“ ジウはダサクか ”

 2011-10-09

私は『ジウ』は、二人の対照的な女性刑事の物語として、原作のエキスをテレビドラマとしてポイントを絞って映像化したことで、それなりにいい作品だと思っています。

そのことは、私のセカンド・ブログ「ドラマは人生か!」でも書いていて、全編通しての評価も☆4つを付けました。


まあ、多部ちゃんの作品ですから、どうしても贔屓目になってしまうということを差し引いても、なかなかチャレンジングな作品だったと思います。


ただ、2チャンやブログなど見かける評価は「新世界秩序」が出てくるあたりから、否定的なものが目立ってきました。

でも、それは原作にあるわけだし、原作者も譲れない部分だろうと思いますから、好き嫌いはあったとしてもしょうがないですね。



で、昨夜、ドラマ評論家の成馬零一さんという方の2011年夏ドラマ総括というのを見つけました。

この方の名前は、著作の新聞広告などで見たことがありますが、宝島社から何冊かの本を出されていますし、雑誌などへの投稿もあるようです。



全般にシビアな評価をされてるんで、私は好みですが、そこで『ジウ』が高く評価をされてますので、一部転載をさせていただきます。



MVP それでも、生きてゆく(フジテレビ系列、木曜日放送) ☆☆☆☆☆


脚本:坂元裕二、演出:永山耕三、主題歌:小田和正という『東京ラブストーリー』のチームが再結集して作ったのは被害者遺族と加害者家族の苦悩を描いたヒューマンドラマ。

主演は瑛太、満島ひかり。被害者と加害者の家族、双方の視点から物語を描きながら、両者がわかり合おうとする姿を緊張感のある芝居と、長回しの映像で圧倒した。

表向きに走っているドラマも面白いが、裏で走っている役者同士の激しいバトルもみどころで、ある意味『ガラスの仮面』のように一粒で二度おいしいドラマ。

緊張感がある重たいドラマだが、その一方で妙に笑えるところもあり、作り手がツッコミポイントを意図的に残しているあたり、ネット時代のリアルタイムで盛り上がるドラマのあり方を意識しているのが伝わってくる。あとは、ニコ動みたいにコメントが書き込めれば完璧。



・ ジウ~警視庁特殊犯捜査係  ☆☆☆☆

黒木メイサの攻めのエロスと多部未華子のだらしない地味なエロスが交差するエロティック刑事ドラマ。

作中の二人に対する視線が完全に親父目線なセクハラドラマ。しかもストーリーは突然国家転覆をもくろむテロ組織「新世界秩序」とか出てくる。良い意味で大味のB級ドラマ。

多部ちゃんとエロス。メイサとアクション。この二点を発掘した功績はとてつもなくデカい。



・ 金魚倶楽部  ☆☆☆☆☆

同名のケータイ小説をNHKがドラマ化。出演している役者に無名の人が多く、ケータイ小説+中学生日記という妙な生々しさを持った問題作に仕上がっている。

『それでも、生きてゆく』が無ければ裏MVPになっていたかもしれない。ユーストでは話が大きくズレて、岩井俊二とケータイ小説を経由してAKB48が体現するリアリティについての話となった。



この3作が☆4つ以上です。


その他では、☆3つが、『勇者ヨシヒコと魔王の城』、『チームバチスタ 3』、『桜蘭高校ホスト部』。


それ以外は、☆2つ以下ということです。


ということで、『ジウ』は、多部ちゃんとエロスを発掘した功績がとてつもなくデカい、良い意味で大味のB級ドラマとのことで、なるほどなぁと納得していますw




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コメント
「完全に親父目線なセクハラドラマ」とは言い得て妙ですね!w

ただ「多部ちゃんの地味なだらしないエロス」ってのは
一体どういう意味なんだか・・・w

L君のことなど最初っから眼中に無い感じでw、
これこそ正しい『ジウ』鑑賞法って事でしょうね。

B級は楽しんだもの勝ち、って事で。
【2011/10/09 18:17】 | かわたべ5678 #JEWgu.KM | [edit]
オヤジとか、セクハラとか、女性Pの見事な策略の勝利ですねw

多部ちゃんのうぶな感じの可愛さにお色気をプラスしたら最強じゃないかと考えるのは、さすが女性ですね。

その成果は、視聴率に如実にあらわれたと思いますw

地味なエロス・・・、そりゃ長澤さんや沢尻さんなんかに比べりゃ地味ですけどね。
でも、高嶺の花じゃないように見えるところがいいんですよw

だらしないってのは、北村さんに惚れるところかなぁ。

私も昔から日活やらなんやらB級好きですからねw

ホント、楽しんだもの勝ちですw
【2011/10/09 20:37】 | yamarine #- | [edit]
僕は☆ですね。「ジウ」に関しては。多部さんが出たので☆なしというのは余りにも失礼なので。ただ多部さんが出てなかったら☆は付けなかったですけど。「デカワンコ」だったら☆☆☆☆だったかな。デカワンコの時は1話見た時点でワクワク感満載でしたけど、「ジウ」に関しては1話見た時点でワクワク感が全然なかったので正直「何じゃこりゃ」と思いました。回が進むにつれてイライラしたし。唯一同情したのは5話と6話で誘拐された女児役を演じた大出菜々子ちゃんでした。「おひさま」でもかなりキツイ役を演じていたのを観ていましたから、ちょっと「ジウ」を観ていて可哀想な気持ちになりました。
僕の場合は好きな俳優さんが出ていても作品の質が悪かったらブーイングですから。質が良ければ拍手ですが、「デカワンコ」だったら拍手していたでしょうね。「ジウ」に関しては申し訳ないですが、僕は拍手は出来ません。

