雄にみんなの手紙を読む場面

17.第142話  ぽてとで真瀬に「やさしくしないで下さい」って言う場面

18.第138話  浪岡のための試験放送で旅立ちをうながす場面

19.第118話  台所で加乃子にまだ間に合うから竹雄に話してと頼む場面

20.第123話  ラジオの男と話す言葉もなく寄り添う場面




☆ 多部ちゃんのスタイリング ベスト 20


1.第5話   お祭りに行く着物姿

2.第154話  赤い振袖姿

3.第3話   刺繍の入った白いチュニック

4.第11話  引越しの準備をしている時のかわいいエプロン姿と後ろに束ねた髪

5.第14話  周波数探しに行く時のエスニック調ニットパーカと赤いダウンベストにジーンズ

6.第154話  白無垢姿 

7.第79話  婦系図の芝居のかつらを被った和服姿

8.第2話   お菓子職人の作業着

9.第87話  東京への最終日のベージュのブラウスと白いショートパンツ

10.第35話  芝生の上で斎藤と話しをするシーンのピンクと赤の横縞のタートルとデニムスカート

11.第55話  あまたま君をかぶったカッコウ

12.第8話  あかちゃんのようなおでこ顔の衛生キャップと白衣姿

13.第76話  加乃子の回想シーンでのセーラー服姿

14.第37話  短大卒業式の矢がすりにはかま

15.第99話  グレーの半袖パーカにチェックのスカート

16.第115話  白地に小花柄のTシャツとブルーのカーディガン

17.第118話  ボーダーTシャツにピンクの半袖カーディガン

18.第128話  グレーのかぶりパーカにチェックのスカートと斜め掛けバッグ

19.第132話  グレーのパーカと赤いダウンベストにブラウンのハーフパンツ

20.第141話  ボンボンがついたエスニック風ニットパーカにベージュのショートパンツ



☆ フェイバリットシーン ベスト 40


特1.第155話  つばさとラジオの男とのお互いが見えなくなってしまうせつない別れのシーン

1.第156話   翔太とサッカーをして、トロッコで森の中を走っていくシーン

2.第154話   振袖姿のつばさに白無垢の加乃子が「お世話になりました」と礼を言い、その後抱き合うシーン

3.第138話   川越キネマの屋上で浪岡と「あなたが好き」を一緒に歌うシーン

4.第34話   川越キネマの屋上で浪岡の歌に合わせて踊るシーン

5.第5話    お祭りで翔太と会う公園の手前の激しく回る風車とつばさのシーン

6.第18話   廃線路上での周波数探しと、見つかった後走っていくシーン

7.第102話   土手で翔太に別れを告げ、歩いていくと知秋が迎えにくるシーン

8.第38話   こえどで酔っぱらって頬を染め髪を振り乱して話しをするシーン

9.第99話   つばさの部屋にみんなが入れ替わり立ち替わり来てなぐさめようとするシーン

10.第53話   千波の童話の続きが思いつかず気分転換にパジャマ姿でストレッチや逆立ちをするシーン

11.第155話  加乃子と竹雄がトロッコで家を飛び出し、廃線路を通って終電が出た後の西武新宿駅まで行ってしまうシーン

12.第155話  結婚式の後全員でサンバを踊りながら、蔵造り通りまで繰り出して、ブーケがつばさの元にいくシーン

13.第97話  真瀬の告白を聞いたぽてとのメンバーの叫びのポーズのシーン

14.第24話  川越キネマの前でつばさが翔太に告白し、どちらからともなく口づけするシーン

15.第100話  部屋に帰って鏡を掃除しながらいけないと思いつつ涙ぐんでしまうシーン

16.第31話  玉木家でレポートする場面のカメラ目線の語りとそれを手持ちカメラで追っていくシーン

17.第83話  婦系図の本番の真瀬との芝居のシーン

18.第14話  田んぼの真ん中で周波数を探しているシーン

19.第16話  夜のサッカーグラウンドでの翔太とのドリブルと寝転んで話すシーン

20.第114話  キネマの舞台でサンバダンスを踊るシーン

21.第88話  ラジオの男との気乗りのしない漫才のシーン

22.第56話  つばさが万里、伸子、二郎と話しをする時の電波少年のようなバルーン映像

23.第35話  回想シーンでの斎藤とつばさが芝生に寝転んで話しをしているかと思ったら歩き出すシーン

24.第134話  膝上まで見せてベッドに腰掛けて話しをしているシーン

25.第121話  膝を立てて竹雄の枕に顔を寄せ知秋と話しをしているシーン

26.第127話  居間で目覚めてパジャマ姿で布団を片付けるシーン

27.第137話  パジャマ姿の薄化粧で加乃子と布団の上で浪岡の話しをするシーン

28.第75話  バリケードに「賛否両論か」がかかった前での万里と知秋とつばさのシーン

29.第110話  「ショーティー」、「つば吉」と呼び合うシーン

30.第1話   土手での知秋との会話と逃げる弟を追いかけていくシーン

31.第141話  DJブースで再放送のために伸子や二郎や浪岡の過去の放送を聴きながら涙ぐむシーン

32.第77話  佑子が怒って掃除機を振り回し全員が逃げ回るシーン

33.第69話  玉木家の夕食時みんなが交互に愛の歌を歌いながら話しをするシーン

34.第48話  つばさが母を待つ子供の頃の回想シーン

35.第122話  加乃子と土手に座って話しをしているところを遠景から迫ってくるシーン

36.第118話  つばさの部屋でラジオの男と「ふうふ」の話しをするシーン

37.第147話  城之内がつくね鍋をつっつくのを手伝うシーン

38.第149話  ぽてとでDJをしているラジオの男と話しをするシーン

39.第144話  玉木家の居間で、自分の出した結論について話しをするシーン

40.第○話   ラジオの男と梅吉が遭遇するシーン



☆ エピソード ベスト 10


特1.第26週   二度目の春

1.第25週    最後のラブレター

2.第16週    嵐の中で

3.第18週    二十歳の夏の終わりに

4.第7週     もうひとつの家族

5.第9週     魔法の木の下で

6.第14週    女三代 娘の初恋

7.第5週     運命の人

8.第17週    さよなら おかん

9.第20週    かなしい秘密

10.第3週    家族の周波数



☆ プレイヤーズ・アウォード 


< ベストアクトレス >

◎ ナイスゴールでショー      つばさ


< グッドアクター&アクトレス >

◎ ナイスアシストでショー     ラジオの男・知秋

◎ ナイスシュートでショー     真瀬・浪岡

◎ ナイスセーブでショー      竹雄

◎ ナイスアタックでショー     加之子・優花

◎ ナイスディフェンスでショー   千代・梅吉・泰典・佑子・宏夫

◎ ナイスクロスでショー      斎藤・麻子

◎ ナイスドリブルでショー     翔太・二郎・伸子

◎ ナイスオウンゴールでショー  城之内

◎ ナイスランでショー        万里・俊輔
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マンスリーレビュー マイフェイバリット “つばさ” 6

