“ サンキュ メルシ シェーシェ 多部ちゃん ”

 2010-03-31
堪能しました。味わい尽くしました。百子の最後をしっかり見届けました。

脳裏にしっかりと千秋楽の多部ちゃんを焼き付けてきましたので、当分は幸せに暮らせるかな(笑

最後をしめるというのは、行けなかった方には申し訳ないですが、気持ちのいいものですね。


泣いても、笑ってもこれで終りという演技を観れて、大変満足しています。

不思議と、終わってしまったという虚脱感はありません。

明日からジワジワと、もう池袋には多部ちゃんはいないのだと思うと寂しくなるかもしれませんが・・・、


カーテン・コールの多部ちゃんは最後までさわやかに微笑んでいました。達成感あふれるステキな笑顔でした。

終わってみれば、『農業少女』は多部ちゃんのプロモーション・ステージだったかな、なんて思えてきます。


3回カーテン・コールがあって、2回目に多部ちゃんが客席の方を向いて、松尾さん、松尾さんって叫んで、みんながいっせいにそっちの方を見ていたら、舞台後方から松尾さんが現れました(笑

松尾さんは、「こんなワケのわからない芝居を観にきてくれてありがとう」というようなことを、ひと言だけ言っていました。


今日は最後だから、できたらカーテン・コールに感謝の気持ちを叫びたいななんて思っていたのですが、なかなかタイミングが難しく、3回目の終りがけに「最高だったよ・・・、多部ちゃん」って叫びましたが、「せ~の」のようには決まりませんでした(汗

拍手に紛れましたが、多部ちゃんが私の声で客席のほうを見回してくれたので、もうそれだけで十分です(笑


演技は、もうラストってことで、大きな声を出していたせいか、前日夜の回あたりから、少し声がかれていたそうで、今日は最初からかすれ気味でした。

でも、それだからこそというのか、大きい声を出す場面では、いままで観たどの回よりも、思いっきりデカイ声で、もう最後だからつぶれてもいいやっていう感じで爆発していて感動しました。

緩急のメリハリがうまくついていたように思います。

特に、最後ほうの人の声が聞こえなくなるところのセリフの迫力は鬼気迫っていました。


あと、ダンスシーンも気のせいか、いままでよりもダイナミックに感じました。

もうこのダンスが観れないかと思うとたまらない寂しさでしたね。


今日は、B2でrouteさんの後ろ、昨日から3回目の秋田のいぶりがっこさんの隣でした。

舞台に向って左端のこのポジションは、多部ちゃんはよく見えるし、おパン〇もたっぷり楽しめました(笑


今日は、Deep Purplinさんの「百子で追う農業少女」に沿って、多部ちゃんに集中していましたから、多部ちゃんの細かい演技まで、十二分にエンジョイしました。


観劇されてた方は、宮沢りえさんが来ていたそうです。あと、にんじゃ幼稚園のおばあちゃん先生が来ていました。

ブログ仲間では、route225さん、高之さん、ユニゾンさん、kuraさん、shimaさん、Deep Purplinさん、『つばさ』ファンクラブ関係では、電波の武者さん、虎ゆりかっぺさん親子といったところですかね。もし、もれてる方がいたらゴメンナサイ。


いずれにしても、多部ちゃんは見事にやり遂げました。

やるやるとは思っていましたが、あそこまでスゴイとは予想していませんでした。

これからどんな仕事をされるにしろ、『農業少女』で体得したことは、いろんな局面で自然と内面から湧き上がってきて、彼女のオーラとなって、女優多部未華子の存在感をさらに高めることになるでしょう。

そういう貴重な瞬間に、私たちは立ち会えたという喜びを感じます。


多部未華子さん! 私たちにこんな至福の時間を下さって本当にありがとうございました。


と、ここまで新幹線の中で書いたのですが、家に帰ってくると百子の印象は少しずつ薄らいで、だんだん崩れていきます・・・・・・


さ~て、またたんたんとした日常に戻るとしますかw
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“ 『農業少女』 見納め ”

 2010-03-30
1ヶ月の長きに渡って、私たちをワクワクさせてくれた多部ちゃんの初舞台『農業少女』も、とうとう明日で終演となります。

泣いても、叫んでも、地団駄ふんでも、もう二度と生多部ちゃんのカワイイ“百子”と会うことはできません。

私は明日、当初からの予定通り最後の『農業少女』を観に行きます。


先日は、さっぽ君さんが突如の夜行バスでの遠征を決行されてビックリしましたが、私は、1ヶ月間で5回観ることになります。観る前に想像していたより、はるかに刺激的な舞台で、大興奮の3月でした。

その3月もあと1日で終わってしまうかと思うと、本当に寂しいです。

2010年の3月は、永遠に私のスペシャルな想い出として残るでしょう。行かれた皆さんにとっても同様だと思います。

自分が行けなくても、あの池袋のそこだけが歪んだような猥雑な空間の中で、毎日多部ちゃんが、“あの百子”になっていることを想像するだけで、ジワーっと熱くなってきましたからね。


あとは、WOWOWの放送が待ちどおしいですが、この満足感、充足感の反動、“百子”ロスの4月以降はどうなるのか、ハリがなくなるのは間違いないので、ファン心理としては、早く次の仕事をしてくれないかなって、いつも言ってることと矛盾する、勝手なことをほざいてしまいます。

映画なんかが入っているかもしれませんが、映画は公開がずいぶん先になってしまうので、ドラマもあるといいですね。どこか、多部ちゃんにふさわしいドラマを創ってくれないかなぁ。

お疲れなのに、多部ちゃん、ごめんなさい。でも朝まで同窓会するぐらいだからいいですよね(笑


とにかく、お芝居の面白さと多部ちゃんの想像以上のロリータぶり、いさぎよいはじけっぷりに、一般の方でも驚いていたぐらいですから、我々多部ファンにいたってはぶっ飛んで、底なしの魔界に引きずり込まれてしまったようなものです。

最もたくさん観に行かれた方は10回を越えているでしょうか。

東京の方は、都合さえつけば毎日でも行きたいような方もいましたが、気持ちはよくわかります。

私なんぞは、離れているから、ある程度自分の気持ちにブレーキがかけられますが、それでも当初は3回と決めていたのが5回になりました。やっぱりA列の魔力ですね(笑


で、多部ちゃんがこの世に生を受けてから、たぶん一番がんばっただろうと思われる『農業少女』ですが、多部ちゃんは最初どんな想いで百子を演じたのか、途中観にきてくれたいろんな方から激励や賞賛を受けて、演技に対する姿勢は変わったのか、そして、フィナーレをどういう気持ちで迎えようとしているのか、すごく興味深いですね。


あと、劇評を書いている何人かの方が、多部ちゃんが思ったよりぽっちゃりしていた、むっちりしていたって書いていて、そのことについては好意的なんですが、私がはじまる前に書いていた、はたして多部ちゃんは太るのか痩せるのかについては、結論が出たようですね(笑

やっぱりあれだけエネルギーを使うし、ストレスも大きいだろうし、食べないと持たないですからね。それと、15歳のロリータ役だから、松尾さんから、すこしぽっちゃり目でやってくれる、なんて言われていたかもって思います。


それとロングランのお芝居の千秋楽公演というのは、もうこれが最後だということで、脱線して、面白いアドリブなんかもやったりするのでしょうか。

個人的には、そういうのも好きなんですがね・・・。

とにかく、この際、理屈ぬきで、初舞台で見事に脱皮した多部ちゃんをヨイショしてほしいと思います。


いろんな意見があるとは思いますが、気分よく終わって、また、舞台に戻ってきてくれるといいですね。

あの、生き生きとした多部ちゃん、エロっぽい多部ちゃん、はじける多部ちゃん、怒る多部ちゃん、悲しげな多部ちゃん、舞台でしか感じることのできない多部ちゃんを、1年に1回ぐらいずつ観てみたいなというゼイタクな夢を持ってしまいました。


いすれにしても、明日、最後の『農業少女』の感動をこの目と心に焼き付けてきたいと思います。



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“ ボブ・ディラン・ライブ ”

 2010-03-29
ジャクソン・ブラウン/シェリル・クロウに続いて、ボブ・ディランのライブに行ってきました。

会場は、ゼップナゴヤ。2日公演の2日目です。

1階はオールスタンディング、2階は椅子席とスタンディング。

当然ソールド・アウトですから、ライブハウス形式の狭い小屋ですが、1700人ぐらいは入っていたと思います。


まずは、何がすごいかといっても、会場の狭さですね。気分は『農業少女』の狭さに匹敵します(笑

現存するロック・ミュージシャンの中では、その存在感、いろんな意味での影響力など考えると、ミックやポールを凌ぐNo.1と思われるボブの「ネヴァー・エンディング・ツアー」が久しぶりに日本に上陸。

しかもライブ・ハウス・ツアーと銘打って狭い小屋でやるっていうのに驚きました。

大阪、名古屋、東京すべてゼップで、合計14回の公演です。


久しぶりのスタンディングで、年寄りには、足が痛くて、しんどかったのは確かですが、2時間強を間近に彼を観ながら、聴きながら、堪能できたのは大満足でした。

料金は『農業少女』2回分なんで、いまの気分はどっちがいいって言ったら、多部ちゃんを取りたいところなんですが、嫁さんのリクエストでもありますから・・・、


ボブは68歳になりますが、衰えを感じさせない声、歌い方、山高帽をかぶってマフィアの親分みたいなカンロクの振る舞いなど、感動的なライブでした。

MCはいつものように短いメンバー紹介以外皆無で、ただひたすら長い曲を次から次へと演奏していくだけです。


しかも、今回は立ったままキーボードを引きながらボーカルをとるというのが大半で、前面のマイクで歌う時はハーモニカを吹いて、ということでギターを持つことはありませんでした。

まったく愛想のないボブらしいと言えばらしいステージなんですが、とにかくどんな曲をやるのか、どんなアレンジなのかに興味がある私には大変好ましいステージでした。


私はボブを観るのは、3回目で、1回目は若い時に、枚方の松下の体育館まで車で行った記憶があります。

この時は、ボブがメロディをずたずたに崩して、何の曲を歌っているのか、サビの部分か曲のタイトルが歌われないとさっぱり分からないという歌い方が好きじゃなくて、不満を感じながら帰ってきた記憶があります。


