“ 勘違いではありません ”

 2012-08-22

先日紹介した産経ニュースのインタビューでの多部ちゃんの発言が、ちょっと話題になっています。

「自分が演じる役は、監督とかより、私が一番分かっている」という発言です。


多部ちゃんにしたら、ちょっと珍しい強気な感じがする発言ですね。

まあ一見、生意気な感じがする発言ではありますが、多部ちゃんが思ってることを素直に話してるだけのことだと思います。


自慢してるとかってことじゃなくて、結構トリッキーなキャラが多いから、自分がイメージしたように演技したら、いい意味で監督やスタッフが驚いてしまったということが続いているのじゃないかって想像しますね。

だから、自然にそういう言葉が出てきたんじゃないかと・・・、


ワンコやしのぶセンセみたいに飛んでて、感情のメリハリが大きいキャラは、演じる女優に依存する部分が大きいと思いますね。

もちろん、女優の演技が監督のイメージするものと違っていれば、アドバイスをするわけですが、多部ちゃんの場合は、昔から監督のイメージしてたものを越えるような演技をしてたことは、多くの監督が語っているところです。


『ルート225』で、中村監督が、多部ちゃんの提案する演じ方のほうが、自分が考えてたものよりも良かったことが多かったようなことを言っていましたが、本を読んでイメージするプロセスが的確なんでしょうね。

若い時から、そういうアプローチを繰り返してきて、いろんな監督から評価されてると思いますし、『デカワンコ』や今回の『浪花』のようなトリッキーな役ほど演出家の想像を上回るキレを見せますから、上記のような発言にもつながるのだと思います。


中村監督が、多部ちゃんのことを「天才だね」と言っていたのが、決してオーバーでもヨイショでもないことは、この数年の舞台や映像作品で証明されていますね。

それは、他人からの指示で動くのではなく、自分自身の頭や体の中から捻り出した人物像をいかに構築するかという能力が人一倍秀でているからだと思います。


私の大好きな溝口監督は、役者に一言もアドバイスすることなく、納得するまで延々と演技をさせたそうですが、結局役者本人が自分の中から搾り出したものでないと、いい演技にはならないとわかっていたからなんでしょうね。


だから、そういうことを10年近くやってきて、若干23歳ながら、自分のやり方で間違いなかったと思ってる多部ちゃんのこういう発言には、重さとともに確信があって本当に頼もしいかぎりですw






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