 2009-09-27
< 第23週 ~ 最終週 >

甘玉堂はどうなるのか、ラジオぽてとはどうなるのか、つばさの恋の結末はいかに・・・、ラストスパートは先が読めない展開の中で、見事にこの4週間突っ走りました。

前半からのさまざまな伏線を回収しつつ、城之内のヒール的な存在を牽引役として、終盤までワクワクドキドキ感を持たせて走りきったのはさすがでした。

最終週のまとめ方も、「つばさ」流を貫いて本当に良かったです。


賛否両論にわかれたドラマでしたが、どこまでも信念を持って、最後までストイックなスタンスを曲げることなく根底に流れる主張、言わんとすることを貫き通しましたね。


最初から目論んで一週間ごとに積み重ねたエピソードの仕込みの成果は、終盤で見事に実ったと思います。



< 今月のベスト 10 >


☆ 多部ちゃんの演技 ベスト 10

1.第155話  ラジオの男とのせつないせつない別れの場面

2.第154話  振袖姿のつばさに白無垢の加乃子が「お世話になりました」と礼を言い、その後抱き合う場面

3.第149話  ぽてとの屋上で真瀬と翔太の会話を聞き、「私も迷ってるの」とひとり語る場面

4.第143話  ぽてとの屋上でラジオの男と話しをしていて、そこに真瀬が来て慌てる場面

5.第142話  ぽてとで真瀬に、「やさしくしないで下さい」って言う場面

6.第147話  真瀬がテレビで城之内の悪口を言うのを止めさせようと心配する場面

7.第139話  ぽてとで城之内にくってかかる場面

8.第152話  台所で知秋に「どうして直接お母さんに話しをしないのか」と言われる場面

9.第138話  浪岡のための試験放送で旅立ちをうながす場面

10.第133話  ぽてとで川越を出ていくという斎藤と話しをする場面


☆ 多部ちゃんのスタイリング ベスト 10

1.第154話  赤い振袖姿

2.第154話  白無垢の姿

3.第132話  グレーのパーカに赤いダウンベストにブラウンのハーフパンツ

4.第141話  ボンボンがついたエスニック風ニットパーカにベージュのショートパンツ

5.第149話  エスニック調のニットパーカとブラウンのスカート

6.第145話  赤系のチェックのシャツにブラウンのスカート

7.第138話  ローゲージニットのパーカにデニムのスカート

8.第133話  変わったニットベストにチェックのシャツにブラウンのハーフパンツ

9.第140話  グレーのパーカにブラウンのスカート

10.第151話  白いTシャツに赤いカーディガン


☆ フェイバリットシーン ベスト 10

1.第155話  ラジオの男とのせつないせつない別れのシーン

2.第156話  翔太とサッカーをして、トロッコで森の中を走っていくシーン

3.第154話  振袖姿のつばさに白無垢の加乃子が「お世話になりました」と礼を言い、その後抱き合うシーン

4.第138話  ぽてとの屋上で浪岡と「あなたが好き」を一緒に歌うシーン

5.第134話  膝上を見せてベッドに腰掛けて話しをしているシーン

6.第137話  パジャマ姿の薄化粧で加乃子と布団の上で浪岡の話しをするシーン

7.第149話  ぽてとでDJをしているラジオの男と話しをするシーン

8.第141話  DJブースで再放送のために伸子や二郎や浪岡の過去の放送を聴きながら涙ぐむシーン

9.第144話  玉木家の居間で自分の出した結論について話しをするシーン

10.第140話  城之内がつくね鍋をつっつくのを手伝うシーン
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ウィークリーレビュー マイフェイバリット “ つばさ ” 最終週

 2009-09-26
『 二度目の春 』

半年の長きにわたって目イッパイ楽しませてくれた「つばさ」がとうとう終了しました。

あさっての朝起きて、もう「つばさ」はやってないんだと感じると寂しさを実感するのでしょうね(悲


最終週はお話しの原点に戻って、つばさと加乃子との心のわだかまりを解消して、本当の家族の絆を取り戻しました。

つばさを取り巻くみんなもそれぞれの夢に向かって旅立っていきました。

そして、とうとうつばさとラジオの男にお別れの時が来てしまいました。

つばさからラジオの男が見えなくなってしまった時の多部ちゃんの演技はすばらしかった。まさにつばさの演技の集大成という感じで・・・、

それにしても、つばさから彼が見えなくなるのはわかるけど、ラジオの男もつばさが見えないなんて・・・寂しすぎます(涙

でも、ここに「つばさ」という作品の真髄がよくあらわれていると思います・・・、すべてははかないもの、せつないもの、だからいま周りにいる人との絆を大切にしようという。


私なんかは、この年になっても時々ラジオの天使を必要としますから、つばさもまたいつかラジオの男と再開するのでしょうね・・・、それがイイことなのか、悪いことなのかはわかりませんが・・・、