2回目は、前回の来日ですから9年前、多くのライブアルバムを聴いて、そういう歌い方も好んでいましたので、大変に感動しました。

彼のライブは、新鮮さを保ち、刺激を与えるため、歌う曲も主要な曲以外は毎日変えるし、歌い方もその日の気分でインプロバイズして、その日だけのものって感じを強く受けますので、そういうのは、ちょっとアドリブをかまして、日々のモチベーションを高めようとする『農業少女』のお芝居なんかと共通するものでしょうね。


私は、年をとってからは、ライブというのは即興的なもののほうが好みで、決まりきった曲をレコードの通りの演奏で聴かせるというのはあまり好きではありません。

ある意味、やる人と聴く人とのバトルという緊張した側面が感じられるほうが刺激的ですね。

『農業少女』でも、観客をいじることによる緊張感、臨場感、一体感みたいなものを芝居のフックにしようとしているところが好きです。


セット・リストはいま東京でやってる全公演が終わったら、音楽紙に載ると思いますが、トータルではかなりの曲数になるでしょうし、結構初期の名曲も数多くやってくれましたので、満足しています。

とにかく、ほとんどだみ声に近いのですが、味のある、迫力のある、そして緩急のメリハリをきかせた、これぞボブ・ディランだという歌に痺れました。

ということで、忘れていましたが、採点は文句なしの ★★★★★です。


次のコンサートは、BSの番組を見て、嫁さんの希望と、自分も急遽行きたくなったJ.テイラー&C.キングのジョイントライブです。

4月に、ジョン・レノン・ミュージアムに行った後、武道館で観る予定です。

帰りは「ひかり」の終電に間に合わないので、何十年かぶりに深夜高速バスです。

さてさて、眠ることができるでしょうか。


CDは、結構イギリスやアメリカの未知の若手ミュージシャンを好んで聴くのですが、ライブとなるとこういうラインアップになってしまうこの頃です(笑
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“ 声がじつに魅力的 ”

 2010-03-27
またroute225さんが紹介してくれた演劇専門誌2冊を読みました。

「BEST STAGE」は、写真とあらすじだけだったので、立ち見で終り。

「LOOK at STAR!」は、レポートが書いてあったので、購入しました。

写真は7点ほど、両紙とも同じものです。


では、レポートの内容を、


= 野田秀樹、松尾スズキという二大巨頭の贅沢なコラボレーションは、初演よりも笑いを増幅、ちょっとマジカルな21世紀版の“新”『農業少女』になっていた =


「'00年初演の20世紀最後の野田秀樹作品を、初演時はキャストとして参加していた松尾スズキが演出。

言葉遊びを含めた野田色がセリフの端々に現れるたびに、脚本にはないちょっとしたセリフや小ネタでスッとスカされるのが松尾色と言えそう。

木材によるラフな舞台装置、新聞紙で作った小道具を駆使し、場面転換時にはキャストがその小道具を舞台袖に投げ付けるのも何だか、“野田作品というオモチャで無邪気に遊ぶ松尾演出”という印象だ。

野田本人が映像で出現し、しっかり笑いをさそうところは、まるでそれが“作家のお墨付き”の証拠のようでもある。


4人芝居の顔合わせの妙もこの舞台の面白さのひとつ。役柄が変わるたびに変幻自在にいくつものキャラクターを演じ分ける技巧派・吹越満と、少女への叶わぬ想いを募らせる中年男の切なさと狂気を同時に感じさせてくれる演技派・山崎一。

さらに、ヒロインとは見事なほどに真逆のキャラクターをパワフルに演じた江本純子。


そして何といってもチャーミングだったのが初舞台の多部未華子だ。

江本ら個性的な実力派役者陣のなかで、瑞々しい存在感を放っていた。

清純そうでいて小悪魔的でもある少女のギャップを表現し、声がじつに魅力的。ダンスシーンでチラリと見せる身体のキレからも、彼女の舞台女優としての今後の可能性を強く感じた。」


ということで、専門誌だから、あまり批判的なことは書かないのだろうと思いますが、多部ちゃんに関しては、的確に評価しているんじゃないかなって感じですね。


あと、ペラペラめくっていたら宅間さんの連載があり、7月にやる『くちづけ』という新作の話しが書いてあり、主演を金田明夫さんに頼んだら快く引き受けていただけたということと、その後、多部ちゃんたちと食事をしていて、オーディションで選んだカワイイ女優が、多部ちゃんより一つ上ぐらいで同じ地域のコだって言ったら、多部ちゃんが「芳賀優里亜ちゃん?」って即答したということが書いてありました。

多部ちゃんは中学の頃に、すでに芸能界で仕事をしていた芳賀さんに「どうしたら芸能界に入れるのですか?」っていうような質問をしていたそうです・・・、それがいまや『農業少女』の主演女優と、片やカフェでバイトをしながらだそうです。

人生ままならないものですね。


で、演劇専門誌というものをはじめて買いましたが、その華やかなこと、タッキー、相葉、堂本、藤原、勝地、内、松、などなど、まるで芸能誌ですね。

それと、東京で公演されるお芝居の数たるやスゴイスゴイ!

こんなにやってて客入るの、採算とれるの、って思っちゃいます。

いままで、まったく関心がなかったので、ビックリです。

こりゃあ、お芝居と言っても甘くないわ・・・。


お芝居の魔力に取り付かれた東京の方で、早速他の方の舞台を観に行った方もいるようですが、私はいままでほとんど観なかったWOWOWの舞台中継というものを観ました。

野田さんの『キル』と、ケラさんの『東京月光魔曲』です。

いずれも、妻夫木さん、瑛太さんという旬の人気俳優を使っているのですね。

舞台がマイナーなイメージだった頃とは様変わりしている感じです。


いままでよりも前向きな姿勢で観た分、どちらもそれなりに楽しめました。

特に、上記の二人はがんばっていましたね。大変だったと思いますが、さすがという感じです。


ただ、舞台中継っていうのは編集の仕方次第でだいぶ印象が変わるんだろうなって感じました。

『農業少女』に関しては、多部ちゃんのアップを多用していただくのを最優先でお願いしたいと思います(笑

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“ 百子で追う『農業少女』 ”

 2010-03-25
残すところあと1週間、千秋楽に向けてますます盛り上がる『農業少女』ですが、先日の“萌え”、“痺れ”、“驚き”、“震え”のフェイバリット・シーンに続いて、徹頭徹尾、“百子で追った『農業少女』”をDeep Purplinさんが検証していますので、発表をしていただきたいと思います。

かなりの大作ですので、コメント欄にアップしていただくのに若干、時間がかかるかもしれませんが、期待をしてお待ちをしたいと思います。

では、よろしくお願いしますw
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“ 旬の食べ物みたいにフレッシュ ”

 2010-03-24
「すぱ!」に、なかなかいい批評が載りましたので、また、ベタ打ちします。

これもroute225さんのおかげです。


≪ 農業少女 ≫ 

まさに豊作!!

松尾スズキの演出で、多部未華子がフレッシュに開花

「多部ちゃん、かわいいっス!!
美しく、健やかな曲線を描いた首から背中のライン。懸命に踊る姿の躍動感。濁りのない声。などなど、旬の食べ物みたいにフレッシュな初舞台となった。

この限定品感だけでもう、『農業少女』は圧勝だ。

もともと、ナボコフの『ロリータ』をモチーフにした作品だったが、今回は、少女の特権性と、そこにハマっていく中年の悲哀が、色濃く出た。
松尾スズキが、珍しく演出だけに徹した舞台『農業少女』は、まさに豊作になった、と思う。


野田秀樹が、10年前に書いたこの作品は、田舎から出てきた少女・百子が、都会にまみれていくさまや、人々の気分で世の中の動きが形作られていくさまなどが、『農業』をファクターにして描かれる。

百子に恋してしまう、毒草を研究する中年学者・山本。百子を利用する、農業活動から政治活動へと変わり身の早い怪しきカリスマ・都罪。
何かと百子に絡んでくる変幻自在の女秘書。都罪と女秘書は手練手管で百子を翻弄し、百子は百子で山本をその若さで翻弄する。


都罪らは、老人介護のためにウンコのニオイを消すコメを発明して、一山当てようとする。その新米が『農業少女』だ。10年前は、人々が気分で集団化するさまを、ワールドカップを例にあげて批評していたが、今年はちょうど、冬季オリンピックが終わったばかりなので、“群れて同じ方向を見る人々”という意識はわかりやすい。

しかも、昨今は農業ブーム。そのブームってどうなのよ?と考えると面白い。

'00年の野田版は、研ぎ澄まされた肉体表現が作り出す寓話の世界を楽しんだが、松尾版は、限りなく庶民的で、田舎から出てきた女のコや、都会で生きてる怪しい人たちに親近感がわく。


野田も、パンフレットで『松尾スズキの演出によって、私の漫画的な部分、つまり、くだらなさ好きの部分がデフォルメされていた』と喜びを語っている。

その野田をちょっとだけ出演させてみたり、野田演出のオマージュみたいな部分では、常に人間を愛らしく見せることができる松尾の才能を改めて感じた。

山崎、吹越、江本が芸達者かつ猥雑感(魑魅魍魎感?)に溢れているものだから、多部のフレッシュさもより際立っている。山崎、吹越もチャーミングだが、何より今回、江本純子の俳優としての技やポテンシャルにも圧倒された。

今、“生で見る価値”が非常に感じられる公演だ。」


と、ほぼ全面的に絶賛とも言える評価です。

"すぱ的”な部分もありますが、いいですね。あなどれません(笑

やはり舞台を観続けている方が書いていますので、こういう評価は本当にうれしいです。


いままで読んだ数々の評価の中で、ひとりだけ松尾演出に不満で、多部ちゃんに遠慮してるとか、学芸会みたいって書かれていた方がありますが、私なんぞ、舞台好きの方のそういう意見については、好みの問題だと思いますので、何も申し上げることはございませんが、その方以外はほとんど高い評価をされていますので、ひいき目じゃなくて、非常に心強いですね。

