“ ヤング@ハート ”

 2009-10-30
WOWOWで観た「ヤング@ハート」という映画が面白かったので、ちょっと書いておきたい。

この作品については、私はまったく知らなくて、嫁さんがいい作品だと思うからと言って、録画しておいたものです。

はじまってしばらくは老人がコーラスをするドキュメンタリーか、という感じであまり気合も入れないで、PCをいじりながら見ていたのであるが、どうもこれは素人の集まりではなくて、コンサートを開いて、遠くはヨーロッパまで遠征して、著名な人も聴きにくるグループらしいということがわかってくる。

このグループの本拠地はマサチューセッツ州ノーサンプトンであるが、年齢が70代から90代の男女2~30人程で、何がいいかというと、このグループを主宰しているリーダーの選曲が実にいいのです。

それはまず曲がロックやソウル中心で、老人が歌うのが意外性があるということと、選ぶ曲の歌詞が老人が歌うと作詞した人の意図と別の意味合いを帯びてきて聴く側の心にしみてくるのである。


欧米のロックやポップスを聴かない方には、なじみにくいかと思うが、私のような人間には最高で、次の定期公演に当たって、取り組む新曲が3曲あって、その練習風景から映画がはじまるのであるが、その3曲というのが、ジェームス・ブラウンの「アイ・フィール・グッド」、コールドプレイの「フィックス・ユー」、アラン・トゥーサンの「イエス・ウィー・キャン」で、どれもいい曲だがかなり難しい曲です。
もちろん歌う老人たちはみんなこういった曲は知りません。

そして取り組むプロセスがおもしろおかしく、たびたび歌詞を忘れたり、バックコーラスとそろわなくてギブアップしそうになったり、「イエス・ウィー・キャン」という歌詞を何回も何回も繰り返すのを度々とちったり、見た目50代ぐらいのリーダーが厳しくて、みんなが真剣に悩んだり、グチったりで、おかしさの中にもつらさや一生懸命努力する気持ちが心に響いてきて実にいいのです。


これを観ながら、ウチのお袋も84歳でコーラスでクラッシックを歌っているので、日本でこういうことをやってる老人も多いと思いますが、多分、お金をとって観せるグループはそう多くはないでしょうし、選択する曲はいわゆる唱歌とかクラッシックが多いだろうし、日本のロックやJポップの有名な曲なんかをやってるところはないだろうなって思いました。

そういうのをやっても、聴く人が曲を知らない、喜ばないということもあるのでしょうが、アメリカならではのエピソードという感じがします。ちなみに、バックバンドはやはり老人ばかりで、まさにロックバンドという構成でいい音を出しています。

コンサートに向けて取材をする半年程の間に、メインボーカルを取る予定だった男性がふたり、コンサート後に93歳の女性がひとり亡くなりましたが、そうやって何人も送り出しながら、続けているというのが町の人たちからも支持をされているようで、不安な想いでやった刑務所の慰安公演も大盛況で、演奏中の囚人たちのダンスや手拍子のノリは本当に楽しそうで、終わったあとに囚人とメンバー全員が笑顔でハグし合っているのが、アメリカらしいなってジーンときました。


映画の最後は定期公演の演奏会で、クラッシックで豪奢なホールはチケット完売で入れない人もいる中で、客は若い人から年配まで巾広く、老人が体を動かしてロックを歌うこと自体がユーモラスで、時にジーンときて、客も笑いとスタンディングのノリノリで、やるほうも聴くほうも本当に楽しんでいるのが最高でした。

曲は新曲以外に、クラッシュ・ラモーンズ・ソニックユース・トーキングヘッズ・プリンス・ディラン・スプリングスティーンなど、こんなの老人が歌うのっていうパンク系のノリのいい曲が多く、観ていてホントにハッピーでした。


まあ、そういう曲を知らなくても、老人が死を迎える直前まで、そうやって自己実現の充実感を楽しみながら、生きていくのがどんなにスバラシイのかってことを考えさせられるいい作品だと思います。

私も死ぬ当日まで、ブログの更新にのたうち回っておれたらどんなに幸せだろうって思いました。

多部ちゃんも観たら、人生最後までやりたいことをやって生きていけたらどんなにスバラシイかってことを感じることができると思います。



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“ つばさ考 ” 2

 2009-10-28
≪ つばさが発信するもの ≫

1で述べた「つばさ」の挑戦的な姿勢は、すべてがうまくいったわけではありませんが、少なくとも今のテレビ業界、ドラマ制作にたずさわる人に少なからぬ波紋を投げかけたと思います。

それはドラマの内容と演出もそうですが、ああいう奇抜なドラマをNHKが、しかも最も保守的と思われる朝ドラで挑戦したことです。

現状の民放テレビ局各社は、経済状況が低調に推移する中で、収益の大幅な悪化が構造的なものになってきており、その影響は番組づくりにも顕著にあらわれていて、深夜番組の中止やドラマ再放送の拡大など、縮小均衡の一途をたどっています。


この流れは、小売でいうと専門分野に特化した大型店の台頭と同様で、スポーツ、音楽、映画などに特化した専門チャンネルの拡大による過当競争と視聴者の多様化、そしてインターネットへのシフトという流れの中で、一層進むことはあってもブレーキをかけることは難しいと思われます。

それは、朝ドラを習慣として観るような基礎人口が高齢化によってどんどん減っていくのと同様で、そういう層にターゲットを当てて無難な作品を創っていてはジリ貧になるばかりであり、5年後、10年後の放送エンターテイメントのあるべき姿は見えてこないということです。


そういう危機感を背景として、思い切ったチャレンジを行ったのが、「つばさ」だったと思います。

そういう取り組みができるのは、民放ではなくてNHKであるのはやむを得ないわけで、守勢に立たざるを得ない民放に対して、いまやNHKこそが、真剣にエンターテイメントに取り組む時代になってきています。

民放はスポンサーありきの営業優先になるのはやむを得ず、バラエティ・お笑い・ジャニーズなど新鮮味はないけど、お気軽にテレビを楽しみたい視聴者向けに番組を編成せざるを得ず、ドラマでも骨太で、重い主張を持った作品は敬遠され勝ちなのは、残念ながら時代の空気となっています。


現にせっかく多部ちゃんが出ている「不毛地帯」も、唐沢さん他豪華キャストをそろえ、期待どおりの力作となっているにもかかわらず、「官僚たちの夏」と同様に、テーマがカタいということか、早くも2回目にして視聴率という点をとらえれば低空飛行となっています。

なじみの薄い商社の話しばかりだとか、男女の話しが少ないとか、今の時代の視聴者の中心である女性と子供に受ける要素が少ないですから、やむを得ないのかもしれませんが、なんか時代の大きな変り目という感じがしてしまいます。我々団塊の世代にはチャンネル権はないのかもしれませんね。


