“ 1本のクギ ”

 2012-02-07

また、高峰さんの著書からです。

映画づくりに対する彼女の信条が書いてありました。


「映画づくりをビルを建てることに例えるなら、監督も俳優もスタッフも1本のクギ。」

という言葉です。


『ジウ』のインタビューで、黒木さんが主演が醸し出す空気や引っ張っていく力というようなことに言及していましたが、主演をやってみると、自分の存在感ってなんだったのだろうって思うのではないでしょうか。

主演経験が豊富な高峰さんが言われるように、映画制作においては、全員の共同作業っていうのが、実感として相応しいのではないかと思います。


主演の方と言えども、あくまでも大勢の輪の中の一人っていう認識でいるのと、自分がこの映画を支えているんだと意識とでは、ずいぶん現場の空気も違ってきますね。

でも、どちらがいいとか悪いとか言うことでもないような気がします。


その辺は男優と女優とでも大きく違うのでしょうね。


高峰さんは主演作品はたくさんありますが、特異な生い立ちもあって、基本普通の感覚を持っていて、謙虚な方ですから、こういう発言にもなるのだろうと思います。

その点、昔の主演クラスの男優は、今と比べたら強烈な個性を持った人が多かったですら、オレが出てやるからこの映画が出来るんだというような人もいたでしょうね。


そうは言っても、大勢のキャストとスタッフがいて、はじめて映画という芸術が出来上がるわけですから、主演も1本のクギというような意識の役者がいる現場は、いい雰囲気でしょうね。


多部ちゃんは、若い時から主演が多いですが、なんで自分が、っていう気持ちもあったと思いますし、テングになるようなコではないですから、基本、高峰さんと同じように1本の作品を作るための歯車のひとつに過ぎないという謙虚な考え方でやってきたと思いますから、現場では好かれる主演女優なんだと思います。



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