“ スモール・バット・グッドワン 2 ”

 2013-07-16
多部ちゃんの中では、マイナー感のある名作をピックアップするシリーズです。

多部ちゃんは、インディーズっぽい作品にも結構出ていますが、彼女の孤高の存在感が演出家をときめかすのだろうと思います。


若い時期はどんな女優でもそういうインディーズ系の作品に出ることはあると思いますが、多部ちゃんがユニークなのは、『真夜中からとびうつれ』のように、メジャーになっても、そういう仕事を引き受けるという姿勢ですね。

おそらく、ギャラもそんなに高くないと思いますし、上映の機会も限られている作品に名の売れた彼女が出演して、見事な存在感と輝きを放っているのは痛快でもあります。


そんな彼女の2005年5月に発表されたショート・フィルムが『硝子と鉛と火粉』です。

紅という名前の、一風変わった女子高生役です。


作品も幻想的で、わかりづらいストーリーですが、多部ちゃんが出てくると俄然、ヘンテコ感が増して、面白くなります。

ほとんどセリフのない役ですが、多部ちゃんは顔の雰囲気と目つきだけで、観るものを惹きつける何かを持ってるというのが、よくあらわれています。


最近つぶやきで知った、祷キラリというちょっと注目の13歳の女優が、この作品の多部ちゃんの不思議で怪しい雰囲気を持っていると思います。


こういう作品の雰囲気が、問題を抱えているツンとした『対岸』や『すみれ』などにつながっていると思うのですが、一方で、この作品の公開直後には、『ガチャガチャポン』で夏帆ちゃんと一緒にはじけるようなコメディエンヌぶりを発揮していますから、ひょっとしたらひょっとするかもって思った制作者も多かったと思います。

でも文芸作品にはいいけど、連ドラはちょっと難しいかなっていう中で、同じフジでの池上隆子に抜擢され、ニノと翔くんの相手を見事につとめたことによって、多部ちゃんの今につながってくるわけですね。


事務所も、多部ちゃんはメインまたはサブなら活きるけど、その他では難しいとわかっていて、あせらずに初のヒロインを勝ち取ったのではないかと推測します。

そういう点で、小さな作品と言えども、侮れないということがわかります。


この作品でも、内容はわかりにくいですが、出来不出来ではなく、女優としての大きな可能性を感じさせたという点で重要だと思います。

そういう意味でも、将来の多部ちゃんにつながる大切な仕事でしたね。



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