そういう過渡期に、「つばさ」という斬新なドラマづくりにチャレンジした姿勢は高く評価されるべきと思います。

それによって見えたものが、非常に高い壁であったとしても、それはやってみなければわからないわけですし、その壁を打破する糸口も少しは見えたと思います。

それは、歴代最低の視聴率にもかかわらず、熱烈な多くの支持者を獲得したということもそうですし、ああいったテイストのドラマが今の時代でも十分に通用するということもそうですし、創り方や観せ方のディテールを疎かにしないことによって生まれる作品のパワーということもそうですね。


そして、そういう取り組みの中から、多部ちゃんをはじめとして、役者の新たな一面が表出することによって、役者にも刺激を与えるし、作品も相乗効果を発揮するというウィンウィンのパワーが見逃せない大きなメリットだったと思います。

この難解な作業に取り組んだ、スタッフ、キャストが最終的に足並みを揃えてその使命に真摯に向き合ってやるべきことを成し遂げたという事実は、関わったそれぞれの人にとっても、テレビ業界にとっても大きなインパクトを与えたと考えます。
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“ 非勝3原則 ”

 2009-10-26
家庭をお持ちのみなさんは、日頃奥さんと円満にやっていますか。

大分前に新聞で読んだ記事で、面白いなっていうのがあったんで、その話題を・・・、


私は結婚して約30年、いままでに嫁さんと何度もケンカをしたり、意見の食い違いでしばらく口を聞かなかったりということがありましたが、その原因のほとんどは夫である私にあります。

男は社会に出て、稼いで、自分が一家を支えているという思いが心の中にありますので、ささいなことでも自分の思いどおりにならなかったり、自分の意見が否定されたりすると、そのことを素直に受け入れようとしないことがあります。

そんな自分が、正月にたてる一年の計が「今年は嫁さんとゼッタイにケンかをしないぞ」というような内容になったのは、人生の黄昏を感じる還暦少し前ぐらいからでした。


幸い、私はまだ働くことができていますが、あと何年かすれば毎日奥さんと四六時中顔を合わせていることになります。週に3日ぐらい図書館にでも行かないととてももたないと思ってはいますが・・・(笑

そうしないと毎食メシをつくってもらい、洗濯してもらいということになります。
風呂とか、ゴミ出しとか、着た服の整理とかはいまでも自分でやってはいますが・・・、

いずれにせよ生活の主導権は完全に奥さんのものになります。

その時のためにも、上記のような誓いをたてて、おかげで自分の発作的な感情の高ぶりを抑えて、ここ数年は大きなケンカはしないでやってきました



そこで、なるほどと思ったのが、新聞に書いてあった「全国亭主関白教会」という団体です。

名前のイメージとは逆に、

「非勝3原則」なるスローガンを掲げ、それはなにかと言うと、奥さんに「勝たない、勝てない、勝ちたくない」ということであり、

そして、次に「愛の3原則」として

  「ありがとうをためらわず言おう」

  「ごめんなさいを恐れずに言おう」

  「愛してるを照れずに言おう」

と、わかっちゃいるけど、なかなか年配の男が素直には言えない言葉を言おうということで、


「いかにうまく妻の尻に敷かれるか」

「関白とは、家庭内の天皇である妻を補佐する地位をさす」

というなかなかユニークな考え方で、福岡市の九州男児が立ち上げ、設立10年にして11人から17カ国7千人にまでなったという団体で、まあ奇特な方がいらっしゃるもんだと思ったのでした。

でも言ってることはごもっともで、的を得てるので、これからの自分の人生をあらためて考えてみるのに、多いに参考になりますし、ちゃんと実行しないといけないなと思うわけであります。

未婚の方も、既婚の方も、絶好調の方も、倦怠期の方もよ~く頭に入れてかみしめる必要があるのかなと、よけいなお世話ですが、取り上げさせていただきました(笑


多部ちゃんも「つばさ」で、夫婦というものの不思議さやいろんな家庭の姿などについて考えることがあったと思いますが、もし将来結婚されたら、若いうちはエブリデイハッピーですけど、アラフォーぐらいからは、お互いの欠点が気になるようになったり、もし仕事を続けていれば、すれ違いが増える中でお互いの信頼が損なわれたり、こんなはずじゃなかったということが起こることもありますので、両親をあらためて見て、夫として妻としてのあり方や仕事を通じて接する先輩方の体験など、人生の表裏を若いうちに知っておくことも必要かなと老婆心ながら思います(笑



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“ つばさ考 ” 1

 2009-10-24
「つばさ」が終わって約1ヵ月、川越祭りが終わりましたが、公式サイトの方ではスタッフブログの精力的な更新とキャストの方からの投稿、そして掲示板への投稿が続いており、年末の総集編まで賑やかに続いていきそうです。

多部ちゃんは壱岐直子の印象が、徐々になじみつつありますが、少しずつしか出番がないので、まだつばさの印象が強いですね。

「つばさ」終了後、頭から見直していて、オリジナル脚本でこれだけの作品を創ろうとするアイディアとストーリーの構築力は、あらためてスゴイなと感心しますし、それに応えての出演者の演技も悩みながらも気合を入れて演じているのがひしひしと伝わってきて、第1話の「ベッカム一郎の朝いち豪快シュートゥー!!」の第一声ではじまる印象的なスタートから、瞬時にして“つばさワールド”に引き込まれてしまうそのテンポとテンションの高さがたまりません。


人の悪口は言いたくないけど、1ヵ月近くたってもダラダラとまったくノッテこない某今作と同じ朝ドラとは思えません。多部ちゃんが出るのがあんな刺激のない作品でなくて本当に良かったと思います。

視聴率がうんぬんされていますが、台風効果で一時上がったけど、先週は14%台、まあ朝ドラというものはそんなものじゃないのかな。視聴率視聴率って騒ぐのがバカらしい・・・、ながら見、時計がわり見の人が、カメのようにのろくて、おとなしい話しだからチャンネルを替えないというだけなのに・・・。

と、ちょっと脱線しましたが、「つばさ」は多部ちゃんにとって分岐点になる重要な作品であり、自分にとっては最高に夢中になったドラマだけど、習慣で朝ドラをなんとなく観ているふつうの人から見れば変てこなドラマだったのかも知れない「つばさ」って一体なんだったのかあらためて考えてみる必要があるのかなと思い、私の分析力では深くは考察できないかもしれませんが、とりあえずスタートしてみようと思います。


≪ドラマ「つばさ」の挑戦≫

まずは、ドラマ「つばさ」の姿勢について考察してみようと思います。

その特徴をいくつか挙げてみますと、


1.感情移入よりも展開のテンポ

2.ストレートにはあらわさない表現

3.演出で遊ぶキバツさ

4.人物描写へのこだわり

5.エピソードの豊富さ


といったことが大きなポイントとしてあると思います。


「つばさ」の挑戦的姿勢の中で、特徴的で、従来の朝ドラファンの視聴者が一番なじみにくかったのが、1・2・3ではなかったかと思われます。

この3点は関連していますが、「つばさ」に一定の理解のある批評なんかでも、こういう試みは夜のドラマでやった方が良かったのではというような言われかたをされていますね。