最後の3回はわかってはいても、感動的なストーリーと映像で秀逸でした。

この瞬間のためにいままでの153回があったんだなというすばらしい大団円でした。

まさに、終り良ければすべて良しです(笑


加乃子が白無垢姿でつばさにお礼を言うところは思わず小津さんのパロディだなって・・・、様式美へのこだわりとつばさ=多部ちゃんの心からの涙に感動しました。

加乃子と竹雄が乗ったトロッコが外へ飛び出し、廃線路を通って行き着いた先が新宿なんて・・・、そこまでいくのかって・・・最高でした(笑


さんざん視聴者を惑わせたつばさの恋のゆくえは、当然のようにブーケがつばさの元へ行って、おおよそ見えてきましたが、どうやら総集編まで持ち越しのようですね。

まだまだお楽しみは年末まで続くよ(笑

まったく最後まで「つばさ」流を貫いて・・・、いいですね。


つばさがやっとフェイントをかけてボールを蹴ってゴールしました・・・やっぱり最後の最後にとっておいた・・・象徴的ないいシーンでした。

そして、つばさが乗ったトロッコを翔太が押して幸せに向かってまっしぐら・・・・・



< 今週のベスト 3 >


☆ 多部ちゃんの演技 ベスト 3

1.第155話  ラジオの男とのせつないせつない別れの場面

2.第154話  振袖姿のつばさに白無垢の加乃子が「お世話になりました」と礼を言い、その後抱き合う場面

3.第152話  台所で知秋に「どうして直接お母さんに話しをしないのか」と言われる場面


☆ 多部ちゃんのスタイリング ベスト 3

1.第154話  赤い振り袖姿

2.第154話  白無垢の姿

3.第151話  白いTシャツに赤いカーディガン


☆ フェイバリットシーン ベスト 3+α

1.第155話  ラジオの男とのせつないせつない別れの場面

2.第156話  翔太とサッカーをして、トロッコで走っていくシーン

3.第154話  振袖姿のつばさに白無垢の加乃子が「お世話になりました」と礼を言い、その後抱き合うシーン

4.第155話  結婚式の後全員でサンバを踊り、蔵造り通りまで繰り出すシーン

5.第155話  加乃子と竹雄がトロッコで家を飛び出し、廃線路を通って新宿まで行くシーン


☆ 今週のフェイバリットストーリー

1.第155話    2.第156話    3.第154話


☆ 今週の敢闘賞

感情を押さえて、つらい想いでつばさに別れを告げたラジオの男


☆ 今週のトホホで賞

加乃子の投げたブーケを必死で取ろうとしたが、つばさの元に行ってしまいガックリした女性陣


☆ お宝で賞

つばさがドリブルしフェイントをかけ、ボールを蹴ってゴールしたシーン

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“ 流 れ 星 ”

 2009-09-24
東京セレソンデラックスの“流れ星”、名古屋公演千秋楽を観ました。

名古屋公演は全部で5回、はじめての名古屋ということで、ふつうなら数回というところが妥当なのに5回もやることにしたので、集客が心配だと宅間さんが語っていましたね。

でもキャパ500ぐらいの小屋ということもあるし、「つばさ」がらみの宅間さんの人気、うつみさん、山田さんの客演もあり、ほぼ連日満席だったようで、これから毎年名古屋に来たいと言っていました。

すぐにはじまる大阪公演が当初予定の小屋がなくなってしまい、急遽広い小屋になるので集客が心配で、知り合いなどいたら是非宣伝してくださいと宅間さんが言っていましたので、一応書いておきます。

まあ、お近くじゃなくても西の方の方は是非いかがでしょうか(笑


で、お芝居については、多部ちゃんも含めて、もうブログ仲間で何人かの方が観て、書いている方もいますが、涙あり、笑いありのベタな人情劇ではありますが、発想も面白く、展開が速く、アクの強いキャラを巧みに仕込んで、それでいてしみじみとさせられるいい作品ですね。

私はお芝居というと、むかし小難しいのばかり観ていて、わけがわかったようなわからないような、もうひとつ入り込めないということが多かったので、この年になると難しいことを考えないで、肩肘張らずこういう喜劇タッチの作品もいいなって思いました。

宅間さんの作品は、ドラマの「歌姫」が印象に残っており、昭和のレトロな雰囲気、時間軸が入り組む展開、人情味のある人々、土佐の海を背景にした古い映画館と町並みなどがなつかしさとせつなさを呼び起こすところが「流れ星」でも共通するものを感じます。


ただ、女性客が嗚咽するように泣いていたなど、だいぶ刷りこまれていましたので、どこまで泣かせてくれるのかなって思っていたのですが、私も嫁さんもウルっときたぐらいで泣くことはありませんでした。

周りの女性は、結構みなさん泣いていたので、やっぱり我々はクールなんだなって再認識しました(笑

感情過多な人は苦手なんで、そういう観点を優先して嫁さんを選んだということもあるのですが、ふだんドラマや映画を観ていても涙が出るということは、本当に少ないです。

これでも若い頃よりは涙腺がゆるくなり、子供がらみの悲しい話しだと、ついということはありますが・・・、そういうのを好んで観るということはありません。


笑いのほうは、ふだんあまり笑わない私も嫁さんも結構笑わされました。

特に登場した時は思わず引いてしまったおどろおどろしい女性は、マンガチックなキャラですが、その練り込んだ演技にすっかりハマり込んでしまって、終わった後で思わずその歩き方をまねて自分で苦笑してしまいました。

その女性がカーテンコールで出てきた時のスッキリした顔に驚きました・・・結構キレイなんで・・・どんだけ顔をゆがめて演技をしてたのって(笑


ほかにも何人もアクの強いキャラがいて、それも慣れればそれなりに存在感があって悪くないかなって感じです。

まともな宅間さんやうつみさん、ちょっと変わった天使の山田さんとのバランスもうまく取れていたと思います。

それとなんと言っても、私の大好きなちあきなおみさんの「四つのお願い」がお話しの鍵になるテーマソングになっているのが良かったです。

いずれにしても、ハチャメチャな部分と、シリアスな部分の絶妙なバランスをとって、根底に流れるメッセージをうまく伝えていたと思います。


そして観ていて、なんか「つばさ」に共通するものも感じました。

昭和テイストで、人と人との出会いや別れ、誤解や後悔したことを取り戻したい想いと取り戻そうと想ってももう相手はいない・・・つばさは取り戻せましたが・・・、

だから、「つばさ」ももっと思いっきりはじけたほうが良かったのかもしれないですね・・・、さらに視聴率は下がったかもしれませんが・・・、

でも、根底に流れる主張はきっちり描かれていると思いますから、「つばさ」のトライアルはあれで良かったと思います。


ということで、東京SDは宅間さんのあたたかみのある人間的な魅力で成り立っているんだなということを感じることができた舞台でした。



追記:先日ぷれぜんとしていただいたデータ、ダウンロードはできましたが、解凍PWが漢字で入力することができません。匿名でも結構ですので教えていただけると幸いです。
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“ ブログ 満1年に想う ”

 2009-09-21
1年前ブログをはじめた時は、前の日までは全くその気はなく、当日朝ふと思いついてブログの本を立ち読みして、簡単そうだなと思って、帰って夜勢いで立ち上げてしまって、いつまで文章が書けるのか不安だったり、先輩のみなさんに励まされるのがプレッシャーだったりしたのですが、振り返ってみれば1年は早く過ぎた感じがします。

これも、多部ちゃんを愛するみなさんと交流を持ちつつやってこれたおかげだと感謝をしています。

そして、それも多部未華子さんというすばらしい存在があってこそのことで、この1年間も予想以上の活躍と成長をされたことがブログ更新の大きなモチベーションになったことは言うまでもないですね。


当初は本人に会うなどということは考えもしていなかったのに、落陽さんとタマカンさんのおかげで1月のハタチの誕生日当日の写真集発売イベントに行けたこともすばらしい体験でしたし、多部さんとじかに接して、本当にこの人に注目して、好きになって良かったと確信した瞬間でした。

加えて、ブログ仲間と会うということには、消極的な考えを持っていた自分でしたが、成り行きで長老の私が発声の音頭をとるということで、みなさんと出会えたことは貴重な思い出となりました。