他にはないかと演劇関係の月刊誌を見てみましたが、まだどの雑誌にも劇評は載っていませんでした。

もう少し後になるのでしょうね。


いずれにしても、残すところあと1週間となりました。

もう、多部ちゃんは最後まで体を壊すことなく、いい状態で突っ走りそうで、本当にすごいなって思います。


まだ、観ていない多部ちゃんファンの方は、ぜひ行かれることをお勧めします。






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“ 未華子ひとっとび ~ 異次元にワープした多部ちゃん ”

 2010-03-23
女優というのは、昔から大衆の欲望やそれをあおる業界の求めに応じて、ある意味消耗品として次から次へと生み出されてくるものです。

多部ちゃんの同世代でも、多くの女優が、まずはお試し的に仕事をして、流れに乗った方は映画やドラマで活躍し、そういう才能に秀でてなければバラエティやCMなどの仕事、それも難しい方はいつか仕事がこなくなるというひたすら受身の厳しい稼業です。


二世俳優であれば、多少能力に疑問があっても、名前でしばらくは仕事がありますが、それもいつまで続くか保障の限りではない生存競争の激しい世界であることは、あまたの例でわかりますね。

あくまでも、評価するのは、一般大衆であるし、それに敏感に反応するクライアントですから・・・、

だから高峰さんも言っていますが、女優というのは二十歳からが本当の勝負ということになるでしょう。


多部ちゃんは、13歳ぐらいにこの世界に入って、その才能と独特の存在感から、『つばさ』まで映像の世界では極めて順調に来ました。

そして、ふと見回せば、同世代でライバルと言える女優は大勢いて、大衆の移り気な好みは、一見見栄えのイイ、毒のない、あるいはとびっきりの美人というような側面に流されがちで、川の流れのようにとどまることなく消費されていきますが、女優を押しも押されもせぬ一生の職業として、担うにたる存在となっていく人はそんなに多くはありません。


いまの時代は、なんと言ってもテレビを中心として、映像の側面で人気のバロメーターが測られますから、そちらを優先する方が多いわけですが、本物の役者になるには、むしろそういう側面はほどほどにして、鍛えるべき時期に、演技を磨く仕事に力を入れることが重要だと思います。

仕事が来るからといって、同じところにとどまっていては、一瞬のうちに周りの景色が変わっていたということにもなりかねません。


そういうことを意識したのかどうかはわかりませんが、今回の多部ちゃんの『農業少女』の選択は、彼女にふさわしい仕事でしたし、実際に舞台というものをやってみて、ここにこそ自分を高めてくれるチャンス、自分の生きる場があるんだということを実感したのではないかと思います。


そして、いまも飛び交う『農業少女』における彼女の評価の一例は、

「多部未華子の新境地。この物凄いキャストに負けていない!
テレビで観ていた時の印象は全て吹き飛び、しっかり喋れる・カツゼツ良好・しっかり声が出てる・ダンスがうまい・反応凄い…といった初めて観た舞台の多部未華子に、女優としての底力と、今後の遥かなる境地までの成長の予感を感じました。」という方や、


先日、『つばさ』の後藤CPが観にいかれて、スタッフ・ブログに書かれた、

「そのお芝居に飾りがないだけに、魅了されてしまったらヤバイです。彼女の存在そのものの神々しさに帰依するしかなくなります。
いま『農業少女』を演じることのできる女優は多部未華子しかいない、と申し上げておきましょう。」

というように、彼女の才能を高く評価するものが大半です。


しかし、まだ彼女にとってははじめての舞台ですから、どんなに周りに褒められても、稀有な原石と持ち上げられても、優れた諸先輩に追いつくには、まだまだイッパイ修行を積む必要があると思いますが、そういう険しい道のりだからこそ、やりがいもあり、挑戦してみようという気持ちがみなぎってくるものだと思います。

私たちファンにとっては、あの信じがたいほどカワイイ“百子”の多部ちゃんが見れれば、それで十分とも思うのですが、それだけでは、厳しい役者の世界を生き残っていくことはできませんからね。


以前、有力な女優でも意外と舞台をやっていないという記事を書きましたが、世間受けのいい映像に流されがちな風潮に逆らって、“我、我が道を行く”多部ちゃんは、『農業少女』で多くの若手女優とは一味違う“異次元の世界”にひとっとびしたのではないかと思います。


多部ちゃんには、ぜひ日本を代表する演技派女優である大竹しのぶさんやその後に続く深津絵里さんのように、次元の境界をワープしながら、お芝居の神様のもとで大きく羽ばたいていってほしいなと願っています。


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“ まだ間に合う『農業少女』観劇の手引き ”

 2010-03-21
クロウト、シロウトを問わず、各種レビューで賞賛され、ことに初舞台の多部未華子が衝撃を与えている『農業少女』の公演も、あと残すところ11回となりました。

多部ちゃんについては、いまさいたま芸術劇場で上演されている蜷川さんの6時間余にもおよぶ大作『ヘンリー六世』の主役、ジャンヌ・ダルクを是非彼女で観たいという、あの大竹さんと比較されるような高い評価までされる方もいるくらいで、この期念すべきデビュー作を見逃すのは、大変にモッタイないことだと思います。

そこで、チケットも完売だし、もう無理かもってあきらめているあなたに、なんとか観劇するすべをお教えしたいと思い、僭越ながら綴ってみます。


≪ チケットの入手 ≫

まずはチケットの入手ですが、現時点では、当日券かヤフー・オークションということになります。

当日券は、これから日を追って、かなり早い時間から並ばないとゲットできない可能性がありますので、可能であれば開演の3時間ぐらい前から、並ばれることをお勧めします。その際はチェアがあると楽です。

座席は、前の方に並べば運が良ければ、3列目ぐらいまでが取れるかもしれませんが、保証の限りではありません。

ただこれだけ評判がいいと、これから関係者が押し寄せる可能性がありますから、なんとも読めないところです。

ちなみに、20日はサイド席とあわせて20席、さらに10席、丸椅子の席を用意してくれたそうです。


もうひとつが、ヤフオクです。これは私もかなりの枚数お世話になりました。

私がオークションでゲットしたのは、A列と千秋楽ですので、定価の2割増しから3倍弱ぐらいでした。

これは、競り合う相手にもよりますので、なんとも言えませんが、自分が行きたい日があったら、自分が出していいと思う最高額を最初から入札するのがいいと思います。

その際に、私は端数でキリのいい数字に100円をプラスしています。実際今回もその100円の差でゲットできたのもありました。

ただ、終了時間間際の競り合いには十分に注意をなさってください。お互いにカッカして、どんどん競り上がることがありますので、くれぐれもご自分の予算を逸脱なさらないよう気をつけてください。

ちなみに、とんでもない金額になっても、当方は関知しません。


以上のような方法でもチケットをゲットできなかった場合は、あまりお勧めはできませんが、当日、会場へ行き、周辺にいる人に、小さな声で「チケット余ってない。チケット余ってない」とささやくか、紙に「農業少女を観ないと生きていけません。チケット譲ってください」とか「博多から出てきました。チケット譲ってください」とか書いて高く掲げてみるのも手かと思います。

その際に、関係者に悟られないようにするのは当然ですが、くれぐれも多部ファンだということもバレないようにしてください。多部ちゃんのイメージをそこねることになりますから・・・、

なお、万が一、警察のお世話になったとしても、当方は関知しません。

とにかく熱い気持ちを見せましょう・・・、そうしたら道は開けるかもしれません。


いずれにせよ、ちょっと散財をすることになりますが、多部ちゃんの偉大な歴史の証人になるためだったら、この際思いきっていきましょう。

もしも将来、ロンドンまで観に行くことを考えれば、1ヵ月間、昼食を500円ずつ節約すればなんとかなりますから。


≪ 観劇の手引き ≫

次は、正しい観劇の仕方についてアドバイスをさせていただきます。

これは席の位置によって異なります。


まずは、残念ながら前から6列目以降の席になった方。

まず、芝居がはじまって最初のうちは舞台の様子を冷静に俯瞰する気分で観てください。

そうすると農業少女の空気感に次第になじんでいけると思います。


そして百子が原宿に現れるあたりから、双眼鏡をつかって、多部ちゃんの演技に集中してください。

この手引きは、芝居を理解することより、多部ちゃんを拝むことを主たる目的としていますので、双眼鏡で多部ちゃんの表情、おパン〇などを見逃すことのなきよう上下左右に駆使してください。

百子の名場面(特に萌え系)は、前の記事に書いてありますので、できれば戯曲を先に読んでおくと、芝居の理解も早いし、どの辺がハイライトか分かりますのでお勧めです。


あと、幸運にも前から5列目以内の席が取れた方は、もうひたすら肉眼で多部ちゃんを追うことをお勧めします。

その際、顔ばかり見ていないで、下から上に視線を流すように心がけてください。あくまでも上から下ではなく、下から上ですよ。

何故かはいうまでもないですね。


とにかく、ご覧になった方は、みなさん至福の喜びを感じて、いけない“妄想”の世界を彷徨っていますので、あなたもそうなることは請け合いです。

どうぞ、この手引きを参考に、今生に生を受けた記念に、めくるめく『農業少女』の世界に浸ってみることをお勧めします。


ただし、この手引きを参考にやってみたが、観ることができなかったと言われましても、当方責任は負いかねますので、悪しからず(笑






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“ 百子に魅せられて(ベストシーン) ”

 2010-03-20
『農業少女』も残すところ9日間、ほぼ3分の2の公演が終了しました。

毎日、多部ちゃんが全エネルギーを注いで、すばらしい感動をお客さんに与え続けているかと思うと、名古屋にいても、魂はブクロ上空をさまよっていて、今日は誰が行ってるのだろうって、心ここにあらずの毎日です。