それは視聴率が歴代最低になったせいでもありますが、だからといてその挑戦を全面的に否定しているものではないと思います。

こういう狙いの作品は、深夜のドラマや映画では多く試されており、とにかく語り過ぎないで観る側に考えてもらうというのは、作品づくりにおいて重要なことですね。

そういう姿勢で創っている作品はコンセプトがゆるぎなければ、視聴率は別にしていい作品となることが多いし、年配者を意識して過剰なまでの説明を良しとして長年創られてきた朝ドラへのチャレンジとして試みたのはリッパだと思います。


特にサンバやラジオの男を典型とする3については、1と2を試みる場合、重要なポイントとなる部分ですが、遊びをしようと思えば際限なく、つい脱線がちなので、コントロールの仕方が問われる部分ですね。

後藤CPがちょっとふり過ぎたかなって言ってたのは、視聴者ばなれが言われてからですが、見直してみれば、それほどのことはなく、私なんかはもっとはじけてもいいと思ったぐらいですが、細部にわたってこだわって創っているのは十分に伺えます。

特に巧みなカメラワーク、ワンシーンワンロールによる見ごたえのある演出と緊張感のあるお芝居は、何度観てもフレッシュで、楽しめるものになっていると思います。


4、は「つばさ」の大きな特徴であるとともに、批判も多かった部分ですが、主な登場人物それぞれにスポットを当てて描くことによって、それらの人たちが活き活きと印象的で、いとおしく感じられるというのは、作品に力を与えており、多いに評価をすべきだと思います。

このこだわりがなければ、「つばさ」がここまで輝くものにはならなかったと思います。

相対的にヒロインつばさが目立たないと思われた方もいるようですが、全体の中では、ヒロインだけが突出することなく、いいバランスの中で存在していたと思います。


5については、4と関連することですが、どちらかというと人間の弱い部分、暗い部分の存在を肯定的に描こうとしているので、そういうエピソードが多くて辟易した方もいると思いますが、その部分をしっかり描くことによって、最後は登場人物全員にカタルシスをもたらそうとしており、その狙いは成功したと思います。

このさまざまなエピソードに通低する一貫した思想 “人と人との絆”が、ドラマ「つばさ」を単なるドラマを越えた高みに押し上げていると考えます。


このようにいろんな面で、確信犯的に従来のものをぶち壊して、新たな試みをしたわけで、大ヒットするかズッコケルかというバクチにおいては、見事に外れはしましたが、特殊な放映スタイル、時間という制約の中では、やや詰め込み過ぎとは言え、挑戦的姿勢で妥協することなくクオリティの高いものを創り切ったという点で、多いに評価されるべき作品であったと考えます。




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“ マイフェイバリット アクター ” 09 フォール

 2009-10-22
<私の好きな男優 ベスト10>

1. 岡田 准一 
2. オダギリ・ジョー 
3. 内野 聖陽 
4. 松山 ケンイチ 
5. 浅野 忠信 
6. 加瀬 亮 
7. 堤 真一 
8. 堺 雅人 
9. 山崎 努 
10. 二宮 和也


これは女優に比べるとちょっと考えました。日頃、男優はそう意識していないので・・・、

これもやっぱりトンガリ系が上位に来ますね。映画でもドラマでもトンガッた作品に多く出ている人が好きです。

もちろん演技に関しては、みんな申し分ないと思います。やっぱり役者はそれが最低条件ですね。

それにプラスして、ちょっと普通じゃない雰囲気、異質な感じの狂気が出せる人がいいですね。


岡田さんはクドカン作品なんかで最高ですし、ジャニーズからはみ出した感じの存在感がいい。

オダギリさんはいい作品に出て、いい仕事をして、基本過激なスタンスで申し分ない。

内野さんはどんな作品でも存在感があり、芝居は申し分ないし、舞台もがんばっている。「JIN」の龍馬役もハマっていますね。


松山さんはテレビドラマはずっこけたこともあったが作品としては面白かったし、映画は若手の中ではダントツ・・・どんな役もOK。

浅野さんもいい作品で、いい仕事が続きますね。

加瀬さんは、どこにでもいるように見えて、芝居はクールでどのようにでも染まる。かもし出す雰囲気がいい。


堤さんは、たまにしか見ないが、存在感があって、芝居がうまいのはもちろん、嫌味のないコミカルな味がいい。

堺さんはやわらかい感じがいい、どんな仕事でもうまく染まって楽しめます。

山崎さんは、不良っぽいアクの強い中年のイメージをキープしているところが好き。

二宮さんは、いわずと知れた若手演技派で、欲があるのになさそうなところがいい。

あと、ランクインを迷ったのが三國さんですが・・・、高齢ということで、若手に譲っていただきました(笑


全般に見ると、若手人気俳優と渋めの人が混ざっているって感じかな。いわゆるイケメン系は外れました。

まあ渋い人ばかりではつまらないんで、若手にもがんばってほしいといったところですね。


この中で、多部ちゃんが共演した人は、残念ながらニノひとりですね。私としては、内野さんあたりとの共演を見てみたいですが、当分実現することはないかな(笑
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“ マイフェイバリット アクトレス ” 09 フォール

 2009-10-20
秋のドラマがはじまって、いい作品がいくつかありますが、それはまた別の機会として、いま自分の本当に好きな役者は誰なのかについて真剣に考えてみようと思いました。

いままでも、好みの役者についてちょこちょこ書いてはいますが、どちらかと言うと多部ちゃんと比較するような若い年代の方について考えることが多かったので、今回は存命で、全年代まで対象を広げて考えてみました。

しかし、こういうものはいい作品や役者の新たな側面に出会ったりすると、多部ちゃんを除いては気持ちが変わったりしますので、あくまでもこの秋のドラマの1回目を見た直後の今の気分ということですので悪しからず。

今回はその1で、女優篇です。男優は次回


<私の好きな女優 ベスト10>

特1.多部 未華子 
2. 志田 未来 
3. 麻生 久美子 
4. 深津 絵里
5. 吉高 由里子
6. 蒼井 優 
7. 夏川 結衣 
8. 秋吉 久美子 
9. 吉行 和子 
10. 香椎 由宇 


多部ちゃんをここに挙げるのもどうかなって思ったんですが、別格でも1位であることには違いないんで入れました。

ですから、ランクが微妙にゆれるのは2位以下ですね。未来ちゃんの2位は「東京DOGS」の吉高さんがどう出るかによってジャンプアップする可能性もあったのですが、「セイラ」が見事なスタートで、変わらぬ2位を確保しました・・・、未来ちゃんが主演するドラマは制作側も失敗は許されないという気合を感じました。

麻生さんは、「時効警察」以降演技が吹っ切れたように自然体でいいですね。数少ないトーク番組での彼女も素のまんまで好きです。そしてキレイですね。

深津さんはテレビはたまにしか出ませんが、出た時はさすがですし、映画や舞台でいい仕事をしています。


吉高さんはこのところ出る作品すべてでいい味を出していますが、まだ本物になるかどうかは、いままでの役が斜に構えた彼女にピッタリのおいしい役ばかりかなってこともあり、その辺が今後どうなるかですね。私はああいうハスッパなタイプは好みです。「東京DOGS」がこの後どうなるか・・・、
先日の「サンマのまんま」でのやりとりは最高でした。完全にサンマを食っていましたね・・・、多部ちゃんと同い年です。

