“ 引きの美学 ”

 2012-10-16
『大奥』での、多部家光の初登場は、予想以上にインパクトがあったようで、多くの人がいろいろとつぶやいています。

原作を知らない人にとって、男の子にも見える顔つき、幼さない表情で登場したかと思うと、次の瞬間には、顔をゆがめての執拗な殴打ですから、驚くのも無理はないですね。


一方で、原作を読んでいて、多部ちゃんに不安感を持っていた方が、結構いけるかもって感じたのも、あのギャップとインパクトがあったからですね。

多部ちゃんが出てくるまで、いわゆる大奥ドラマとして引き込まれて観ていた人が、多部ちゃんの顔を見て、あの傍若無人ぶりを見て、漫画の世界になっちゃったとひっくり返ったとしても不思議じゃないですw


あの家光は、ティーンズの男装した小娘ですし、すべて多部ちゃんの演技のリアルさによるものだと思います。

静から動への場面で、オーバーに演じがちなところを、見事にためた演技をしていますからね。


ああいう良質な作品には、オーバーな演技は不要です。

浮き上がって見えるだけです。


やっぱり、多部ちゃんの独特の控えめで、押すよりも引くことによってあらわれる凄みを巧みに演じきっていると思います。

多部家光の内面に感情を押さえ込んだ表情と、その後に見せるイラつきは、かなり高度な演技ですから、表層的に目立つ演技にとらわれる人には物足りないかもしれません。


難しい役ですし、達者な堺さんとの演技バトルですから、より深い洞察に基づいて演じているのがよくわかりました。


そんな多部ちゃんの演技は、これからどんどん未知の領域に入っていきますから、楽しみでしょうがないですw





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コメント
>あの家光は、ティーンズの男装した小娘
そのまんまでした!
誰が見ても「男の格好をした幼さの残る女の子」に見えなきゃいけないんですよね。
そうでなくては、後の話に繋がらない(笑)

黒沼爽子で、変なCGやVFXなしに、『貞子』と『爽子』」を演じ分けた、
多部ちゃんの演技の真骨頂です。

あれがあるから、堺有功の「少女やないか・・・」と言う台詞
(驚きと困惑と怒りとあきれた感じ=頭の中まっしろ)
が生きてくるわけですね。
此処にくるまでに何人も死んで大事となっているというのに・・・

短い登場シーンでしたが、早速二人の演技のキャッチボールが見れました。
(まだ演技合戦とまではいかないw)
【2012/10/17 16:46】 | もりあて #ZVW275lE | [edit]
>誰が見ても「男の格好をした幼さの残る女の子」に見えなきゃいけないんですよね

原作を知ってる人は、概ねピッタシだったって言ってますが、知らない人には、ようやくあらわれたと思ったらあれですから、一体あれは何?状態だったんじゃないでしょうかw

>多部ちゃんの演技の真骨頂です

そうそう おっしゃるとおりですね。

>驚きと困惑と怒りとあきれた感じ=頭の中まっしろ

いやホンマですねぇ。いい芝居でしたね。

>早速二人の演技のキャッチボールが見れました

先行き期待が高まるファーストコンタクトでしたねw
【2012/10/17 23:51】 | yamarine #- | [edit]












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