もう行かれた方も相当数おみえになりますので、この辺で、私の勝手な“百子のベスト・シーン”をセレクトしてみたいと思います。


4つの感動に分けてみました。

違うご意見の方もあろうかと思いますので、気がついたことがありましたら、遠慮なくご指摘をいただきたいと思います。


あくまでも多部ちゃんファンとしての視点がベースですから、その点については悪しからず・・・w


≪ 萌 え ≫

1.最初に都罪に放り投げられておパン〇と太ももを出して横たわるシーン
2.「キスしてあげる・・・」の唇を舐めて、突き出すシーン
3.山本ヤマモトの膝に足を乗せてせがむシーン
4.改札を通ることを拒否されて、パンチラして通してもらうシーン
5.カーテンを噛んで瞼パチパチのシーン
6.「そうでも なくなくな~い」と突っ張るシーン
7.イントロのくねくねダンスのシーン
8.「それ おじさま自分に言ってるの?」とヤマモトに体を絡ませるシーン
9.レストランで何回も博多弁を標準語に言い直すシーン
10.線路に横たわって東京の音を聞いてるシーン
11.「トーストを口にくわえて家を飛び出したか~」と語るシーン


≪ 痺 れ ≫ 

1.「君の瞳に恋してる」の曲にのって、激しいダンスをするシーン
2.「うんこ てぇ」を連呼するシーン
3.「チッチッチッチッチッチッ」の舌打ち連続シーン
4.「ニッポン!ニッポン!」のときと「田圃を提供してくれる人を見つけた」のときの寄り目のシーン
5.伯父さんが言ってたことで口にする「俺は嫌いだ」のシーン
6.「ヤーッ」の掛け声とともに思い切り跳び上がってそのまま倒れ舞台に横たわるシーン
7.「うざってえ~話」とヤマモトを罵倒するシーン
8.「赤の他人のあんたに何の関係があるのよ」とイラつくシーン
9.アフリカのダンスをするシーン


≪ 驚 き ≫

1.「シャーッ」と顔と手で威嚇するシーン
2.両腕を上げて「チチつついたら3000円でっせ!」のシーン
3.BODY SHOPでややこしい化粧品の名前を次から次へと叫ぶシーン
4.ババアたちからからしぶきを吹きかけられるシーン
5.「日本ば、応援しろ!!」と手ピストルを突きつけるシーン
6.満員電車でしっかり足を踏ん張って、おしりでもみ合うシーン
7.ヘリウムガスを吸ってしゃべるシーン


≪ 震 え ≫  

1.「なんか言ってるのはわかる~」と人の声が聞こえなくなってしまって、大きな声で勝手に話すシーン
2.「誰も、まだ来ない、・・・もう来ない」ラストの語りのシーン
3.「農業を捨てる」で都罪を激しく叩くシーン
4.「あれから東京に何度も電話を入れたのですけど・・・」と語るシーン
5.ケイタイを置きながら「この国の真ん中に東京という・・・」と語るシーン
6.「それは、ジョバンニが気がついたら乗っていたまぶしい銀河鉄道」と語るシーン
7.「あたし15だったのよ」とヤマモトを責めるシーン
8.ひたすら稲を植えつづけるシーン
9.「この国の西の果てに農業という・・・」という最初の語りのシーン
10.「コロンブス」、「九品仏」と繰り返すシーン


といったシーンをセレクトしてみました。

もっと、絞り込もうと思ったのですが、落したくないシーンが多くて、思いついたのは全部リストアップしました。

どのシーンを思い出しても、なんか不思議な喜びと悲しさとせつなさが、心の中にこみ上がってきて、甘美な気分に浸る自分がいます。


そんな天国のような世界にできるだけ長くとどまっていたいなという思いで、ベストシーンを選んでみました。


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“ キミは農業少女の多部未華子を見たか ”

 2010-03-18
という会話が、いま業界筋で飛び交っていることと思います。

それくらい、『農業少女』の多部ちゃんは圧倒的です。


21歳になったばかりの女優の初舞台とは思えないインパクトがあります。

あふれるオーラを発して、観る人を魅了しています。

完全にベテランの3人を凌いでいます。


彼女は、他の若手とはちょっと違う、演技派と言われる中でも別格じゃないかとささやかれてきましたが、とうとう鉱山の中でシブイ光りを放っていたその石がとてつもない魔力を持つ原石であるということが、表出してきたようです。

こうなると、映像業界も演劇界もますます彼女をほかってはおかないでしょう。

まずは、野田さんあたりが虎視眈々と狙っていたりして・・・w


というくらいに、日経の劇評を読んでうれしくなりました。


その内容を、


= ステージ採点 =


『野田秀樹の旧作が松尾スズキ演出で生まれ変わった。農家出身の少女が東京に出て、人間のにおいを消す米でブームを起こす。

能の作り物のようなドアを巧みに使って、遊戯感覚あふれる舞台に。

主演の多部未華子が原石の輝きを放ち、太い声で快演。

吹越満、山崎一も持ち味を発揮。

世界を揺るがす美少女の破壊力を演出が引き出す』

★★★★(見逃せない)


以上です。ちなみに★5つは、今年有数の傑作。ですから、そこまでは望みません(笑


劇を観た後には、朝日にしろ、日経にしろ、これくらいの評価が出るのでは、と思っていましたから期待どおりです。

特にうれしいのが、多部未華子が絶賛と言っていい高い評価をされ、期待をされていることです。

舞台は、精神的にも、肉体的にも本当に大変そうですが、その辛さ、しんどさを体験することによってのみ得られるとびっきりの果実がそこには存在していると思います。


多部ちゃんはいまこの状況の中で、自分を客観視してそれなりにエンジョイしているのではないかなって思います。


「お~い 未華子 へこたれるなよ。 こんなのは人生の序の口だ~い ふん。」てな感じでね。



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“ 未華子は百子だった ”

 2010-03-18
いま帰ってきました。観てきました。17日の昼と夜。

WOWOWの収録をしていました。カメラは左右に2台ずつ、、真ん中後方は確認できませんでした。

夜の回にA列に座ったときに、すぐ横にマイクの収録係の人が座っていたので、放映日はいつか知ってるって聞いたら、それは知らないと言われてしまいました。来月ぐらいやらないかなあ・・・、楽しみです。


で、お芝居は、最初に観たときと同様にテンポよく、コミカルに始まりましたが、やはり収録日という意識があるのか、ややカタイ感じで、多部ちゃんを除く3人が結構噛んだり、いい間違えたりしていました。

その点、多部ちゃんは見事でまったくノーミスとは言えなかったですが、ほとんど問題なしで、どっちが舞台俳優だっていう感じでした。

本当に、多部未華子、恐るべしです(笑


これで、初日から4回観たわけで、毎回百子の世界に夢中になってどっぷりと浸れますが、芝居の展開は頭に入っていますから、刺激を感じにくくなってるのはやむを得ないところです・・・、でもそれはゼイタクというもんですね。

セリフは細かいところで、アドリブっぽく、ちょっと崩した感じに面白くアレンジされていたところがいくつかありました。

演出家と役者が一緒になってより面白くしようと、いろいろと頭をひねって努力しているのが伝わってきます。


百子の見所なんかについて書きたいと思ったのですが、多部ちゃん過剰摂取症に陥って思考がとどこおっていますので、回復してから、後日考えたいと思います。


ただ、“ブサかわ”が話題になっていますが、顔の好みは人それぞれですし、私にとって多部ちゃんはまさに天使ですから、そのことには関与しませんが、今日あらためて認識したのが、まず、多部ちゃんはショート・ヘアがすごく似合うということですね。

それから、太ももがむっちりしていて、下半身が安定している。さらに運動神経がメチャクチャいい、ということです。

なにをいまさらと言われる方もいるかもしれませんが、とにかくそんな多部ちゃんがもういとおしくて、いとおしくて、ますます愛さずにはいられないのでした。


夜のA8の席は、角度的におパ〇ツが大変によく見えて、いまでも目の前にちらついていて、血圧が相当上がったのではないかと思います。そこに集中しろとアドバイスをくれたhyoutangaidenさんに感謝です・・・って違うか、スミマセンスミマセンw

あっ、それと多部ちゃんのチラシ渡しは二桁の番号(向って右側)からでしたから、私は江本さんでした。


で、まじめな話、4回観ても多部ちゃんに関しては、大きくぶれることなく、キッチリといい仕事をしていて、初日からしっかり仕上げているんだなあという印象です。


あらためて作品としては、野田さんの戯曲はちょっとエッチでいて、アイロニカルで主張の筋が通っていて、やっぱりすごいなって思うし、演出に関してはさすが松尾流というハチャメチャな部分が随所にあって、そこにスーパー原石の多部ちゃんがからんでいくわけですから、もう言うことなしですね。

百子は、いままでの多部ちゃんの作品からは考えられないような飛んでる女のコで、かなりきわどさもあるのですが、それを見事に彼女が消化しているというところが、ワクワクドキドキしてしまいます。

お芝居がはじまると同時に、その世界に引きずりこまれますので、その快感たるや、映像作品では味わうことは不可能ですね。

ということで、さすがに濃厚な時間を1日に2回というのは疲れて、まとまりのない報告でスミマセン。


最後に、今日一緒になったお仲間は、昼の部がDeep Purplinさん、kuraさん、当日券のさっぽ君さんで、芝居が終わってから5時過ぎまでお茶して、『農業少女』や『つばさ』の話しで盛り上がりました。

その後、kuraさんを除く3人で芸術劇場近くのまあまあイケてた「えるびす」という店でラーメンを食べて会場へ、夜の部は、さっぽ君さん、甘茶さん、route225さん、そして6時過ぎても当日券が残っていることがわかって、急遽昼に続いて観ることにしたDeep Purplinさんというメンバーでした。

さっぽ君さんを除いては、みんな5回以上は観るという常連メンバーばかりでしたね。


さあ、こうなってくると「農業少女米」の最多収穫の栄誉に輝くのは誰か大変興味深くなってきました。

こんな美味しいお米はそうそう味わうことはできませんから、可能性がある方はぜひ池袋農場へ・・・、百子ちゃんが待っていますよ(笑


いま帰ってきたら、嫁さんが★4つだよって、今日の日経夕刊の「ステージ採点」を教えてくれました。
短い文章ですが、絶賛と言っていいでしょう。明日ベタ打ちします。
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“ 多部ちゃんの演技の深化は ”