蒼井さんは演技も自然体でいいけど、そのほんわかとした存在感が好きです。

夏川さんもたまに見るとやっぱりいいなあ・・・、普通なんだけど、キリッと存在している感じが・・・、

秋吉さんは昔からの好みということでいまだにランクインです(笑

吉行さんは「つばさ」もありますが、あらためてすべての女優を眺めてみて、昔からですがやっぱり好みの人だということを再確認しました。

香椎さんはメッチャ美人だと思うし、演技も悪くはないんですが、作品によりバラつきがある・・・、

あと、10位に入れるか迷ったのが寺島しのぶさんですが、若い人に譲ってもらいました(笑。


こうやって眺めてみると、全般に地味目かな・・・、おとなし系とトンガリ系が入り混じっている感じですが、トンガリ系のほうが多いかな。でも、基本芝居がうまくて、芸能人然としていない人が多いと思います。

いわゆる人気投票なんかで、上位に入ってくる常連はいないですね。別に意識して外しているわけではなくて、ある程度地位が確立して、同じような仕事をせっせとこなす人には関心がなくなってしまうのです。


多部ちゃんは一般的な見方ではおとなし系だと思いますが、私の中ではトンガリのほうにシフトしているっていう存在感がやっぱり稀少です。

ということで、今の所多部ちゃんが別格で、浮気をしようと思うような女優は見当たらない、私の勝手なプレイヤーズ・ランキングでした。


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「人は何故生きるのか」

 2009-10-18
という問いに対して、「それが人の義務だから」

という言葉を先日新聞で読んで、なるほどと思いました。

人生を60年余もやっていますと、十代からはじまって、二十代でも、三十代でも、不惑と言われる四十になっても、さらに五十になっても、「もう生きていくことに疲れたな」、「どうして俺はこの世に生まれてきたんだろう」、「もし神がいるとしたら、自分に与えられた役割はなにかあるのだろうか」、「死んだら来世というのはあるのだろうか」などなど、悩んだり、落ち込んだり、特に異常によからぬ欲求が強くなったりした時なんかに考えてしまいます。

さすがに60にもなると、先にあの世に行かれる方もいたりして、多部ちゃんみたいに「なるようになるさ」と、今は仕事のストレスも少ないし、友人関係も希薄だし、あまり生きることについて深刻に考えることは少なくなりましたが、死ぬまで答えのでない永遠の問いですね。


この記事を書いたのは、ちょっと前でそろそろアップしようかなと思ったら、昨日、加藤和彦さんが亡くなったという報道がありました。私とほぼ同年代ですね。

加藤さんについては、フォークル、ミカバンド、ミカエラバンドはグループとして好きで、よく歌った曲もありましたが、彼に個人的に入れ込んだということはありません。スゴイ才能の方だとは思いますが・・・、

天才肌、理想家でスタイリッシュっていう印象がありますね。

民生みたいな職人肌の音楽バカで、クオリティにバラつきはあっても次から次にアルバムを創り、ひたすら汗をかいてライブ中心に突っ走る、カッコウは適当みたいなタイプと真逆な感じをもっていました。

でも、それは人それぞれで加藤さんの創る音楽にはその才気を感じさせるすばらしいものがありました。

自ら命を絶ったのは本当に残念ですが、ご冥福をお祈りします。


私は一時精神世界にのめり込んでいた時期があり、臨死体験や輪廻転生のことなど、さまざまな本を読みましたが、やっぱり体験してみなければわからないことですから、結局は今を大切に生きることが大事だということですね。

いろいろと理屈や願望を言っても、結局どうどう巡りで、答えが出るものではないことはわかっているので、冒頭にあるような割り切りをしたほうが、今をより良く生きれるのだろうと思います。


私は、神の存在を否定するものではありませんが、それはどちらかって言うと、宗教で言うような神ではなく、自分の内にあるものだろうと思っています。

だから、時に神のごとくありたいと考える自分が、愚かな人間の自分をいさめ、また愚かな自分が、神のごとくありたいとする自分をおとしめ、そのはざまで葛藤しているという感じですね。

まあ、ここで言う神というのは良心というようなものですけどね。

この世には絶対的な価値というものが存在すると思ってはいますが・・・、

そんなことを一生の間探しながら行きつ戻りつしていく・・・、結局プロミスドランドにたどり着くことはない。


プロミスドランドとは自分にとって、どこなのか、なんなのかすらもたぶん死ぬまでわからないのじゃないかと思いますし、それでもいいのじゃないかなって思います。

ただ、宮沢賢治が言った、「求道すでに道なり」という言葉をかみしめて、義務として生き続けることを、前向きに実行していければいいかなって思いますね。


多部ちゃんはそんな自分にとっての大きな牽引役です(笑
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“ ジュンのひとりごと ”

 2009-10-16
最近、なんか充足感がない。

「つばさ」が終わるまでは、こんな大変なの早く終わって欲しいって思ってたけど、終わったらなんか、何をやってもむなしい感じがする。

いままではこんなことなかった。

仕事がなければ家でダラダラDVDを観て、ソファでゴロゴロしながら本を読んで、時々あっぽ君をイジッて、それで過ぎていったけど、最近は家にいるのがなんとなく落ち着かなくって、外へ出て友達と会ったり、電車に乗って映画を観にったり、ショッピングをしたり、自分でも不思議なくらい行動的になってなんか信じられない。


今も一応「不毛地帯」の仕事はしてるけど、「つばさ」に比べれば撮影の日数はしれてるので、なんか物足りなくって仕事をしているという感じがしない。

ドラマ自体は昨日1回目が放映されて、期待どおりのいい作品だけど、私はたまに出るぐらいでドラマに関わっているという実感がわかない・・・、以前はそれでも楽しかったのだけど。

すごく大勢のベテランの役者さんが出てるけど、私がからむのはほんの一部の人だけだし、Kさんは私を笑わそうとしていつも面白いし、WさんはSちゃんが言ってたように本当にいい人でやりやすいのだけど、もうそういうのでは物足りなくなってしまったみたい。

なんか、あり得ないような芝居をして、私をシゴイてくれて、本もこんなのあり得ねぇ~っていうような展開やセリフのほうが歯ごたえがあるというか、やってるっていう感じがする。

これは贅沢な悩みで、ちょっとまずいかな・・・、


「つばさ」をやったことによって、役者バカに近づいちゃったのかなあ・・・、私はそういうふうにはならないと思ってたのだけど、NさんもTさんもYさんも、ジュンみたいなコはお芝居が病みつきになるわよって言ってたのが、「つばさ」が終わってみてすこし分かったような気がする・・・禁断症状みたいな(笑