それらのことは想像もしていなかった夢のような体験でした。

これからは、サイン会とかが当たれば別ですが、そうでなければ舞台が観れたらいいですね。


そんな感じでやってきましたが、書くテーマについては四六時中悩んでいるわけで、まあそれがロートルの頭脳の細胞の枯渇を遅らすのに多少はいいかなって思っています(笑

でも「つばさ」が終わってしまうと、ネタ切れが心配ですね。

最近は、あまり多部ちゃんのことだけに限らないで書こうかなって思ってはいるのですが、それでも納得できる記事はそう書けません。

根がいい加減にやるってことがキライで、キチッとまとまった文章を書きたいと思っているので、なかなか満足できないことが多いですね。

また、何事もウソをつかず、ハッキリさせたい性分で、群れたりすることがキライなアングリーオールドマンですので、ついキツイことを言って、みなさんの気分を悪くしたり、ご迷惑をお掛けすることは申し訳ないと思っています。


ただ、この1年で約130本の記事を書いてきて、想像以上に自分の人生の大きな支えになっているのを感じます。

それはこの年になると執着心や意欲がなくなってくるのですが、多部ちゃんもガンバっているんだと思うと、ダメダメもっとガンバらなくっちゃと思いますし、読んでいないとわかってはいても、もし多部ちゃんが読んでいてくれたらと想像して書くことが励みにもなっています。

キープヤング&ヤングマインドに役立っているのは間違いないでしょうね。

頭の毛はどんどん薄くなっていきますが・・・(笑


多部ちゃんの今の1年1年の中身の濃さと大切さは、私の1年とは比較にならないものがありますが、私もあと何年多部ちゃんを見続けることができるかわからないわけですから、多部ちゃんが女優をやめない限り、自分が書けなくなるギリギリまで、ジタバタしながら書き続けられたらいいなって思っています。


そんな感じでこれからも遠い先は見ないで、今の多部ちゃんだけを見つめて、一記事一記事を大切に書いていこうと思っていますので、引き続きのぞいていただけましたら幸いです。
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ウィークリーレビュー マイフェイバリット “ つばさ ” 25

 2009-09-18
『 最後のラブレター 』

今週は、ラジオぽてとのエピソード、川越キネマに残れるのかどうかというお話しでした。

残された最終週に向けて、これでもかと話しが面白いように転がっていきます。

全26週のラスト2・3週にこれだけ盛り上げ、先が読めないハラハラドキドキを仕込んだ朝ドラは今まであったのでしょうか。私が観た数本の作品は、もうこの時期は大事は収束していて、明るい未来へのソフトランディングというのが多かったような感じがあります。


前半から中盤にかけて多くの批判がありましたが、そのすべてを飲み込んでの伏線の回収、大団円に向けて、セリフの不自然さや心情の描き方の浅さといった部分もある意味あえて仕掛けてきたわけで、根底に流れる主張は一貫して丁寧に描かれており、多くの否定の声を凌駕して圧倒的なヒューマンドラマが完結することは間違いがないと思います。

そういう意味では、史上最低の視聴率を更新することは、むしろ栄誉なことですね。

従来の朝ドラ慣れしている視聴者におもねることをあえてしないで、ひねりにひねりながら訴えたいことはキッチリ描いていくという新たな朝ドラへの挑戦に成功したと思います。

強引にみんな無条件にハッピーというまとめではなくて、それぞれが痛みを伴いつつ、相手のことを思いやりつつ収束を図っていくというところが、現実の人生の厳しさを描いてきた「つばさ」流ですね。


現実の人生は誰でも山あり谷ありで思うようにはいきません。でも程度の差はあれ、それを受け入れて次のステップに進まざるを得ないのですから、プロセスをどう描くは重要ですね。

そういった局面で大切なのが家族の絆、人と人とのつながりで、それは浪岡や二郎が最後だと聞いてぽてとに来てくれたように玉木家もラジオぽてともしっかりと絆が出来上がっているので、そういう想いがつながっているみんなに通じたのでしょう。


今週は、なんと言っても城之内房子でした。

見事な存在感でした。

つばさとバトルとはいきませんでしたが、両者とも抑えがきいたいい演技でした。


多部ちゃんは「つばさ」で、玉木家の一同といい、ラジオぽてとのメンバーといい、ご近所さんといい、城之内さんといい、二度とあり得ないようなすばらしい先輩とじっくり芝居が出来たのは、本当に一生の宝ですね。

しみじみと彼女の持ってる星の強さを感じます。

やっぱり彼女は選ばれし者だと思います。


ですから、仮に結婚とかして、しばし休業したとしても、復帰して女優を続けてほしいなって最近は思います。

まあ、私はそんな彼女をいつまで見届けられるかはわかりませんが・・・、円熟した多部未華子も観てみたい(笑



< 今週のベスト 3 >

☆ 多部ちゃんの演技 ベスト 3

1.第147話  真瀬がテレビで城之内の悪口を言うのをやめさせようと心配する場面

2.第145話  ぽてとで真瀬がもうダメだというのをまだやることがあると話しをする場面

3.第146話  ぽてとで真瀬に城乃内に仕返しをするのはよくないと話しをする場面


☆ 多部ちゃんのスタイリング ベスト 3

1.第149話  エスニック調のニットパーカにブラウンのスカート

2.第145話  白いパーカにブラウンのスカート

3.第145話  赤系のチェックのシャツにブラウンのスカート


☆ フェイバリットシーン ベスト 3

1.第147話  居間で城之内と玉木家で鍋を囲んでいるシーン

2.第148話  縁側で城之内と両方がうまくいく方法がないかって話しをしているシーン

3.第149話  ぽてとでDJをしているラジオの男と話しをするシーン


☆ 今週のフェイバリットストーリー

1.第150話     2.第147話     3.第149話


☆ 今週の敢闘賞

根っからのワルのように見せかけて、実は寂しい人であたたかさを求めている城之内


☆ 今週のトホホで賞

つばさが城之内を家に連れてきて、鍋を一緒に囲むことになって戸惑う加乃子
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“ オータム ハズ カム ”

 2009-09-17
多部ちゃんは、秋は好きですか?