「それでも生きてゆく」の☆☆☆☆☆は納得です。ただ8話と9話の前半は正直観ていて怖かったです・・・・・・・観ていて怯えました。
【2011/10/09 21:48】 | F・A #- | [edit]
ジウに関すれば、★をつけにくいですね~(^0^)/

とりあえず、最終話はワクワクしました。
【2011/10/09 22:21】 | かよ #lf7kkuGY | [edit]
>「ジウ」に関しては申し訳ないですが、僕は拍手は出来ません

そういう人はかなり多いと思いますよw

まあ、原作がありますから、取捨選択と演出のコンセプトで、好みに合うか合わないかが、わかれるんでしょうね。
【2011/10/09 22:31】 | yamarine #- | [edit]
>★をつけにくいですね

その気持ちも理解できますw

基本、感情移入させるような演出をしてないですからね。

わずかにあったのが、「おとうちゃん」「おかあちゃん」かなw

ああいう純然たる連続モノは、やっぱり最終話は楽しみですもんね。

【2011/10/09 22:47】 | yamarine #- | [edit]
今回のジウに関してはありだと思います。
原作を忠実に再現していない点では、NOを突きつけるしかありませんが、
yamarineさんの見解を考慮するとありかなと思うのです。
確かに全部を描こうとすると、今回の内容は程遠いかもしれませんが、ある部分を描く事によって、他の部分も浮き出てくる演出にしたのはある意味で拍手を送りたいですね。
yamarineさんによってそれを気づかされた事が私にとって
このジウが更に深い作品である事が気付かされました。
あの原作を良くもここ迄まとめあげた脚本力に脱毛です!
ジウ…有りだと思います。
【2011/10/10 00:36】 | ももちゃ #- | [edit]
 ジウはありですね!
 事前には、筋書きなんて原作の香りがかすかにする程度だろうと思っていました。
 全編読んだわけじゃないけど、原作をベースに話が進んでいるのは間違いないはず。立派でしょう。

 女性プロデューサが、女性らしさを強調したら、男性には分かりづらかったり鼻についたり。男性目線から作れば迎合しているように見えたり、所詮男世界に入りたいだけなのかって思えたり。
 まあどっちにしても批判は出るのだから、やりたいようにやったのだろうと考えて、今回のジウは悪くないけど、それをオッサン目線というのは…この人のご意見として承るしかないですね。

 「だらしない地味なエロス」ってのも同様。この意見から、この人のいう「だらしあるエロス」ってのが想像できて、私個人的にはこの人の考え方に根本的違和感を感じるのだけれど、まあそれはそれ。

 メイサと多部ちゃんの二人を並べたことは、間違いない功績だと思います。ジウ、OK!!


 
【2011/10/10 02:19】 | hyoutangaiden #WzzJX4NY | [edit]
>ある部分を描く事によって、他の部分も浮き出てくる演出にしたのはある意味で拍手を送りたいですね

そうですね。
あの原作をそのまんま映像化するのは、映画でも、ましてやドラマでは不可能ですから、どういうアプローチをするかにかかっているのでしょうが、おっしゃるようにそれなりに全体像も浮き出ていましたね。

>あの原作を良くもここ迄まとめあげた脚本力

ホントに脚本は、小説とは違って演出にゆだねる部分があって、少ない言葉でポイントを的確に表現しなくっちゃいけないですから、大変ですよね。


【2011/10/10 19:36】 | yamarine #- | [edit]
>筋書きなんて原作の香りがかすかにする程度だろう

ああさすがの読みですねw
まあ、9回で何が描けるのかなって思いましたもんね。

>男性には分かりづらかったり鼻についたり、所詮男世界に入りたいだけなのかって思えたり。

いやー さすが、この辺はhyoutangaidenさんならではの分析、恐れ入りますw
まったく、おっしゃるとおりですね。

>オッサン目線というのは…この人のご意見として承るしかないですね

私は、ありかな・・・っとw

>「だらしない地味なエロス」

これは、hyoutangaidenさんのお得意、下肢のことですかね。

>考え方に根本的違和感を感じるのだけれど

確かに・・・、多部ちゃんにそういう表現はいかがなものかってことですねw

>メイサと多部ちゃんの二人を並べたことは、間違いない功績だと思います。ジウ、OK!!