これが自分的にいいことなのかそうじゃないのかは、今は判断ができないけど、なんか刺激的な仕事をしたいという思いが強くなってきているのは確かだ。


もちろん、自分をさらに追い込んで、未知の世界を体験するために「農業少女」をやることにしたんで、不安もあるけど、最近はワクワク感のほうが強くなってきている。

こんなことは以前の私では考えられないことで、自分でもどうしちゃったの・・・、“仕事人ジュン”って感じだ(笑


まあ、「農業少女」の稽古がはじまるまでは、いままではあまり出たくないと思ってたバラエティも声がかかれば出てみようかなって思う。

事務所的にはあまり露出するとアキられるんで、希少性を保とうとしているのかもしれないし、自分も緊張しぃで、そう出たくもなかったけど、「つばさ」をやってみて、イッパイ出てもそうどうってことないじゃんって思えてきた。

私はハデさがない分、あまりすり減らない人かも知れないなって思う・・・って、調子にのるなよ、オマエ。。。
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“ N 監督のこと ”

 2009-10-14
私は以前から時々話題にしているように、野球はR球団が好きです。

群れるのがキライで地元を避ける傾向がありますので、中学の頃からのK球団のファンで、消滅してRを応援しているわけです。

ただ、何事にもそう熱烈にはなりませんので、年1・2回名古屋ドームへ行くのと、スカパーでやってる日はちょこちょこ見るぐらいです。

野球は長くて、だらだらしてるので、できれば避けたいのですが、接戦だとつい見てしまいますね・・・、

で、今年は大健闘でCSをホームでやることが決まりましたが、いろいろと世間をにぎわせていますので、ガマン出来なくなり一言書きたくなりました。


今年は他が弱かったのか、ローテーションと攻撃のバランスが取れていたのか、CSに出ることになりましたが、私はもうここまでで十分という気持ちです・・・、シーズン中は4番でいいと願っていました。

というのも、あまりN監督が好きではないからです。

以前からなんですが、H球団に寄生している元C球団のHよりはましですけどね。まあ大物だから、そこそこのチームにするだろうとは思っていました。

だから礎を築いたというところで交替されたほうがいいと思います。

これ以上いると悪影響が大きくなるし、鬱陶しさも増してきます、人間引き際が大事です。経験や戦術が優れている方なのは認めますが、人に対する接し方が自分本位で、人間性が好きではありません。


マスコミの前で選手をこき下ろす姿勢、暗い雰囲気に一部の主力選手が辟易しているのが、シーズン途中から感じられました・・・マスコミはいいネタになるから寄ってきて、ますます増長する。

I 選手なんかは、WBCの疲れがあって、途中で交替を志願して、どれだけ叩かれたことか・・・、途中はほとんどやる気をなくしていましたね。

他にもイッパイあるわけで、そういうのを良しとせず、途中から助っ人で来て大貢献したL選手が他の選手のことも代弁して文句を言ったら、この大事な時期に出場停止・・・まったく心の狭い・・・、もう自分は辞めるからCSはどうでもいいと考えてるとしか思えない。


だから組織全体を鼓舞して、人間味で盛り上げるという面には欠けている人ですね。自分が目立ち過ぎ・・・、息子も連れて来るし、俺が辞めたら来年は最下位だとか、思ったことを全部口にする・・・、

私はそういうリーダーは嫌いです。経験や技術が優れていても、その奥にある人間的なものに惚れるような暖かみがないと、組織はまとまりません。

私自身が、役員や部長にたてついて、既存のやり方を壊して、干されながら、しかし誇りを持って人生を歩んできて、これでよかったと思っている人間ですから、上には絶対服従とか、規律を乱すなっていうのを良しとはしません・・・そういう声が上がるのには必ず原因があるのですから・・・、


N監督を擁護する声にはいろんなものがあることはわかります。なんといっても実績を上げているのですから・・・、

シーズンはじめから、今年が最後と言われたり、途中から次の監督探しの話題が出たり、ということが批判されていますが、それはあれだけの大物で、高い年俸の方に辞めていただくのですからやむを得ないことだと思います。

これだけの成績を残したらふつうシーズン後に首には出来ませんからね。L球団のV監督と同様に年俸の高い監督に辞めていただくには、先に宣言するというのもやむを得ないと思います・・・私は別にR球団支持という人間ではないですが・・・、

いまの民主党が次々とぶち上げるのと一緒で、そうしないと何も動かないですからね。


私はN球団のN監督のような明るく、前向きな監督が好きです・・・人のいい面を伸ばしていくような・・・、元K球団だからって理由だけじゃないです。ファンとして見ていて勝つことだけがすべてではなく、監督の人柄、資質というものが非常に気になります。

次にRにいくと噂されているB監督はどういう方なのか、ベース投げが得意なことぐらいしか知りませんが、ちょっとここらで気分を変えて、そういう方もいいのかなって思います。

リーグ制覇とか、さらにその先をというのはまだまだ先でいいと思います。

天辺まで行ったら必ず落ちますから、お楽しみはこれからということで・・・(笑


多部ちゃんは組織の中で仕事をする人ではないですが、監督やプロデューサーが自分の演技に対して陰でブツブツ言っていたら、やる気が失せますよね。

悪いところがあるのなら、直接話しをして、多部ちゃんの意見も言って、お互いに納得して仕事をしないといいものは出来ないと思います。

いままではいいリーダーに恵まれて来たのじゃないかなって思いますが、多部ちゃんの人柄だったら、ちょっとうるさいリーダーも自分のペースに巻き込んじゃうのかなって思ったりします。

それが無自覚、無意識の多部未華子マジックのすごさでしょう・・・(笑
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“ 女優と引退 ”

 2009-10-12
多部ちゃんは、「つばさ」での女優としての得がたい経験を得て、しばらくは女優という仕事に力をそそいでみようと、前向きな気持ちになってると思われますが、以前から女優という職業に引退やリタイアというものがあるのかどうかということが気になっていました。

もう仕事が来ないとか、その他の理由で続けれない人は、「女優業を引退します」って言えばいいと思うのだけれど、そういうふうに宣言した人はあまり聞いたことはないですね、歌手ではまれにいますが・・・、


男優の場合は、家庭を支えていくということもあったりして引退ということはよほど事情がない限りなく、芸能界に依存して生きていくことが多いと思いますが、女優の場合は結婚した後、家庭や育児に専念したりして当分仕事をやらなかったり、仕事もこなかったりということがありますね。

役者というのは、世間に一番目立つのがテレビドラマ、次が映画、そして舞台、その他いわゆるタレントぽい仕事をするにしても、基本待つ仕事ですから、何年もオファーがなくても、いつかまた仕事がきて復活という期待も持ってたりすることもあるわけで、その間は一般的な感覚で言えば失業中であったとしても・・・、

そういうのは好きじゃないな・・・そこまでしがみ付かなくてもって(笑


一度でも、小さな役でも場末の舞台ででも役者をした人の職業が俳優っていうのも不思議に思うことですね。

世間がそう思っていなくても、本人がそう語りたいということで俳優という肩書きがつくという点がなんか不思議。

何年も役者の仕事がなければ、元俳優でもいいような気がするけど、そういう表現はしない。

まあそれだけ職業としての位置づけが難しいという気がしないでもない。


でもミッキー・ロークみたいに、何年も役者をしてなくても復活することもあるから、微妙・・・(笑


で、多部ちゃんにはメリハリをつけてほしいと思います。

放り出したくなったら引退でいいし、結婚して子育てとかであれば休業でいいし、またやりたくなったら復帰でいいし、この頃全然見かけないけどどうしてるのかな・・・、ズルズルっていうのはイヤですね。