私は、1年の中で秋が一番好きです。

今年は不順な気候で、最も苦手な暑い夏は短くて、9月半ばにはずいぶんと涼しくなってきて、体が楽になって助かっています。

例年は、秋が待ち遠しいのに9月になっても当分暑くて、それが本当にイヤなんですが、今年はこのままいけば、もうすぐやなとか高原とかちょっとドライブしようかなっていう気になります。

今年の9月は、「つばさ」のフィナーレがあって、「流れ星」があって、最後は木村カエラのライブがあってと盛りだくさんで印象に残る月になりそうです。


ファッションのほうも、そろそろ気分は秋物なんだけど、まだアウターを着るにはちょっと暑いっていう中途半端な時期ですね。

夏のファッションはTシャツとジーンズ中心で、面白くないんで、早く秋物が着たいというのが、最近の気分です。

だから、先日も秋物を見に、久しぶりにアウトレットに行って、安いブルゾンを買ってしまいました(笑


10月に入るとようやく秋らしい日が少しずつ増えてくるけど、日中から秋を感じるのは10月でも後半になってからですね。

そして、それを満喫できる期間は短いです。

日が早く落ちるようになって、少し肌寒くて、ちょっと物悲しさを感じるようになるとゾクッとして、人生のたそがれを感じて、それが快感だったりします。

夜寝る時に、軽かった布団が重くなって、足なんか出して寝ると寒くって、布団の中でちじこまって寝るみたいな・・・、が好きです(笑


あと、私は食が細くてくどいものが苦手なんで、夏場は大好物の蕎麦とか麺類やあっさりした和食にかたよるのですが、寒くなると鍋がありますから、いろんな鍋を楽しめるのもうれしいですね。

鍋は、水炊き、しゃぶしゃぶ、すき焼き、カキ鍋、カニすき、ちゃんこ、キムチ、なんでも美味しくって、嫁さんのつくる負担も軽くっていいですね。

あっ つくね鍋も今年はやってみようかな(笑


多部ちゃんはどの季節が好きなのかな・・・、記憶では夏は苦手で、冬が好きでしたかね。

鍋は大好物でしたね・・・、ナニ鍋がいいのかな?

やっぱり自分の生まれた季節が好きなんですかね・・・、私も2月生まれですから、冬はそんなにキライじゃないですけど、花粉症がその頃からはじまるのが辛いです。

多部ちゃんの花粉症の状態はどうなんでしょう・・・、「つばさ」の前半のドアップの時は、鼻の下が赤い時があって、花粉症で大変なんだろうなって思って観ていました。

来年のその時期は、「農業少女」ですから、また薬を飲みながらのライブということで、大変ですね。


秋は、ドライブや旅行にいい季節ですから、今年は時間をつくって、いろんなところへ行って英気を養ってほしいと思います。

私は、秋を満喫しながら、「不毛地帯」の多部ちゃんと、「つばさ」を繰り返し楽しみながら、「農業少女」への期待を膨らませていきたいと思います
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“ 多部未華子論 ”

 2009-09-15
今週は、未華子菌が新型並に強力になって拡散していますが、私は半年間穏やかに生育していますので、気の迷いを静めるために、これからの多部未華子さんについて考えてみたいと思います。

月曜のスタパで見た多部さんはますます輝いていて、ひと言で言って、ひかえめな“硬派女子”という印象でした。

土スタに高畑さんと一緒に出た時は、いつもの遠慮がちな、おとなしい多部さんでしたが、今回は、もちろんそういう地の部分はありますが、「つばさ」をフィニッシュさせて、その達成感と満足感が体中からにじみ出るような自信がただよっていました。

もちろん涙もろい多部さんですから、まだ思い出すたびに涙があふれてしまうし、玉木家のみんなから想定外のFAXがきたら、涙がこらえられないのは当然のことで、これは彼女の持ってる本当にピュアで素直な側面のあらわれですね。


そんなハタチを超えて、「つばさ」を経験した彼女を見ていて、この時期の成長のスピードの速さと質的な変化の大きさにただただ感心しています。

ルートさんの情報で知りましたが、つばさをやってる間に、わき役とは言え、映画に出演したみたいですし、今や彼女を使ってみたい制作者や監督がいっぱいいるのでしょう。

まさに多部未華子の時代到来という感じです。


もともとがクロウト受けする彼女でしたが、今や一般の人の支持も増大しているという状況は、彼女のこれからの仕事っぷりが本当に楽しみです。

今までの彼女は、十代の女優としては、申し分ない経験と実績を積んできていますが、当然のことながら学生の役ばかりでしたし、どちらかと言うと童顔で、色っぽさから縁遠い存在でしたので、学生以外の役はどうなのかなっていう見方をされていたかもしれませんが、つばさを演じて、また、ハタチの女性として内外面から発散されるフェロモンが、彼女の雰囲気にそこはかとなく大人の色気と落ち着きと包容力を漂わせていて、どんな役でも申し分のない存在感と魅力を発揮するのは間違いないと思われます。


多部さんが芸能界に入った頃から言っていますが、昨日のスタパでその口から発せられた「我、我が道を行く」は、自信と確信にあふれていて、その堂々としたたたずまいは、数才年上の今活躍している女優陣にまったく引けを取らない見事な姿がありました。

そして、さらなる成長の糧になるのが、来年の初舞台「農業少女」だと思いますので、そこで一層演技者として大きく開花するのが楽しみです。

松尾さん、多部さんを精イッパイしごいてください(笑


これからは、持前のまじめさ、素直さに加えて、自信あふれる強さと毅然とした存在感を活かした役柄のオファーが増えるのではないでしょうか。

過去の作品のイメージから脱皮して、さらなる高みを目指すことが求められており、彼女自身も変化していこうとしてるのが伝わってきます。

彼女は若手女優の中では、コメディエンヌとしても貴重で評価は高く、シリアスにも見事なインパクトがあるので、オールマイティではありますが、逆にオールラウンダーであることが、存在感を薄くしてしまうことにもつながりかねませんので、ここ数年で自分のポジショニングをある程度固めていくことも必要なことかなと思います。

それは例えばシリアスのみに絞るとかいうことではなく、複合的にどのような役どころでも自在にこなせるように演技の幅と力を高めるということだと思います。


彼女は、言わばジェラードのようにやろうと思えばどんなポジションもうまくこなせる力があると思いますが、やはりディフェンシブなわきとか押さえの役ではなく、オフェンシブな主役・準主役級で要となって、チームを引っ張り、ゲームを動かす力があると思います。

「つばさ」で、それは見事に証明されましたので、女性としては稀有なその才能、スキルをさらに高め、ハイレベルなプレーを見せてほしいと思います。


そんなオンリーワンの女優、多部未華子がティーンズの5年間に引き続いて、大人になった次の5年間でどこまで大きくなっていくのか、期待して見守っていきたいと思います。

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ウィークリーレビュー マイフェイバリット “つばさ” 24

 2009-09-12
『 あなたを守りたい 』

今週は、まとめの弟1弾って感じです。

まずは焦点を玉木家に当てての展開で、千代と加乃子の過去の遺恨について、いろいろと語られましたが、この辺はいまさら何をって思う方もいるでしょうね。

でも、朝ドラですから、私はありだと思います。

主要登場人物をきっちり描いてきて、最後まで丁寧にフォローするというのは必要なことだと思います。

まあ、お約束だと言えばそういうことですが、物語の収束に向かっては、そういう手法もOKです。


もう一方の、城乃内がらみのエピソードは、甘玉堂、ラジオぽてとを巻き込んで、最後までハラハラドキドキさせながら物語の牽引役になっていますね。

この終盤ギリギリまで大事を引っ張って、視聴者を惑わし、イラつかせながら楽しませようという魂胆は、まさに「つばさ」流ひねり技で大好きですね(笑

それはつばさの白無垢の相手は誰なのかということにも言えることで、クランクアップの集合写真を露出して、意図的に我々の目をくらまし、お楽しみは最後までとっておくという、手を抜かないその辺の徹底ぶりはさすがだと思います。