 2010-03-16
明日『農業少女』観劇の旅、2回目に行きます。

初日、2日目を観てから約2週間、他の方の記事やレビューを読んで、最初よりもさらに期待感が高まってきています。

多部ちゃんもお芝居を演じることを楽しむ余裕ができるとともに、さらに深化をしていることと思います。


今回は、収録日の昼と夜のダブルヘッダーです。

夜はまた最前列です。


もうこうなると執念です。

多部ちゃんが、また舞台をやることはあるかもしれないですが、あの狭くて、手作り感のある昔の小劇場のような空間で、『農業少女』を演じることは二度とないでしょうから、自分にとって可能な限り観に行こうと覚悟を決めました。


もういまは迷いもなくすっきりとした気持ちです。

さらにあと1回千秋楽に行きますが、この春に嫁さんと今年閉館してしまうさいたま市の「ジョン・レノン・ミュージアム」に行こうって言っていたので、千秋楽の『農業少女』を一緒に観て、翌日さいたまへ行こうかと誘いましたが、あっさりと断られました。


まあ、演劇にあまり興味がないのに、セレソンの『流れ星』は名古屋なので、半ば無理やり一緒に行ってさほど感動もしていなかったし、わざわざ新幹線と宿泊の費用を使ってまでして行きたくないということですね。

多分そういう返事が返ってくるだろうと予想していましたが、嫁さんと一緒に『農業少女』の興奮を味わってみたいという気持ちも少しあって、ダメもとで聞いたということです(笑


WOWOWでやるであろうことは知っているので、それで十分という気もあるようです。


いずれにしても、私が何回観に行こうがそのことには関知しませんので、その点は助かります(笑


ということで、最初よりもさらに気持ちが盛り上がっていますが、3回目は、お芝居全体をできれば冷静にジックリ味わいたいなと思っています。

そして4回目は、最前列ですので、もう一度多部ちゃんの凝視に徹するという方針で臨みます。

もう戯曲は何回も読んで、話しの流れと3人が何役をやるかも把握しましたから、それをどのように表現するかを楽しみたいと思います。


初日と二日目は、山崎さんと吹越さんが交代で咬んでいましたが、最近のレビューでは、結構みんな咬んでるとか言われていて、慣れと疲れとで緊張感を維持するのが大変なんだろうと思いますが、17日は収録日なので、間違いは許されないという気持ちで芝居をするでしょうね。

その緊張感が吉と出るのか否か、その現場を楽しみたいと思います。


もしかしたら、DVD化もされるかもしれませんので、それも期待したいと思います。BDならなおイイけど・・・。


多部ちゃんが毎日毎夜、悩み、もがき、あがきながら創りあげる小さいけれど光輝く桃源郷に、またドップリと浸りたいと思います。
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“ 多部ちゃん祭り ”

 2010-03-15
女優多部未華子の評判がウナギのぼりです。

演劇レビューのサイトでは、『農業少女』を観た人のレビューが続々とアップされ、話しがよくわからなかったという人でも、多部ちゃんの演技のすばらしさ、そして、多部ちゃんがとにかくカワイかったということが語られています。

まあ、中には最近の若い女優はスゴイとかって書いている人もいて、ほかの若い女優と一緒にするなって言いたくもなるのですが、まあそれでも悪い気はしませんね。


私は生多部ちゃんは3回目ですが、舞台で演じる多部ちゃんはかなりカワイイだろうなって思っていましたが、百子という役があれほど見事にハマって、あんなにキュートでいてコケティッシュな多部ちゃんが観られるとは・・・、想像以上の感動でした。

だから、まだ彼女のファンになって2年半ほどですが、多部ちゃんからとびっきりのご褒美をいただいているみたいな気分です。


その気分を言葉で言いあらわすと、2010年3月は、“多部ちゃん祭り”だ~、っていう感じです。

このお祭りは、参加してもいいし、またできない人はその噂や凄さを聞いて、ともに喜びを感じるというものだと思います。


映画やドラマでは、どんないい作品に出て、どんなに彼女が輝いていてもここまでの高揚感は得られないですね。

ある部分、冷静に見てしまう自分がいますし・・・、


やっぱり、多部ちゃんが全身全霊を込めて、観ている人にいまの彼女のすべてを届けようとして、現場に参加している我々もそれをサポートするというライブ感こそが、ひとつの作品を創り上げるという高揚感につながるのだと思います。

一緒にスバラシイ空間と魔法のような時間を創り上げるということが、まさに“お祭り”かなって思うのです。


ですから、これからまたこういう機会があるといいなって、いまから思ってしまいます。

まだ、『農業少女』はやっているのですが・・・、


多部ちゃんは、舞台のほうが向いているかもしれないし、ひょっとすると本人も結構、こんな刺激的なのは快感かもなんて思っているかもしれないですしね。

まあ、かなり消耗するのは間違いないんで、シンドイでしょうが・・・、

その分歯ごたえがあるのではないでしょうか。


映像作品はたまでいいですから、これからも時々“お祭り”をやってくれたら最高だなって、心から期待をしてしまいます。


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“ J.ブラウン & S.クロウ ”

 2010-03-15

ジャクソン・ブラウンとシェリル・クロウのジョイントのライブを観てきました。

超ベテランとややベテランのふたりの組み合わせですが、ライブは前半がジャクソン、後半がシェリルの順番で、アンコールでふたりが一緒にやるという進行でした。


私は、このライブはジャクソンがお目当てでした。

彼は私の二十代、ちょうどバンドをやり始めた頃にデビューしたミュージシャンで、当時一世を風靡したウエストコーストのシンガー・ソング・ライターの中でも重要なミュージシャンです。


当時のウェストコーストは、バンドでは、ジャクソンが作った「テイク・イット・イージー」を歌ったイーグルズ、個人では、ジョン・デイヴィッド・サウザー、ウォーレン・ジヴォン、リンダ・ロンシュタットなど夢中になって聴いた人たちと近い関係にあった人です。

その他、いい曲を書くミュージシャンとして、ジェームス・テーラーやニール・ヤングなどと同様に当時かなり入れ込んで聴いた人です。


私は以前、ジャクソンは若い時に横浜まで聴きにいったことがあるくらい好きでしたので、今回は久しぶりの来日で名古屋にも来るということで、ぜひということでした。


彼は初期の作品が非常にいいので、それをたくさん聴きたかったのですが、ふたりでやるコンサートなんで時間が1時間20分ぐらいしかなく、新しい曲もやるので、私が聴きたかった初期の作品についてはやや物足りない感じもしました。

それと、年齢が私と同じで声に若いときのようなツヤがなく、声をつぶさないように抑えて歌っている感じで、その辺もちょっと物足りないところでした。


それでも、昔よく聴いた名曲については、古さはまったく感じさせず感動的で、あらためて本当にいい曲は永遠だなと言うことを確認しました。

また、ジャクソンはスプリングスティーンらと一緒に環境問題や戦争、政治などに対しても積極的に行動することが有名なミュージシャンで、作品の詩の内容も一部は深いものがあることで評価をされています。


で、後半はシェリルですが、スレンダーな美人で、ジャクソンよりは現役感がありますので、客はこちらのファンのほうが多いようで、1曲目でいきなり周りはスタンディングになりましたが、私と嫁さんはアンコールまでは座って観続けました(笑

若い客ばかりだと最初から全員立っちゃうのは覚悟していくのですが、私と同年代が多いライブでは、私は疲れて集中力が維持できないし、よっぽど感動するか、アンコールぐらいでしか立ちたくありません。

ジャクソンのときは、アンコールになって、私などが率先して、周りがやっと立ったのとは大違いでした(笑


ただ、私はシェリルはヒットしたセカンドぐらいまでしか聴いたことはなく、最近は興味がなかったので、どうかなって思ってたのですが、予想どおりというか、あまり感動することはありませんでした。

こういうジョイントのライブの難しさというのか、観るほうはどうしてもどちらか一人にウェイトがかかるわけで、もう一人の人がなかなか楽しめないという状態になりますね。


見栄えはカッコ良くて、フロントにいる二人(ギター、ベース)もジャクソンの全員60前後のメンバーに比べると若くてイケメンで視覚的にはいいのですが・・・嫁さんが言っていました・・・まあそれと音楽とは関係ないんで、私は残念ながら、周りのノリに同調することはできませんでした。


アンコールは、ジャクソンが再び出てきてシェリルと一緒に、ジャクソンの名曲「ドクター・マイ・アイズ」と、私の大好きなエルヴィス・コステロの「ピース、ラブ&アンダースタンディング」をやったので、大満足で家路につくことができました。


まあ、トータルの満足度としては★3つといったところですね。


次のコンサートは『農業少女』の3回目の2日後、日本最後になるかもしれないボブ・ディランを聴きにいく予定です。




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“ 朝日新聞 劇評 ”

 2010-03-14
朝日新聞の3月12日夕刊の演劇評に、『農業少女』のレビューが載りました。

私は、朝日か日経に載るのが、まだかまだかと待っていましたが、予想通りの高評価ですので、大変にうれしいです。

朝日を読むのは1日遅れになるので、いま確認したところで、撮影してアップとかはメンドウなので、べタ打ちしたいと思います。



= 野田作品の印象一新 =


『2000年にNODA・MAPが野田秀樹の作・演出・出演で初演した「農業少女」が配役を一新し、東京芸術劇場の製作で再演されている。

今回は、初演に俳優として出演していた劇作家・松尾スズキの新演出。

初演とはだいぶ印象が違う。奔放で刺激的な舞台だ。


九州の農家に生まれた高校生の百子(多部未華子)は家出し、東京へ。

百子を熱愛する中年の学者山本(山崎一)と同棲するが、彼女は「都市農業の会」を主宰する都罪(吹越満)という怪しげな男に夢中になる。

そして都罪は排泄物のにおいをなくす新しい米「農業少女」のアイディアを打ち出す・・・・・。


「赤鬼」「THE BEE」などの野田作品と同じように、江本純子を含めて4人の俳優がさまざまな役をめまぐるしく演じ変えていく。


10年前の初演は洗練されたデザインの舞台だったが、今回の松尾演出が作るのは、べニア板や折り畳みのイスなどを使った、まるで稽古場のような雰囲気の簡素な舞台だ(加藤ちか舞台美術)。