私はハッキリしてほしい・・・、多部ちゃん本人もそういう性格でしょうし・・・、


ふつうの職業と違い、自分を表現することによって人に感動を与え、楽しませるという創造性や感性や存在感が必要とされる特異な仕事であり、我々の仕事とは違って「余人を持って替えがたい」の言葉通り、多部未華子の替わりはいないわけですから、モチベーションが下がった時は、できればハッキリさせてほしいなと思います。

そういうことを常に意識することによって、ひとつひとつの仕事への集中度が増すということもあると思います。


最近は30代、40代以降でもいい仕事をする機会がたくさんありますので、休業しても人生のサイクルの中で気力が満ちてきた時に思いっきりクオリティの高い仕事をするというのもいいなと思います。

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“ IF I FELL ”

 2009-10-09
だいぶ前に下書きして後回しにしていた記事をアップします。以前NHKで放映されたビートルズのリマスター盤についているドキュメンタリーの映像を見ていて、思ったことを・・・、

今回のリマスター盤については、私は当分買うつもりはありません。でも、世の中好きな方がいるもので、モノの限定版も含めて、ああいう高価なものを速攻で買う方がイッパイいるんですね。

今の私にとっては、「フィッシュストーリー」や「つばさ」のDVDは速攻で買いますが、リマスター盤をすぐに欲しいとは思いません・・・、比べるものじゃないか(笑


私はビートルズは高一の冬の頃、デビューの時から同時体験で聴いていますから、どのアルバムも曲もイヤっていうほど聴いていて、あらためて、音がクリアだからとか、いままで聴こえていない音が聴こえるとかいうマニアックな部分で聴きたいという気はなく、またコレクター趣味もないですから即購入する気にはなりません・・・将来毎日が日曜日になって時間をもてあますようになればわかりませんが・・・(笑

ビートルズ自体、今聴きたいと思うことは稀ですし、ましてや最近は音楽を居間のオーディオで大きい音で聴くということはなく、もっぱらi podとカーステで、i Podは主に昔のアルバム中心、カーステは新しいアルバムを聴いています。

それに、テレビで録画したドラマや映画やスポーツなどをこなすのに手イッパイで、時間的余裕がない・・・、ついこないだユニコーンのライブのBR盤を購入したけど、まだ見れていないし・・・、


で、書きたいことは、ドキュメンタリーを見ていて、音は今回のリマスターの音を使っていて、さすがにいい音で、内容もコンパクトにうまくまとめてあるのですが、あらためてインパクトがあったアルバムと曲について、書いてみたいと思います。

ドキュメンタリーはデビューから解散までのプロセスを、解説付きでほぼ時系列に主要な曲のキャッチなメロディーを短くピックアップして、約50分で仕上げてあるのですが、私の一番好きなアルバム「リヴォルバー」からのピックアップが一番多くて、まあ意図したものではないと思いますが、うれしかったですね。

その曲というのが、「アンド・ユア・バーズ・キャンシング」「グッデイ・サンシャイン」「タックスマン」「アイム・オンリー・スリーピング」「エリナー・リグビー」「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」「イエローサブマリン」で、みんないい曲です。


「リヴォルバー」は、前作の「ラバーソウル」から引き続き、中期の変化を遂げつつあるバンドが、さらにスタジオワークに力を入れ、前に進んだアルバムですね。

新たな側面と、初期の勢いのあるタイプの曲とがうまくミックスされたいいアルバムだと思います。

好きな曲は上にあげた曲でほぼ網羅されていますが、中でも当時聴いてショックを受け、アルバムの中でも一番好きな曲が「トゥモロー・ネヴァー・ノウズ」です。

この曲は、前衛的な音のコラージュとアフリカっぽいリズムの反復と、それに乗っかるジョンのチベットのお経のような抑揚のないメロディーの繰り返しが、何とも言えない陶酔の世界へいざない、いつ聴いても刺激があります。

私の一番好きな曲「ストローベリーフィールズ・フォーエヴァー」と「アイム・ザ・ウォーラス」とこの曲は、いずれも音のコラージュを強調した作品で、こういう前衛的な曲は大好きです。

このあたりが、彼らがいつも新しい音を追求し、誰もやったことがないことにチャレンジし、失敗を恐れないといった前向きな姿勢から生み出されたものの象徴的な曲だと思います。


一方で、今回映像を見ていて、やっぱりこの曲は自分にとってスペシャルだなって思ったのが、同じくジョンが歌う「イフ・アイ・フェル」です。

学生時代に、展開が速くて難しいコードをフォークギターで一生懸命弾きながら歌っていたのを思い出しました。

アコースティックギターをバックにしたミディアムテンポのラブソングなんですが、ジョンの低音のハスキーな声と曲とのマッチング、サビのシャレたコード展開・・・、初期の頃のヒット曲とはテイストの違う佳作ですね。

映画「ハード・デイズ・ナイト」の中で歌われていて、印象深い映像でスバラシかったです。


ジョンの曲づくりの間口の広さ、奥の深さ、いろんなものを自分流に吸収したサウンド、その一面がかいま見れるいい曲だと思います。

だから一見ジョンぽくない感じ・・・、でも後の「イン・マイ・ライフ」なんかにつながっていく良質な部分があり、インパクトがあるわけじゃないし、決して目立たないけど、シャレてて、粋なたたずまいがあって、印象に残る上質な作品って感じです。

キャラが立ってて目立つ曲は、第一印象はいいけど、何度か聴いてると飽きてしまうんで、特別な思い入れのある曲にはなりにくいですね。


同じようなことは演技にも言えるわけで、多部ちゃんの誇張しない、穏やかでいて、時としてハジケル演技は、一見ハデで目立っている人に比べると、じわじわと沁みるように伝わってくる本物の魅力があると思います。
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マンスリーレビュー “プレミア+α”

 2009-10-06
「川さん 今日はヨーロッパリーグがはじまってほぼ1か月経ちましたので、イングランドを中心にこの1か月を振り返っていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします」

「はい 山さん よろしくお願いします」

「プレミアは、やはりマンチェスター・ユナイテッドとチェルシーがいいスタートを切りましたがいかがですか」

「ユナイテッドは、ロナウドの穴をどう埋めるかが課題だったんだけど、ルーニーとベルバトフがスタートからいいね。それにオーエンもまあまあの出来で・・・、でもなんと言っても、やっぱりギグスの存在かな・・・、もう至宝という感じで、ここってとこで頼りになるから、ファーガソンも助かるよね。ただ、チーム全体としては攻撃面もディフェンス面もまだ一体感があるとは言えないので、本格的にノッテくるかどうかはもう少し様子を見ないとわからないね」