で、ふたりの内どっちなんだという期待を膨らませておいて、ひょっとしたらそのどちらでもないという仕掛けもあるわけで、個人的にはどちらでもいいのですが、気にはなりますね(笑


知秋が自分で結論を出したのに続いて、つばさも自分で結論を出し、千代さんは家を出ていき、甘玉堂とラジオぽてとはとりあえず今のまま、というのは良かったですね。

安易に長いものに巻かれるのではなく、つばさが自らそう決断して、城乃内に断りにいったのはリッパです。

そして、最後はあの土手の野菜無人直売所のところから、加乃子、つばさに続いて千代が飛び立っていくという・・・、繰り返しの効果を活かしたいい演出ですね。

あの直売所はつばさのために建てたものでしょうね・・・、そのまま保存してほしいようないい雰囲気です。


さあ、泣いても笑っても、あと2週です・・・、頭の先から尾っぽの先までアンコがイッパイつまった鯛焼きを食べているみたいに・・・、楽しみです(笑



< 今週のベスト 3 >


☆ 多部ちゃんの演技 ベスト 3

1.弟143話  ぽてとの屋上でラジオの男と話しをしていて、そこに真瀬が来て慌てる場面

2.弟142話  ぽてとで真瀬に「やさしくしないでください」って言う場面

3.弟139話  ぽてとで城乃内にくってかかる場面


☆ 多部ちゃんのスタイリング ベスト 3

1.弟141話  ボンボンがついたエスニック風の紺のニットパーカにベージュのショートパンツ

2.弟140話  グレーのパーカにブラウンのスカート

3.弟144話  カーキのファー付のジャケット


☆ フェイバリットシーン ベスト 3

1.弟141話  DJブースで再放送のために伸子や二郎や浪岡の過去の放送を聞きながら涙ぐむシーン

2.弟144話  玉木家の居間で自分の出した結論について話しをするシーン

3.弟140話  ぽてとで徹夜で収録し、疲れて真瀬と話しをしているシーン


☆ 今週のフェイバリットストーリー

1.弟144話     2.弟142話     3.弟143話


☆ 今週の敢闘賞

加乃子に詫び、迷いながらもみんなに背中を押されて家を出ていく千代


☆ 今週のトホホで賞

千代へのコンプレックスや自分の栄誉のためにラジオぽてとを移転させようとするが、つばさに断られてしまう城乃内
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“ ナイスカップル ”

 2009-09-10
今日はメッチャうれしい・・・、気分上々で、思わず書きたくなってしまった。

その理由は、朝ネットを見て飛び込んできた、カエラと瑛太が真剣交際という記事です。


ご存じの方もいるように、私は女性ミュージシャンでは、カエラが大好きです。

カエラはテレビ神奈川の「サクサク」の頃・・・1stシングルの出たあとぐらい・・・から見ていて、このコなんかいいな・・・、ずばずばものを言って、裏表がなくて、ハジケてて、それでいてちょっとシャイな感じで、体のコンプレックスなんかを自分から言っちゃうみたいなところが、って思っていたのが、その後あれよあれよで、今の状況ですね。

もちろん父親がイギリス人でその影響か、パンクを感じさせるストレートなロックが多く、ヴォーカルが元気イッパイの勢いがあるとこが好きなんですが、最初の頃は歌もフラット気味で、決してうまくはなかったのが、今は言うことないです。


先日なんかの番組で、女性の一番の魅力はなんだと思いますかっていうような質問をされて、他の人は「やさしさ」みたいな無難なことを言ってたのに、カエラは「やっぱ おっぱいでしょう」って言ってたのが面白くて、素直だなあって・・・、多部ちゃんに負けず劣らず直線がかってるにもかかわらずあえて口にする・・・、男はそうなんじゃないってところが、そんなことないよって言ってあげたいんですが・・・、いいなあ(笑

まあ、おっぱいのあるコはそういうことは絶対に言えないし、ないから自虐的に言えるみたいな部分はありますが、ふつうはテレビで言わないよね・・・、でもカエラは関係ないっしょ、って感じ。

多部ちゃんもズバっとそんなこと言えるかな・・・やっぱちょっと無理だよね・・・、あたしゃ 人様に見せられるような体じゃないです・・・で、充分ですね(笑


カエラはそういうあけっぴろげの感じいいコだから、仕事にも恵まれていて、サディスティック・ミカ(エラ)・バンドの3代目のヴォーカルも良かったし、民生の広島球場の「ひとり股旅」がらみの映画の主演をしたり、作品もアルバムが出す度に内容がいいし、PVやライブDVDもカワイくて、エネルギッシュで活き活きとしています。

今月末には、名古屋でライブがあるので、嫁さんと行きますが・・・いいライブが期待できます・・・あとひと言も(笑

嫁さんはいつも女性ミュージシャンのライブは私ひとりで行ってきて、という感じで一緒に行ったのはユーミンぐらいですが、今度は誘ったら行ってもいいって言うんで、曲もイイけど、サバサバして、カワイイところが好きなんだなあって再確認しました。


で、カエラは以前バンドのメンバーとつき合ってたし、最近はリップスライムの誰かとつき合っているとばっかり思っていて、一方の瑛太は先日ミスマガのコとフライデイされていて、そのコがスタイルはいいけど、あまり個性を感じなくて、なんかバランスとれないなって勝手に思ってたんで本当にビックリしました。

ですが、私は若い男優の中では、ジャニーズ系以外では、CMにも揃ってでている、妻夫木、小栗、瑛太と並べて、一番なんか控えめでおとなしい感じのする好青年の瑛太が好きです。

他のふたりに比べるとハデさはなく、だからインパクトの強い作品も少なく、じっくりゆっくりと伸びてきている感じがいいですね・・・実力はあるよみたいな。

ウォーターボーイズで見てから、全員いい男だなあって気にしていて、中でも瑛太はいいですね。


その瑛太とカエラですから、本当にお似合いだと思います。

カエラはちっちゃいから身長差がかなりありますが、そんなことは関係ない。

結婚とかはどっちでもいいですが、濃いつき合い、いい同志関係を築けたら、お互いにとって得るものが大きいでしょうね・・・できるだけ長くいい恋愛をしてほしいなって思います。


こういう情報を聞くと多部ちゃんも、とことん惚れて、お互いに刺激し合い、切磋琢磨できる、そんな相手を見つけてほしいなって思います・・・、みなさんはまだちょっと早いって言うかな(笑