山本を翻弄する百子は和製ロリータのような少女だが、技巧的な演技が目立った初演の深津絵里とは違い、これが初舞台だという多部は健康な等身大の少女を自然体で生き生きと演じる。

「大衆とは(変わりやすい)気分のことだ」と断じ、有機農業、自然保護、福祉などの言葉を駆使して大衆の人気を集めて権力に近づく都罪の肖像に込めた野田の社会批判は今も古びていない。


しかも、野心家の都罪と、その対極にあるはずの学者山本を、外見的にもやや似た形にして、2人の男の意外な同質性を暗示する演出が面白い。

吹越と山崎も達者な演技を見せる。』

(扇田昭彦・演劇評論家)


写真は、route225さんのところでリンクされていたのと同じものが使われています。






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“ 見応えがあった『不毛地帯』 ”

 2010-03-12
多部ちゃんが、『つばさ』に続いて出演していた『不毛地帯』が、民放の連続ドラマとしては異例の半年間の放映を終えました。


過去の2回の映像化の時は小説の前半部分だけで、私は観ていないので想像ですが、戦闘機や自動車の話しまでだったのだろうと思いますが、今回のドラマ化についてはすべて映像化するというお願いをしたときに、山崎さんが本当にやるの、(撮影や視聴率を含めて)大丈夫なのっていうようなことを言われたそうで、後半のオイルの話しはアメリカ相手のビジネスライクな話しと違って、実に興味深くて面白かったです。

私は山崎さんのようなドロドロとした小説は好きではないので、原作を読むつもりはないですから、純粋に映像作品として楽しみました。

ただ、オイルというスケールがでかくてやや複雑な話しでしたから、のめり込むような面白さを感じる人は多くはないかもしれないですね。特に、女性は・・・。


私は個人的にイランや中東にすごく関心がありますから、イランが王政だったあの時代の背景、話しなんかは興味がありますし、そういう中での採掘権の争奪戦を巧みに描いていて気合の入った骨太のいい作品になったと思います。

もし前半部分の話しだけでしたら『官僚たちの夏』と同様で、よくある商社の話しって感じであまり感じるものはなかったかもしれません。


まあ、壱岐の特異な体験と生き方という特徴はありますが、大企業に入って商社マンとして仕事をするようになれば、過去は過去ということになりますからね。


唐沢さんががんばっていましたが、それを活かすのも、岸田さんと遠藤さんの怪演があればこそで、二人とも渾身のすばらしい演技でドラマを支えていたと思います。

特に鮫島が直子に電話したシーン、壱岐の家に無理やり上がりこんで出資の話しをするシーンの演技は秀逸で、嫁さんと大笑いしながら観ていました。


商社のバトルがメインの話しですから、女性は4人出ていましたが、お話しのアクセントとしての存在という感じでしたね。

でもそういう短い出番だからこそ、存在感のある女優が選ばれ、その中でベテランの3人に引けをとることなく、多部ちゃんの直子も印象的だったと思います。

緊迫したビジネスの話しの中で、緩急をつけるように多部ちゃんが出てくるとホッとするというか、一服の清涼剤になっていて、直子の上品で、清楚でいながら、しっかりとした存在感はさすがで、いままでと違った役柄を見事に演じたことは、さらに仕事の拡がりを感じさせて良かったと思います。


最終回は足早で、ちょっとカッコ良すぎる終わり方ですが、まあそれはそれで構いません。そこまでの過程はしっかり描いていましたから、十分にいい作品だったと思います。

これだけの作品はそうそう創れるものではないですから、そういった作品に、わずかずつとは言え、最初から最後まで出演した多部ちゃんはさすがでした。


そんな多部ちゃんの『農業少女』の後のテレビドラマはいつ、どんな作品になるのでしょうか。期待して待ちたいと思います。



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“ ある日の楽屋 ”

 2010-03-11
ある日、『農業少女』が終わった直後の楽屋に・・・・・


「こんばんは」

「こんばんは おじゃまします」

「あっ おばあちゃん 房子さんも・・・ お久しぶりです 観に来ていただいてありがとうございます それにお花まで すみません」


「いえいえ かわいいつばさの初舞台だもの 当然よ ねえ すごく良かったわよね」

「ホント つばさちゃんは大丈夫だと思ってたけど 大丈夫なんて失礼ね もう大女優だわ」

「えっ なにを言ってるのですか まだ無我夢中で 自分では トチッタところばっか気になって もうちょっとミスをなくさないと ってばっか考えてるんですけど・・・」


「いえいえ 初めての舞台だから 完璧になんて考えないで ちょっとぐらいのミスはどうってことないんだから 楽しんでやったほうがいいわよ」

「そうよ 舞台は生き物だから ミスもご愛嬌よ リラックス リラックス」

「そう思うんだけど 目の前にあれだけお客さまがいると 申しわけないなって思って・・・」


「まあ 最初は誰でもそう思うわね でもこれが何回もやってると図太くなるっていうか ねえあなた」

「へへ そうね お客さんは 大根とか人参って思えばいいのよ」

「そんな~ 私みたいな 舞台の素人が出るのに高いお金を払って来ていただいているのに」


「でも ざっと周りを見たとこ 半分はつばさを見たいっていうファンね」

「そうそう 後ろに座っていたおじさんなんか もう3回目とか言ってたわよ それと名古屋って声も聞こえたわね つばさが見れれば満足なのよ」

「え~ そうなんですか それもなんか恥ずかしいなぁ いままでの自分のイメージと全然違うから びっくりしてるんじゃないかしら」


「いえ決してそんなことはありません あなたのお芝居は声もよく出てるし 表情もかわいくて変化に富んでるし 激しい動きやダンスも みんな見事だったわ」

「そう それに わたくしがちょっぴり心配していたお色気も つばさでは想像できないぐらい 感じさせてくれたし さぞかし男性方は目の保養になって 楽しめたと思うわよ」

「そうなんですか 私は初演の深津さんみたいに胸があるわけじゃないから ああいう衣装でって話しがあった時に あれぐらいでいいのかなあって思ったんですが ちょっとは喜んでもらえたのですかね」


「そりゃ~もう 私たち年寄りでもドキッとしたぐらいだから ましてや男性ならね~ しかもつばさのファンだったら たまらないと思うわ ねえ」

「そうよ わたくしもハタチぐらいの時に舞台で男性をドキドキさせたかったなあって思っちゃった でも時代が違ったからね」

「え~ そうなんですか お二人ともお年を感じさせないぐらい色っぽいから 私なんか足元にも及ばないのに」



「それはそうとつばさ 他には誰か来た」

「え~と おかあさんや万里が来てくれたかな」


「加乃子は 何か言ってた」

「もう 入ってくるなり抱きしめられて すごいテンションで やったね!って しゃべりまくりだった あと 舞台の先輩として 間の取り方とか ふつうのテンションのお芝居を心がけるようにとか イッパイ話しを聞いたんで かえってワケがわからなくなっちゃったw」


「そう 加乃子らしいわね だんだん分かってくるから そういっぺんに言ってもしょうがないのにねぇ」

「まあ あの人はそういう性分だから 仕方ないわね でも 言ってることは間違っていないと思うから 頭の片隅に置いておくといいわよ」

「そうですね ちょっとこのところ慣れてきて 楽しくなってきたんだけど それで雑に流れる時があるんで気をつけなくちゃって思ってるの」


「1ヵ月もやると そういうのは仕方ないわね スポーツの選手でもそうでしょ いつもいつも絶好調ってワケじゃないから 考えすぎないで自然体のほうがいいわよ」

「そうよ あんまり考えすぎて 深い穴にはまっちゃうと 周りに迷惑かけるからね すこしぐらいの失敗なんか 誰でもやるでしょって開き直らないと・・・」

「やる前から 舞台はシンドイ 辛いってばかり考えていたのがいけなかったかもね もっと気楽にやろうかしら」


「そうそう そういう気持ちが大事よ」

「あなたは まだ先が長いんだから ゆっくりやっていけばいいのよ これで評価が決まるとか そういうことじゃないんだから でも見る人は見てるから これからまた忙しくなるわよ」

「え~そうですか お二人の話しを聞いていて すこし気が楽になったけど あんまり忙しいのは ちょっとカンベンしてほしいなw」


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“ お芝居の神様から愛される多部ちゃん ”

 2010-03-10
いま、高峰秀子さんが書いた本を読んでいて、役者稼業について書かれた部分を少し抜粋します。


『人目に顔をさらすのをなりわいとする俳優は、自分の顔を単なる「ツラ」にするか、観賞に値する「顔」に仕立てあげるかは、役者としての自分の責任だと思っている。

それは、人間としての中身が濃ければ、役に対する洞察や理解力も深くなり、したがって演技の質も自然に高くなり、観る人にはわかる。


カメラのレンズは過酷なほど正直に被写体を写し出す。

愚純な性は愚純にしか写らないから恐ろしい。

不美人を美人に写すことはできても、バカをリコウに写すことは出来ないのである。


日頃の行為は愚純でアホウだが、演技だけはどんな役柄も立派にこなす名優、という人も、数ある俳優の中にはいないわけではないけれど、まず、そういう人は極くまれだろう。

俳優は若さで勝負できるのはぜいぜい二十歳まで、それから先は実力で生きてゆかなければならない。


自分の芸、つまり顔に責任を持てる俳優になるにはどうしたらいいか、と聞かれれば、やはり、「勉強するよりほかはない」としか答えようがない。

が、具体的に、どんな勉強を、と言われても私は正直言ってわからない。

本を読むのもいいだろうし、人の話を聞いて知識を広めるのもいいだろうし、人生経験を積むのもいいだろう。

それなら人生経験とはいったい何か・・・、ただ経験すればいいというものでもないと思う。


私に言わせてもらえば、人間になるには、俳優になるには、「ものの心」を「人間の心」を知る努力をする以外にはない、と思う。

もっと簡単に言うならば、「人の痛さが分かる人間」とでも言おうか。


世阿弥が、「物まね」を芸の源と言っているように、俳優もまた、「最も本当らしい嘘」をなりわいとする人間だと私は思っている。

私の目標は、優れた俳優の立派な演技の模倣ではなくて、ニュースに写し出されるさまざまな人間の表情であり、動きであった。


私の場合はまったく演技プランもハチの頭もありはしない。芸術もへちゃむくれも私には関係ない。私はおいしい演技をお客さまに食べていただくために努力をおしまない「板前」に徹したい、と自分では思っている。』