「チェルシーは、ビッグ4の中では唯一主力の流出がなくて、監督がアンチェロッティになったということで、突っ走るかなと思っていたけど、先週ウィガンに負けちゃったね。でも先日はホームでリバプールを圧倒してやっぱ強いな。監督がどの選手も平等に使って、やる気を起こさせているからしばらくはいい状態でいけるのじゃないかな。ドログバもアネルカもスタートから調子いいしね」


「次にちょっとつまずいた私の好きなリバプールと、予想外にいいスタートを切った竹さんが好きなアーセナルですが、いかがでしょう」

「リバプールはまだ不安定だね。特にディフェンスが簡単に崩されるのが気になるね。あと攻撃のほうもアロンソがいなくなった影響は大きいというか、まだ試行錯誤の感じで、先日のCLのフィオ戦でもチェルシー戦でもトーレスがまったく抑え込まれていたからね。ベナユンは才能を発揮して好調なんだけど、ゲームを誰がコントロールするのかってところがまだ明確じゃないからね。ジェラードばかりに頼っていくのも負担がかかり過ぎるし、リーグ戦は早くも3敗していまったからね。ベニテスの手腕が問われるな」

「アーセナルはホント予想外にいいスタートだね。さすがベンゲルという感じで・・・、ただリーグ戦とCLと長丁場が続くことを考えると選手層がどうかなって感じはあるね。でも、セスクは状態いいし、ファンペルシがスタートからいい。あとロシツキやアルシャビンが調子を上げてきたら、今年はうまくいって4位なんて言われていたけど、もっといい線いくかもね」


「そうですね。さらに今年は4強の一角に食い込もうとマンチェスター・シティやトットナムが強力に追い上げてきていますから、アーセナルも必死にならざるを得ないですね。で、4強の次に来るチームはどうですか」

「やっぱり今言われた2チームだね。シティは強力な補強の成果が上がってるね。アデバヨールとロビーニョは強力だし、バリーやベラミもスタートからいい連携でチームとして機能しているから、これからもっと脅威になってくるんじゃない。トットナムもよくまとまっていて、いいゲームをしてるね」


「ありがとうございます。では次はリーガを少し見てみましょう。スペインは大型補強のレアル・マドリード、イブラヒモビッチの入ったバルセロナがやっぱり話題ですが・・・」

「そうだね、レアルはなんと言ってもロナウドだけど、早くも調子が上がってきて、やっぱりスゴイ選手だね。まあチームのまとまりとしてはまだ未知数のところはあるけど、アロンソもいい仕事をしてるし、ベンゼマもまあまあだし、今年のバルサとの一騎打ちは面白そうだね」

「バルサは全体の陣容は優勝した先期と変わりないですから点取り屋のズラタン次第ってところだけど、5戦連続ゴールと自信に溢れてて、スタートからいい仕事をしてるし、メッシとのコンビもいいし、かなりハイレベルなチームになりそうだね」

「それ以外のチームはどうですか」

「まあ個人的には山さんの応援しているバレンシアがここ数年の中では、比較的いい状態でスタートしたんで、2強に食いつく存在として期待したいね。攻撃は代表でも中心になってるビジャとシルヴァがいい仕事をしているんだけど、先日のアトレチコ戦でもロスタイムに同点に追いつかれたようにディフェンスがまだ安定していなくて、失点が多いのが気になるね」

「あと気になるところはどうですか」

「やはりセビ-ジャだね。ここはCL圏内を十分狙えるいいチームだね。あとはアトレチコの予想外の不調が気になるね」

「ありがとうございました。ではちょっと脱線してというわけじゃないのですが、J1にも少し・・・」


「J1は大詰めを迎えて、鹿島が予想外の不振に陥って、混戦になってきて面白いね。特に清水の快進撃がどこまで続くか、ガンバや広島のガンバリにも注目したいね」

「ACLはどうですか」

「あ そうそう 名古屋がこないだ準決勝で苦手の川崎を下したのには驚いたね。初戦はリードしたのに負けちゃったので、これはもう無理かなって思ってたのだけど、この時の名古屋は攻撃も守りも全員が活き活きと仕事をしていて最高の状態だったね。結果としてダヴィがカタールへ行って良かった感じだね。サッカーは野球と違ってひとりのエースでなんとかなるってものじゃないからね。戦術の中でどう活かせるかだから難しい・・・、ただ、ACLでがんばるとリーグ戦はやっぱり疲れが出て、先日の東京戦はまったくいいところがなかったね」

「こうなると名古屋はACLに全力を上げるしかないですね。私は早速準決勝のホームのチケットを買っちゃいましたよ」

「そりゃいいね、もうリーグ戦3位以内は厳しいんで、プレシャーも大きいと思うけど、ACLをがんばってほしいね。で、優勝して、暮れにはバルサと戦ってほしいね」


「また話しは変わりますが、最近宮崎ポロナティーヴォがブラジル帰りの選手を獲って、結構話題になっていますが、なにかご存じですか」

「ああ あの『つばさ』のチームね。知ってますよ。大谷翔太って言いましたかね。ケガで一旦は選手をあきらめたみたいだけど、ブラジルへコーチの修行に行ったら、選手としてまだまだいけるじゃないかってことで、ずいぶん揉まれてきたようだね。まだ若いし・・・」

「なんか 婚約している女性が幼い時に女子サッカーでならしていたみたいで、翔太選手を徹底的にしごいているらしいですね」

「ああ玉木つばさちゃんね。彼女はすっごくカワイイけどなかなかしっかり者で翔太選手にはもったいない女性だね。頼まれて唐津のコミュニティFMのDJもやってるみたいで、彼女の“おかげ”で、FMも人気だし、翔太も宮崎のJ1昇格に向けて力になってるみたいでふたりとも期待の星だね」

「そうですね どうもありがとうございました」
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“ 絹さん 麻さん ”

 2009-10-03
「お~い 麻さんや~い おるきゃ~ 最近見んけど まだ生きとるきゃ~ あんまり見んで 遊びにきたぎゃあ」

「ほぇ~ めずらしいな~ 家まで来るなんて ひょっとしたらその声は絹さんきゃあ」

「ひょっとせんでもそ~だわ あんまり 見んもんで しんぴゃ~になったがや」

「ほりゃ悪かったなも 楽しみに見とる朝ドラがおもしろうのうてな 外へ出る元気がなくなっとったぎゃあ」

「ほ~か ほりゃあ いかんかったなあ ほんでも わしゃ おもしろかったけどな~」

「ほんとにぃ なにが あんなのがおもしれ~だ まあほんなとこにおらんと上がっとりゃあ」

「ほうきゃあ ほなちょっと上がらせてもらうわなも」


「ほんでも やっとかめだなも 絹さん」

「ほ~だなあ わしゃ つばさが終わったもんで で~りゃあさみしいがや」

「ほ~きゃあ わしゃ気分ええがや かめを見て こりゃええぞなっておもっとるがや」

「かめきゃあ つばさみたいのを見ると ああいうのはたりぃなあ」

「ほんなことにゃ~で 静かでのんびりしとってええがや」


「麻さんは つばさの何がそんなにおもしろうなかったのきゃあ」

「ほりゃ もう高畑がうるしゃ~てなあ 主役が誰だかわからへんで ほれが一番だぎゃあ」

「ほれだけきゃ ほかには なんかないのきゃあ」

「あと なんか暗かったなあ わしゃ ああいうのすかんわ」

「ほうきゃ~ ほりゃ~いかんかったなあ わしゃ あんたがいっとることはじぇんじぇん気にならんかったけどな 昔しゅうとにさんざん意地悪されて家を出たかったことを思い出して こういうこともあるわな~て見とったからな~」