同性の友人とのつき合いとは違って、異性との恋愛はまさに非日常、異次元のドキドキワクワクの世界で、成就した時の達成感は他に比べるものがない・・・、結果が別れにつながったとしても、人間として、女優として、得るものが大きいですからね・・・、そういった経験からしか得られないものがたくさんあります。

仮に結婚につながったとしたら、それはそれで祝福すべきことで、いずれにしても、自分の変化につながる大きな経験ですから、量よりも質ということで、スバラシイ恋愛をされることを期待したいと思います。
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“ 学生時代 ”

 2009-09-08
多部ちゃんがハタチでこんなにガンバっているのを見てると、私はハタチの頃はいったい何をしていたんだろうって時々思います。

私は大学が当時駿河台にあって、下宿をしていた高円寺から中央線で通っていました。

ですから、ちょっと寄り道するのは、もっぱら新宿でした。

今になって考えてみると、なかなかいい環境の中で東京生活を送っていたのかなって思います・・・、40年も昔のことですが・・・(笑

友人がいた阿佐ヶ谷、西荻、江古田、和泉、祖師谷、草加なんかにもよく遊びに行ったりして・・・、


ただ、主体的に何かをしたかというと、はずかしながら、ほとんど何もありません。

ビートルズの最盛期頃のロックを聴いて、ヨーロッパや日本のヌーベルバーグの映画を観て、たまに状況劇場なんかの過激な演劇を観たり、山下洋輔なんかの前衛ジャズを聴いたり、というようなことしかしていなかったですね。

好きなアイドルとか女性歌手とかは記憶にないです(笑

マンモス学校ですので登校は適当で、行ったり行かなかったり、あまり大学の連中とは付き合いがなくて、もっぱら名古屋から上京した高校の友人と付き合っていました。

高校の時はちょっと左がかった新聞部で、同期の連中はほとんど学生運動をしていて、デモの度に京都や名古屋から上京して私のところへ泊って参加しているのもいました・・・、時には逮捕されて帰ってこなかったり・・・、

私もよくデモは行きました。捕まりそうになったこともたびたび・・・、でも、ドップリつかってはいなかったので要領がよくて、寸前で逃げていました。


そんなさえない学生で、たまに友だちとギターを弾いて歌ったり、バイトをしたりで部活もスポーツもしない学生生活でしたが、当時の時代の空気というのか、痛み、つらさ、寂しさばかりが思い起こされます・・・。

でもそれはその後の自分をつくる上での、大きな土台になってることは間違いないですね・・・、いいか悪いかは別にして・・・、

今の時代では、大学が毎年バリケードストとか団体交渉とかで、期末試験なしというのは、想像もつかないと思いますが、それが変化への必然的なプロセスだったと思います。


多部ちゃんは、多分今月からはいままでよりは学校へ行けるでしょうね。

今は学園紛争なんてのはなくて、学業とバイト、友人との付き合い、遊びをエンジョイするのが学園生活の楽しみだろうと思いますが、多部ちゃんはすでにプロの女優として自立しているわけですから、ふつうの人としての自分を探す意味合いも大きいと思います。

それによって、特殊な環境の中で女優としての仕事をしている自分と、ふつうに学生生活を送り、社会に出ていく友人たちとの相違点や共通点、そしてどちらにせよ、人生自己責任ですから、逃げないで正面からぶつかるしかないということを、身をもって感じ取っていければと思います。

それが仕事にも前向きのよい影響を与えるものと思います。

学生として講義を聴き、先生に教わり、友だちと語り合うふつうの日々の大切さ、充実感を存分に味わってほしいと思います。

って、言われなくても、そうしていると思いますが・・・(笑


忙しい多部ちゃんですから、学生としての立場、生活はいつもぼわれていて、あっという間に終わってしまう感じになるかもしれませんね。

だからこそ、1日1日を大切に、5年かかろうが、6年かかろうが卒業という“クランクアップ”をゲットしてほしいと思います。

それは多部ちゃんにとって、これから先の長い人生、女優を続けるにしろ、辞めるにしろ、大きな心の財産になると思います。

何を学んだということより、先生や友人と語り合い、ガンバって卒業を果たしたという事実が、とても大切な糧になることは間違いないですね。


「つばさ」の撮影中は仕方なかったと思いますが、これからは学業のこともプライベートのことも考えつつ、“多部ちゃんらしさ”という切り口で作品を選び、20代をエンジョイしてほしいと思います。
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ウィークリーレビュー マイフェイバリット “ つばさ ” 23

 2009-09-05
『 旅立ちの歌 』

早いもので、楽しみながら5か月間観てきた「つばさ」も残すところ、あと3週間となってしまいました。

桜が咲きはじめた頃に、「愛の季節」とあのすばらしいタイトルバックに引き込まれたのもついこないだのようです。季節は巡って、もう秋の気配が漂いはじめるようなってきました。

同じ頃、はじまったプロ野球はそろそろCSへ進むチームが・・・、プレミアは’09~’10シーズンがはじまり・・・、


でも一方では長かった・・・、多部ちゃんの苦労がよくわかります。1日15分ずつの放映で、それを156回、毎回毎週それなりに盛り上がりを創るという日本でしかあり得ないと思われるドラマ創り・・・、今回繰り返し観てみて、流して観ていた時には思わなかった制作の難しさ、無理があるなと思いました。

だからこそ、今までとは違うフレーム造り、話しの進め方、演出へのこだわりをもって臨んで、コンセプトに近いものを創り上げたのではないかと思います。


さてドラマの方は、季節が移り変わって冬模様になり、ラジオぽてとに集まった仲間が新たな世界に旅立っていこうとしています。

つばさにとって、自立と成長のための大切な場所であったラジオぽてとは、創設のメンバーとともにまだまだ広場のひろがりに向けて、共に歩んでいくのに欠かせない場ですが、人と人との出会いには必ず別れが訪れるように、新しい人生のため、自分の場所探しのため、仲間が去っていくことはやむを得ないですね。

事情の違いはあれ、ぽつんぽつんとみんながぽてとを去っていく今週のエピソード、人生のたそがれを感じさせて、いいですね。

よくドラマにある、病気→死というような話しではなくて、いろんな事情で一度集まった仲間が終盤にバラバラになっていくというのは、人生にはこういう別れが常に訪れ、残った人も出て行った人も、それを乗り越えて次のステップ、新たな世界へ羽ばたいていくことが大切なんだというメッセージを感じます。

そして、それを繰り返し、最後は家族、あるいは自分ひとりでこの世をクロージングするという事実にもつながっていく・・・、


つばさにとっては玉木家が、若い頃から学校に行きながら一家のめんどうもみなくてはいけないといういびつな家族だったのが、やっとふつうのあたたかい家族になって、もうひとつの家族とも言える“ぽてと”により力を注ごうと思っていた矢先なので、落ち込みと受け入れがたい気持ちで、留まってほしいとは思っても相手の立ち場に立って考えれば難しいことであり、むしろそれを促したのは、大きな成長ですね。