というような、日本映画界に燦然と輝く実績をあげた高峰さんがおっしゃることを読んでいて、多部未華子は、いい女優になる素質を、生まれながらに、そして、幼いころからの躾や勉強で培ってきたのだなあと感じ入っています。


やはり、本物の役者になるには、人間としての価値が問われるのですね。

「人の痛みを理解できる」、「人の立場に立って物事を考えられる」といったことを、多部ちゃんは自然にできる、というか、してしまう人だと思います。

そういう一社会人として欠かせないと思われることを普通にする人ですから、お芝居もそのようにするのが当然だと思ってやっているのだと思います。


だから、台本を読んでも、自分のセリフだけではなく、作品が何を言わんとしているのか理解しようとするし、分からないことは分かるように尋ねるし、相手役のセリフにリフレクトして芝居をするのは当然だと思うし、ということで、若いときから何の疑問を抱くことなく、演出家の期待する演技ができているのだと思います。


そういう多部ちゃんが、『つばさ』を、話しの内容の理解に苦しみながらも、見事な演技でやり遂げ、『農業少女』で、難解なストーリーと、多部ちゃんにできるのかなという役柄を、開き直って、ロリータになりきって色っぽく、はじけるように演技をしているのは、本当に“お芝居の神様”に愛されているのだなあと感じずにはいられません。


ここ一番のいさぎよさ、ノリのよさは、まさに高峰さん言うところの、『おいしい演技をお客さまに食べていただくために努力をおしまない「板前」に徹したい』という仕事としての役者になりきるという心意気だと思います。


そんな多部ちゃんを“お芝居の神様”は、これからもほかっては置かないでしょうね。






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“ つばさと百子 ”

 2010-03-08
つばさは、東京に近い地方都市の娘。

百子は、東京からはるか彼方、九州の田舎の娘。


つばさは、老舗和菓子屋の娘。

百子は、農業をやるしかない家の娘。


つばさは、家業を継ぐことしか考えていない。

百子は、農家にいてはあっと言う間にババアになると思っている。


つばさは、10才からおかんをやっていて、誰から見てもいい娘。

百子は、15才の春に演劇部の先輩と寝たが、周りの人間は髪の毛を染めていなければ何にも染まっていないと思っている。


つばさは、短大を卒業する。

百子は、15才で家出して、東京へ行く。


つばさは、幼馴染に好かれ、子持ちの男からも求愛される。

百子は、車掌にも山本ヤマモトにもぶ〇こみたいと思わせる。


つばさは、翔太という恋人がいる。

百子は、山本ヤマモトの部屋に転がり込む。


つばさは、ラジオぽてとで仕事をすることになる。

百子は、上京してすぐ誘われてAVに出ていた。


つばさは、自分のことを置いといてでも、他人の悩み、不幸を解決したくなる。

百子は、イルカの保護や地球温暖化防止やアフリカの子供たちの救済やエイズ撲滅などのボランティアに夢中になる。


つばさは、将来は家業の甘玉堂のあとを継ぎたいと思っている。

百子は、地球のために「農業少女」という、ウ〇コが臭くならない米を作ろうとする。


つばさは、ラジオぽてとの仕事に力をそそぐ。

百子は、一時話題になった米の生産に力をいれるが、そのうち誰も見向きをしなくなる。



わずか1年の間に、こんなに対照的な、良いコと不良っぽいコ、理性のあるコと勢いで行動するコ、街のコと田舎のコを見事に演じ分ける多部未華子さんは、いま最高にノッテルんじゃないでしょうか。


つばさは多部ちゃんの顔、雰囲気から視聴者は違和感を感じない娘ですが、多部ちゃんの熱心なファンからすれば、いいコすぎて、彼女の負の側面が少なくて物足りなかったかもしれません。

一方の百子は、ティーンズにして大人の女の匂いを放ち、おじさんをたぶらかすロリータですから、多部ちゃんの持っているイメージからは最もかけ離れている役ですね。


多部ファンからすれば、いままでのイメージを大きく覆す役で、喜んでいる人とこういうのはちょっとという人と分かれるのかもしれません。


でも、これが大人の女優の仕事だと思います。


多部ちゃん自身、殻を破るのに少し時間がかかったようですが、現場を思いっきり楽しんでいるようですので、舞台の過酷さに挑戦したことと、このような役を演じたことは、まちがいなく女優としてさらに大きく羽ばたく推進力を得たものと思います。


私たちファンも、そんな多部ちゃんのエポックメイキングで、万華鏡のような演技を、都合がつく限り楽しめるといいなと思います。
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“ 『農業少女』の多部未華子はスゴイらしい ”

 2010-03-06
って、私は2回観ましたから、もうすでに実感しているのですが、演劇通や評論家などの方が初日レビュー
などをアップしていて、彼女の初の本格的な舞台デビューをほぼ絶賛していますので、そういった声を集めてみたいと思います。

なお、主なレビューはroute225さんの紹介のおかげによるものが大です。感謝、感謝です。


☆ クロウトの演劇評論の方かなっていう “Eさんの演劇袋”

『この多部のフレッシュで物怖じしない演技は特筆もの』

『彼女の演技を観るだけでも、この芝居は価値がある』


☆ この方の知り合いの演劇関係と思われる方は

『多部さんは見たところ普通のお嬢さんで、舞台であれほど輝くのが不思議なくらい』


☆ 一般の演劇好きの方 “Sさん 演劇レビュー”

『多部さんの姿、声、動きはみずみずしい輝きを放っていました』

『宮沢リエさん、広末涼子さんを舞台ではじめて拝見した時の衝撃に似ています』

『もう、ず・・・・・っと彼女のことばかり見つめちゃいました。衣装も可愛い!!』


☆ 一般の演劇通と思われる “不思議東京S”さん

『とにかく多部さんの演技力が凄かった。15才の少女役なんですが、本当に15才に思えてきます』

『今回、百子役を演じた多部さんは舞台初主演、キャスティングを決めたのは松尾さんなんだそうで、これまた凄いなと思いました』

『不毛地帯の壱岐直子からは想像できませんでした』


☆ 演劇ライフへの投稿

『多部さんには大拍手です。声量、演技などかなりのレベルではなかったかと思います』

『劇中での役柄、演技のメリハリも完璧で、後半での人の話す声が聞こえなくなった時の演技などもグッときました』


☆ 演劇ジャーナリスト Tさん

『それにしても多部未華子のポテンシャルと吸収力に驚愕。できる人は最初からできてしまうんだよなぁ』


☆ 舞台芸術への投稿

『多部未華子の存在感に驚嘆した。芸達者達に囲まれても一歩も引けをとらない。ただのかわい子ちゃん女優ではなく、したたかな部分と色っぽい部分と、シリアスな演技をさせたらそれもできそうだという将来性を十分感じさせた』


これ以外にも、観劇した方の簡単な評価においても、多くの方が多部ちゃんの演技を高く評価しています。

劇そのものももちろん高い評価なのですが、とりわけ多部ちゃんにみんなが驚いているのがわかります。


多部ちゃんが主演ですから、多部ちゃんが輝いていなかったら、作品が良くなるはずはないわけで、そういう意味で彼女をキャスティングした時点で、いいものが出来ることは約束されていたということですね。


私たちは、こういう展開はある程度予想していましたが、それ以上に凄みのある見事な才能を発揮しているという感じがします。

あの何かが乗り移ったかのような迷いのない演技の数々が、いまでも私の脳裏に浮かんでは消え、浮かんでは消えして桃源郷を彷徨っているかのような毎日です。


本当に多部ちゃんを好きになって良かったと思える幸せを感じていますし、そんな自分を褒めてやりたいと思います(笑

多部ちゃんを大勢いる若手女優のうちの一人で、ドラマやCMで少し見たことがあるという程度の認識の方だったら、百子を観てぶっとぶのは当然でしょうね。


いま、あちらの世界では、来るだろうと思ってたけど、やっぱりそうか、“多部未華子はそんなに凄いのか”という噂で持ち切りでしょう。

でも、多部ちゃんはそんなことに関心はありません。


ただ、ひたすら目の前の仕事を真摯にしっかりとこなすだけ、来ていただいたお客さんをガッカリさせないように自分ができる最大限の努力をするという毎日だろうと思います。


友だちは就活で疲れて悩んでいる。自分も友だちのことを思ったら、シンドイなんてことは言ってられない。それが自分の仕事だから・・・、そういった意識、姿勢こそが周りの人を惹きつけてやまない彼女の魅力なんだと思います。





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“ 新たなステージの多部ちゃん ”

 2010-03-04
多部ちゃんが新たな境地を切り開いたと思われる今回の『農業少女』の演技について考えていて、「ためらいのない思いっきりのよさ」というのが一番感じた点ですが、いままでの彼女の数ある作品の中から、“喜怒哀楽”それぞれの演技について考察してみたくなりました。


まずは、「喜」です。

一番印象的なのは、『やまたろ』でのハジケ方ですね。これは徹底していて見事だったと思います。はじめての連続テレビドラマで、それまでのイメージとは180度異なるコミカルな演技へ挑戦して、それが『ヤスケン』につながるという成果もあげました。

それまでの映画や単発ドラマでは、どちらかというと暗い背景のある話しですから、喜ぶといっても何かがひっかかっていて全開にはならない喜びでした。

『ヤスコ』も、両親が亡くなった複雑な事情を抱えていますから、ブッ飛んではいるけど、ハジケた喜びというのは多くはないですね。

『つばさ』においても同様なことを感じます。

いずれにしても「喜」に関しては、『やまたろ』をやったことによって開眼しましたね。


次に、「怒」ですが

これは長編作品デビューの『HINOKIO』から、これを見込まれてキャスティングされたようなもので、黙って睨まれたら・・・、もうそれだけでOKですね。いつも不機嫌で何かに怒っているような演技は申し分ないです。