「ほ~きゃ~ ほんなにいじめられたんきゃ ほりゃ大変だったなあ わしゃ逆にしゅうとをいじめすぎたみてゃ~で はようにいなくなってよかったわ」

「ほ~やなぁ あんたはよかったわ ほういう人は高畑さんみてゃ~のはわからんわな」

「ほんでも 吉行とのやり取りはおもしれ~ところもあったけどな」

「ほ~きゃあ ならまんざらでもなかったんだがや」


「まあ つばさがかわいかったからな あの子をやった子はよかったなあ」

「ああ 高畑さんのおかげでつばさちゃんが健気でかわいそうに見えたなあ 本当によかったわ」

「あの子は なんてゆうのかなあ」

「たべ みかこ たべ みかこっていうんだよ 前にもいったがや」

「ほうか たべっちゅうのきゃあ なんか食べるのが好きそうだなあ ドラマでよ~くっとったし」

「ほ~やなあ 弟ときそうように食べとって ほれがみんなうまそうでよかったがや」

「ふつう あんな納豆とかねぎとかかけるきゃあ」

「ほりゃ~ ドラマだでがや ほんでもあのはんでゃぁの場面はよかったなあ みんな前むいて」

「ああ おもしろかったなあ」


「たべさんはしびやぁがうみゃ~し しっかりしとるし 人のことによお気がつくみてゃあだし ええ役者になるぞ」

「ほうきゃ ほんならまたなんかで見るかもしれんなあ」

「ほ~や ほ~や 楽しみだがや」
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“ カエラライブと多部ちゃん ”

 2009-10-01
昨日、木村カエラのライブに行ってきました。

場所はゼップ名古屋、1階はオールスタンディングで千数百人ぐらい、2階は三百人弱のイス席という会場です。最近ロック系はライブハウススタイルのこの会場でのライブが増えています。比較的せまい小屋ですので2日公演です。

さらにこのツアーの終盤の12月には、さらにせまいオールスタンディングの会場でのライブが2回予定されています。あわせて4回というのは東京並みで名古屋での人気もスゴイなって思いました。

以前は2千数百人入るホールで観たことがありますが、カエラのようにアップテンポの曲中心で、ノリがよく、客と会話を交わしながら一体化して盛り上がる人は、せまい会場のほうがエンジョイできますね。

私が過去にゼップに行ったのは、民生・陽水、安藤裕子ですが、すべて2階席です。

私は2時間程のライブの間、ずーと立って観ることは、体力面・気力面でもうとてもムリです(笑


ライブのほうは、今年出した新しいアルバムの曲中心に23曲+リクエストに応えて「ホットペッパー」の曲と踊りで、凄まじい盛り上がりのいいライブで大変エンジョイしました。

今回は、イス席なら行きたいということで嫁さんも一緒に行きましたが、カエラがもうすぐ25才になるんで、客に25才以下の人、以上の人って手を上げさせたら以下のほうが多かったですね。しかも女性が多く、割合としては7:3ぐらいの感じでした。

彼女の飾らないカワイらしさゆえなのでしょうね。

もし、最年長の人って聞かれたら「61!!」って叫ぼうと思っていましたが、それはなかったです(笑


彼女は時々客と気さくに話しをするのですが、半分ぐらい過ぎたところで、2階の客がまったく立ち上がらないんで、「立つの禁止なの、なんかエライ人ばっか観てるみたい、歌ってても異様な感じがするんだけど・・・、まあ自由に楽しめばいいけどね」って言われて、私も周りの若い人がアップテンポの曲でも立たないんで、何かおとなしいなって思ってはいたのですが、年寄りの自分が率先して立とうとは思わないんで・・・、カエラが思ったことを素直に口に出して、それからは2階もオールスタンディング状態になりました(笑

若いのに2階席を取る人は、最初から最後まで満員電車状態のスタンディングでもまれるのは、ちょっと疲れるなっていう人なんでしょうね。

その他にも、ヘイヘイヘイで松本さんに言われた「ケツ毛ぼうぼう」というあだ名のことや背がちっちゃいことなど、カエラの素直なもの言いが、ライブを一層楽しいものにしていました。


私はライブを観てる間、多部ちゃんはこういうストレートなロックライブは観ないだろうな・・・、うるさいし、KさんやHさん、Dさんなんかとは雰囲気違うからなあなんて思っていました。

もう少しライブに行ってもいいかなって思うのですが、私がわざわざ行きたいアーティストは非常に少ないですね。今年は11月にはじめて「くるり」に嫁さんと行く予定ですが、あとはいつも書いてる民生と安藤裕子ぐらいです・・・、邦楽では他に思いつきません。


あとミュージシャンにとってのライブというのは、役者にとっては舞台になるのかなって思いました。客を前にしての一発勝負、体力面・精神面の緊張感とうまくいった時の達成感、ミスった時の後悔、そういうものを何日も何日も味わい、日ごと発見があり、成長していく・・・、こんなに客と一体になれて、貴重な体験ができる場は映画やテレビでは不可能ですね。

やはり舞台というのは、自分を磨く試練の場であるとともに、魔物が潜んでいるのだろうなって思います。

多部ちゃんは果たしてその魔物に取りつかれるか、それとも・・・、乞うご期待です(笑


そして、ミュージシャンにとってのアルバムづくりは、役者にとっては映画やテレビですかね。もちろん自分で創るわけではないのですが、自分の演技に対する解釈、うまくいかない時はやり直して、また撮るっていうことが可能ですからね。


多部ちゃんは「フィッシュ・ストーリー」をあらためて観ていても、演技に対する解釈、集中力が見事ですね。何回観ても感激します。

一方、「スマスマ」に出た多部ちゃんを見てると、やっぱり芸能人っぽさがなく、シャイでひかえめで、素の変顔を無意識にしてしまい・・・、いまや周りからは若手の中でも一目置かれる女優なのに、いつまでも変わらなくていいなって思ってしまいます。

ああいう番組なんかでバラエティ慣れした女優というのは、私は好きではなくって、今のままの多部ちゃんでいてほしいので、あまりバラエティには出てほしくないです・・・、番宣であればしょうがないですけどね。


ただ、以前から1回は見たいと思っているのが「喰わずぎらい」で貴さんにいじられることです・・・、そしてキライなものが多い多部ちゃんですから、是非一発で負けて罰ゲームをやることになって、お笑い芸を見せてほしいなって思います。

今年中に実現するかな・・・、相手はオードリーぐらいで(笑
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