試験放送を再現し、翔太への想いを正太郎に替えて想いを伝えた「つばさ」流の演出、良かったですね・・・、つばさの表情が確信に満ちていました(笑

真瀬も開き直ったようで、絶対絶命の苦境も、気持ちを変えればピンチはチャンス・・・、人生にはそういう局面が何度も訪れます。

もうダメだ・・・、道は1本しかないと思っていても、視点を変えればかならず別の道があらわれてくるものです。

人それぞれが尊重し合い、過度に干渉することなく、また無視することなく、前を向いて進んでいけば、より良い道が拓かれていくと思います。


そのあたりの「つばさ」の根底に流れる主張をどう感じ、受け止めるか、表面上のストーリーにとれわれてしまうかによって、この作品に対する好みは分かれるのでしょうね。

主要な登場人物が苦境を乗り越え、新たな世界へのチャレンジをしていこうという展開の中に、「つばさ」の主張・・・、人生のつらさ、苦しさを乗り越える思いやり、支え合い、やさしさといった人生への賛歌が謳われていると思います。



< 今週のベスト 3 >


☆ 多部ちゃんの演技 ベスト 3

1.第138話  浪岡のための試験放送で旅立ちを促す場面

2.第133話  ぽてとで川越を出て行くという斉藤と話しをする場面

3.第136話  ベッカムに二郎と一緒にやってあげてくださいとお願いする場面


☆ 多部ちゃんのスタイリング ベスト 3

1.第138話  カーキのローゲージニットのパーカにデニムのスカート

2.第137話  紺地に織り柄の入ったニットパーカにスカート

3.第132話  グレーのパーカと赤いダウンベストにブラウンのハーフパンツ


☆ フェイバリットシーン ベスト 3

1.第138話  ぽてとの屋上で浪岡と「あなたが好き」を一緒に歌うシーン

2.第134話  知秋の部屋でひざ上まで見せてベッドに腰掛けているシーン

3.第137話  パジャマ姿の薄化粧で加乃子と布団の上で浪岡の話しをするシーン


☆ 今週のフェイバリットストーリー

1.第138話     2.第136話     3.第137話


☆ 今週の敢闘賞

迷いながらも自分が辞めてしまっては、ぽてとが立ち行かないと最後まで出ていこうとしなかった浪岡


☆ 今週のトホホで賞

不本意ながら最初にぽてとを辞めることになり、城乃内にイヤな仕事をさせられそうな伸子


☆ お宝で賞

つばさがぽてとの屋上で浪岡と「あなたが好き」を一緒に歌うシーン
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“ 含 羞 ”

 2009-09-01
NHK教育の、「井上 陽水」の特集を観た。

約1時間の番組を4回というのは驚いたが、さすがに中身の濃いもので、面白かった。

陽水はデビューして、「氷の世界」まではかなり好きな歌手であった。

それ以降はそれほどではないけれど、人に提供した曲や民生とのコラボなど、ずーと現役で年齢関係なくいつまでも前向きなアーティストだなって・・・、だから嫌いじゃないです。

昨年の、「民生・陽水」のライブは観にいって、ふたりのノリのいい音楽が楽しめるいいライブでした。ふたりのMCもかけ合い漫才みたいで人柄が出ていて良かった。


陽水がブレークした頃は、拓郎がすでにすごい人気だったと思いますが、好きな方には申しわけないですが、拓郎はほとんどまともに聞いたことがありません。

私は歌詞にあまり重きをおかない人なんで、曲の第一印象で決めつけちゃうみたいなところがあって・・・、


で、その番組の中で、陽水が若い頃に麻雀で付き合っていた人がすごくて、人生の師匠とも言える色川武大(阿佐田哲也)や吉行淳之介、筑紫哲也は亡くなっていますが、伊集院静、沢木耕太郎など、さらに五木寛之もコメントを寄せ、あと下積みのころからの悪友が清志郎で、ほぇ~という感じでした(笑

その中の伊集院静が言った言葉が、タイトルの“含羞”で、あまり使わない言葉ですが、陽水や色川武大双方に共通する良いところが含羞を持っているところだということで、これは多部ちゃんにも言えるのかなって感じたのでした。


含羞というのは、「はにかみ、はじらい」という意味ですが、陽水の話し方や話す内容に確かにそれを感じたりします・・・ちょっと引いた感じで、はぐらかして、シャカリキに見せないというか・・・、

多部ちゃんの言葉じりや眼差しにも、そういう感じを持つことがあります。

そこがたまらなくイイのですが・・・(笑

こないだ朝日の夕刊に載った、「あこがれと共感を、一身に」という、深津絵里さんを取材した記事を読んでいても同じように感じました・・・、質問に真面目に答えた後で、「まっ 口で言うのは簡単ですけどね」ってエクスキューズしちゃうところなんかに・・・、


多部ちゃんのちょっと控えめな、戸惑ったような、私がここにいてもいいのですかっていう感じの・・・、自信がないわけじゃないんだけど、あまり人を押しのけて前に出たくはないみたいな・・・、

その辺が表情やしぐさにあらわれていて、ギラギラしたところがなく、生存競争の激しい芸能界の女優の中ではめずらしく、“引き”、“かわし”のオーラがでていて、それでいて仕事はスゴイから、周りの人を魅了するのでしょうね。

「つばさ」のクランクアップの時の、「よっぽど、放り出そうかと思ったこともありましたが・・・」って発言は、多部ちゃんだから、また本音言ってるってむしろ好印象にとらえる人もいるかと思いますが、他の女優だったら突っ込まれますよね(笑

やっぱ、いまどき希少価値な女優だと思います。


生きることに対する“含羞”みたいなものは、私の好きな太宰に強く感じますが、私自身がそのようにできてるかどうかは横に置いといて、やる気まんまん、自信まんまんでギラギラしているような人は、若い時から大の苦手でした・・・、声の大きい人、押し付ける人、前に出たがる人、当たり前って顔をする人など全部(笑

陽水はその出自やブレークするまでの苦労や著名な先輩方との付き合いの中からそういう面が身についたのかなって思いますが、多部ちゃんの“含羞”はどこからくるのでしょうか・・・、


やはり両親の教育が一番大きいだろうとは思いますが、多部ちゃん自身がアニーのオーディションに何回も落ちたガッカリ感やその過程での業界の人の態度なんかも大きな要因になっているのでしょうね。

そういう負の部分を自分なりに昇華して、ブレークしつつある現在も変わらぬ冷静な視点、意識を持っているところがすばらしいと思います。
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