『夜ピク』もしかり、『対岸』もそう、『ゴーヤ』も、『すみれ』の怒りも強烈ですね。『ルート』の怒りはユーモラスではありますが、いいスパイスになっています。

『鹿男』は、怒り、不機嫌が先行して、そこでハートをつかまれた人が多いと思います。

『ヤスコ』と『つばさ』の怒りは身内に向けられたものが多かったですから、ほどほどという感じ。

いずれにしても、「怒」は、多部ちゃんの最大のストロングポイントですね。


次が、「哀」です。

これも彼女の作品における特色ですね。

ひとりぼっち感のある『HINOKIO』、A’の世界に彷徨いこんで強がる中に、ふと見せる寂しさの『ルート』、『夜ピク』は全編に漂っています。『ゴーヤ』も・・・、

『すみれ』の「哀」はせつないですね。『対岸』も根底にドップリと漂っています。

『つばさ』も印象に残る涙の場面を含め、これをきっちり描くことによって作品が強くなっていますね。

いずれしても、彼女の作品には、「怒」と通低する「哀」があふれていて、実際の彼女とは違うのだけれど、彼女の成長期に大きな影響を与えたものと思われます。


そして、最後の「楽」です。

多部ちゃんの作品は、単純にうれし楽しの恋愛物というのがないですから、「楽」というのは全体にあるようなないようなって感じですが、そんな中ではやっぱり恋愛がからむ『やまたろ』、『ヤスケン』といったところで観ることができますね。

いずれにしても、「楽」の演技はだれでもそう難しくないものですから、多部ちゃんも言うことはないです。


さて、ここまで考えてみて、なんか物足りないです・・・、他に考えてみると、


「驚」の演技はどうでしょうか。

これも『やまたろ』や『ヤスケン』や『つばさ』で炸裂していましたね。

『フィッシュ』でもあります。

これも極端な表情、変顔へっちゃらの彼女の得意な側面だと思います。


そして、今回の『農業少女』で新たな境地を開拓したと強く印象づけられたのが、「狂」の演技です。

この演技はかなりの演技達者でないとらしくできないと思いますが、『農業少女』では驚きました。

一瞬何が起こったのかと、観ていて震えがきました。


これから観る方のために、詳しくは述べませんが、それはそれは見事な迫真の演技でした。

『農業少女』では、女優多部未華子のすばらしいハイライトシーンがいくつもありますが、その中でも圧巻のシーンだったと思います。


さらに懸案の「艶」も今回、ロリロリ少女を見事に演じていて、クリアしましたね。


これをもって女優多部未華子に不可能はほとんどなくなりました・・・、まあ1点を除けばですが、それは当分必要ないと思います(笑


長年にわたって蓄積してきた引き出しを全部ぶっちゃけてさらに磨きをかけ、なおかつ新たな「狂」と「艶」いう側面を体の中に取り込んだという見事さ。


松尾さんが言うところの“原石”にさらに磨きがかけられるのを、また楽しみたいと思います。






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“ 『農業少女』の旅 ”

 2010-03-03
いま家に帰ってきて、2日間の『農業少女』の旅を終えて、新幹線の中で書いた記事をアップします。

今回は、両日とも夜の公演でしたから、昼間を有効に使えたらと思い、初日は川越にブラッと行き、今日は東武日光線の坂倉東洋大前というところまで行き、そこからNABEさんに車で案内していただき、『対岸の彼女』の“とっておきの場所”や魚子と葵が自殺未遂の後、再会する神社、別れの駅、多部ちゃんと関係ないけど、渡良瀬橋などを巡ってきました。

NABEさんには、半日付き合っていただき、丁寧に案内していただいて、本当に感謝しています。

“とっておきの場所”は撮影の時とは季節が違いますので、あそこまでのいい雰囲気ではないですが、曇っていた分、ちょっと幻想的な感じで味わいがありました。

二つのブランコに続いて、多部ちゃんが座っていたと思われる橋のあの場所に座ってきました(笑


ただ、両日とも天気予報の気温よりもかなり寒く真冬並で、やや薄着をしていった年寄りの私としては、ゆっくりと散策するというわけにはいきませんでした。

でも、こういう機会でないと簡単には行けない場所ですから、大変うれしかったです。


さて、メインの『農業少女』の2日目ですが、今日来ていた“ゆらぎ”の仲間は、はじめからわかっていたKuraさんとあといつもやさしいオーラ全開でいてユニークなユニゾンさんがみえました。

なんと、電話でチケットを取ったユニゾンさんも私と同じA列ということで、運のいい人はいるものですね。私はオークションでプレミアを付けて購入したというのに・・・(笑

KuraさんはB列でした。


それで昨日は書かなかったのですが、劇が始まる直前に多部ちゃんと江本さんが最前列の客に「都市農業の会」というチラシを配ってくれるのですが、多部ちゃんは初日と同じく向って右端の20番ぐらいから私の隣12番の人まで配ってくれました。ユニゾンさんも18番ですから多部ちゃんから直でしたよ。

これに昨日は甘茶さんが遭遇し、その後ろの列にいたroute225さんが強く嫉妬していたということです。

多部ちゃんが右からというのは、たぶん変わらないと思いますので、A列の12番以降の席の方は、心の準備をしておいてくださいね。

多部ちゃんが目を合わせてニッコリと微笑んでチラシを渡してくれますよ。それはそれは夢見心地でした・・・、幸い救急車のお世話にはならなかったですけどね(笑


そんなふうにスタートしたお芝居は、昨日より理解も深まって本当にエンジョイできました。


一応、考えていた期待に沿って振り返ってみると


1.多部ちゃんの表情(特に目)、声、カッコウの七変化を楽しむ

多部ちゃんの表情は、至近距離で観た今日はジックリと確認できましたが、笑う顔、怒る顔、しかめっ面、情けない顔など、目の表情も豊かに見事な百面相でした。

声もよく通って、抑揚も効いていて、他のベテラン3人となんら遜色なかったです。

カッコウの件は、これから観られる方のために割愛します(笑

多部ちゃんの演技は初日から気合十分で全開という感じでした。むしろこれから疲れもたまってくるし、長丁場をダレないで、いい状態を保っていくことがなかなか大変かなって思いました。


2.多部ちゃんの演技のスゴミを味わう

幼くてカワイイ感じから、さまざまな変化を見せて、田舎の少女からロリータ、自分の意思をハッキリ持った女性まで、緩急を付けて自在に演じていて言うことはありません。


3.多部ちゃんと吹越さん、山崎さん、江本さんとのからみを楽しむ

これももういいチームワークが出来上がっていますね。セリフのキャッチボールはもちろんのこと、体の接触プレーがかなりありますが、思いっきりよく楽しんでやってるのがよく伝わってきます。


4.松尾さんの演出のナンセンスさを楽しむ

10年前とどう変えているのかは知りませんが、いろんな仕掛けを使って、実に楽しく客を飽きさせることがないよう遊んでいるのが最高です。

細かいところで、初日と少しセリフも変えていたところもありました。やりながらまだまだイジッテいくのでしょうね。ライブの面白さです。


5.松尾さんの演出のテンポを楽しむ

舞台中央のやぐらをうまく活用して、演出過剰にならない程度に、場面切り替えのテンポも良く、あっと言う間の1時間40分でした。


6.野田さんの戯曲のストーリーを理解する

ストーリーは3人の役者がいろんな役をやり、やや複雑ですが、さすが巧みだなあと思います。


7.野田さんの戯曲のコンセプトを考える

少し難解ですが、時代の風潮を皮肉り、何が大切なのかっていうようにストレートに解釈すればいいのかなって思いました。


8.劇場の雰囲気を楽しむ

これぐらいの規模の小屋はいいですね。
笑い声もたくさん起きて、観る人の一体感が感じられました。

劇場までの池袋西口地下から、劇場前のアプローチの間あのポスターがいっぱいで雰囲気が盛り上がっています。


最後に、多部ちゃんが言っていた

「楽しく演じている人を観るのが楽しいんじゃないかな。演じ手のパワーが一番伝わるのが舞台じゃないかなって思います。だから、自分も楽しく演じたい」という言葉を自分のモノにするべく、多部ちゃん自身が前向きに心底楽しんで演じているように私も感じました。


そんな空間と時間を共にできる喜びをタップリと味わうことができたシビれる舞台でした。

そして、21世紀前半を代表する演技派女優に向って、良質の“原石”に磨きをかける作業に拍車がかかってきたという実感を抱きました。


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“ 農業少女 開演 ”

 2010-03-02
いま、『農業少女』の初日を観て、ゆらぎ荘の仲間と一緒に飲んで、ホテルに到着しました。

今日お会いした仲間は、Deep Purplinさん、route225さん、甘茶さん、システィーナさん、かよさん、SHIMAさんです。

SHIMAさんは先に帰られて、総勢6名で、また和民で盛り上がりました。


で、本題の『農業少女』の話ですが、今日は手短に・・・、

ひと言で言って、それはもうスバラシイものでした。


まず、多部ちゃんはめっちゃかわいい、そしてイキイキとしています。

きわどい衣装と大胆な演技でドキドキさせてくれます。

単なるお芝居以外に、いろんな演出で、多部ちゃんのストロングポイントがたっぷり味わえます。

多部ちゃんの博多弁がめっちゃカワイイです。


共演者との掛け合いも初日から、申し分ないです。

いろんな仕掛け、小道具もうまく活きていて、とにかく客を喜ばせようというサービス精神にあふれています。

お話しもなかなか奥深くて、面白かったです。


私はかなり後ろのほうでしたが、芝居を観るにはいい場所でした。

私の前の列には、高畑さんが来ていて、目があった時に会釈したら、思いっきり笑顔で会釈してくれました(笑

さらにその前の列では野田さんが観ていました。


前のほうで観た数人の方の興奮の仕方は尋常ではなかったですから、私は明日最前列で観ますので、また別の楽しみ方をしたいと思っています。


rakuyouさんが行けなくなったそうで残念ですね。

また多部ちゃんはお芝居をするかもしれませんが、『農業少女』という出し物は、いまの多部ちゃんにしかできない、彼女にふさわしい作品ですから、観ることのできる方はなんとしても行かれることをお勧めします。


多部ちゃんは、間違いなくさらに大きな一歩を踏み出しましたね。

もう向うところ敵なしって感じてしまいました(笑
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