異議なし!! です。

【2011/10/10 19:40】 | yamarine #- | [edit]
ドラマの☆のつけ方なんて、陸上競技のタイムや飛距離のように一つの物差しで計って順番をつけられるわけじゃないんですから、ある程度の順当な部分と、それに加えて人それぞれに自分の好みのエッジを利かせたつけ方を楽しめばいいわけですからね。

> だらしない地味なエロス

多部ちゃんのスーツ姿はブラウスがピンとしてなくて、いまいちダサい感じで、それが持ち味かと思って観ていたんですが、この表現はいろいろ取りようがあって面白いですね。「ゆるエロ」って感じ? (皆が色めきたったようにヒップのラインが妙に出ていた回もありましたけど)

メイサのベッドシーンで、愛だの何だの言ってないで、もっとプレイ、プレイという感じのがありましたが、あれは基子が単に男に興味をもつように成熟していない単なる体育少女ではなくて、もっとワイルドな存在感を与えるという意味で、全体の中で必然性があったと思いますし、だからこそ、安全にベッドシーンをやるんじゃなくて、背中を全部見せるカットが意味をもっていて、よくやったと思います。

> 良い意味で大味のB級ドラマ。

さすがプロ。うまい表現ですね(成馬さんのブログ少し読んでみましたが、エッジの利かせ方の好みはちょっと私とは違うようでしたけど)。

『ジウ』は、重たいテーマに挑戦しているとか、ただならぬ深さや厚みがあるとか、観る者の心を揺さぶるとか、観る者の解釈や感じ方を最後のピースとしてはめ込んでこそ完結する味わいがあるとか、そういった重量級のドラマではないですからね。もともと。

忙しいなりにドラマもチョロチョロ見ましたが、他のドラマとくらべて、『ジウ』は絶対観るぞという気持ちで観ていたわけですから、個人的には点数は高いことになっちゃいます。

今期のベストが『それでも、生きていく』であることに異論はありませんし、☆は5個では足りなくて、エクストラ・ボーナスの☆を何個か進呈しないといけないぐらいだと思います。

それでも、演技の間を味わいたいとか、大竹しのぶの圧巻シーン以外は、倍速再生で観ていました。(これがすごい時間節約になるんですよね。)

しかし『ジウ』は最初の1回は通常再生、2回目も多部ちゃんが絡むシーンは必ず通常再生で観ています。私にとっては多部ちゃんが存在している空間は特別な空間なので、倍速再生の音声で聴くことはありえません。

これが『つばさ』だと、ドラマの質感として、多部ちゃんがいないシーンでも、多部ちゃんの存在のする空間と同じ空気が感じられるので、全編通常再生ですが、『ジウ』は美咲パートと基子パートは空気感が全然違うので、2回目以降は基子パートは音声なしの早送りしちゃうこともあるんですけれども。

もちろんその絶望的な隔離感は制作側が意図していたことで、そんな二人が最後にどう交わるかというところを見所にして、原作にはないラストを加えて、それがベストシーンになっているのだから、無機質な原作を何とか血の通った温かいものに変えたという意味では善戦健闘とみてよいと思います。

要するに、私にとって多部未華子がヒロイン級で出てるだけで、そのドラマの質がいいものに見えてしまうし、その空間はより長い時間をかけて感じたいものになってしまうのですから、単に好きな女優とか、贔屓目とかを超越して、☆はそれなりにたくさん並んでしまいます。

こんなシアワセを与えてくれる多部ちゃんに感謝、感謝です。
【2011/10/10 23:52】 | Deep Purplin #5I3Trcm2 | [edit]
>「ゆるエロ」って感じ

これイケてる表現ですねw
いままで多部ちゃんにエロっていう言葉は、最も似つかわしくないと思われていたのが、多部ちゃんならではのエロを見せてくれましたからね。

これで役の幅も拡がって、いままでじゃ考えられないような作品、役柄でのオファーが来るかもしれないですね。

>重量級のドラマではないですからね。もともと。

そうなんですよね。
まあ事件もあるけど、基本二人の女刑事のお話っていう感じですからね。

>エクストラ・ボーナスの☆を何個か進呈しないといけないぐらいだと思います。

『それいき』はそれこそ10年にひとつ出るかどうかというぐらいの作品だから、確かにまともな評価を超えますね。

>『ジウ』は美咲パートと基子パートは空気感が全然違うので

いま、2週間ぶりに見直していますが、基子パートはネットをやりながら、美咲は集中してという観かたですねw

>無機質な原作を何とか血の通った温かいものに変えたという意味では善戦健闘とみてよいと思います

確かに・・・、終わった直後はしばらく観たくないなって感じもあったのですが、ふと観たくなって観てみると、重かったり、くどかったと思ってたシーンも味があって、案外ジウジウと何度も楽しめるのかなぁって思っていますw

>単に好きな女優とか、贔屓目とかを超越して、☆はそれなりにたくさん並んでしまいます

それも楽しみの一つですからね。

【2011/10/11 19:15】 | yamarine #- | [edit]












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